就職
常見さんの修士論文をもとにした本格的な社会学的アプローチからの就活論。日本の就活市場が、新卒一括採用でありながら、大手と中小企業の間にはさまざまな差異(階層性)がみられること、さらに「自由競争」的なイメージ(=競争移動規範)を装った庇護移…
twitterで書いた雑感をまとめたもの。 あくまで学校基本調査統計ベースだけど、前回のゼロ年代中盤における「竹中(溝口)・テーラー介入」のときの大卒就職率推移(2005年:59.7、2006年:63.7、2007年:67.6、2008年:69.6)と今回(2011年:61.6、2012年…
今年度前期でたぶんキャリアデザインの講義をうけもつのは終わり。長かったなあ。10年くらいやってたかな? 毎年テキストや教材は選びなおすんだけど、最後の方はかなり精選されてきた。もう講義も明日で終わり。10年を記念して、最後に(?)おススメの教材…
自分の研究用のメモ視点・論点 「"就活自殺"の背景に迫る」特定非営利活動法人自殺対策支援センター ライフリンク代表 清水康之 http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/167020.html 上記の元データ「就活に関わる意識調査 - 自殺対策支援センターライフリ…
日本の企業の採用が「やる気」重視の採用である、という視点から、面接での発言のあり方、そして現在の日本の就職事情について考察した本。編集から頂戴しました。ありがとうございます。人事が拾う履歴書、聞く面接作者: 佐藤留美出版社/メーカー: 扶桑社発…
常見さんの日本の雇用システムと就職活動、このふたつの切り離せないが、とりあえずは別々の側面を具体的なデータと事例をもって分析した、日本社会論となっている。 まず最近の若者の会社に長期に就社する状況を説明し、また「新卒一括採用」というシステム…
献本頂戴しました。どうもありがとうございます。実はこの種の業界マップは大好きです 笑。いろいろ工夫されているし、ほとんどカラーなので見やすいですからね。冒頭の特集「日本企業は韓国、中国など新興国企業に負けたのか?」も比較優位(とは表現されて…
リンク先 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36011 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36013 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36017
常見さんの仕事術、それは時間管理術でもあるのだが、それを具体的に説明している後半が特に役立つと思う。特に共感するのは、「断らない力」だ。僕も気持ちよく、たいがいの依頼を断らないw 僕の場合はこの「w」がくせものだが、常見さんの前向きな姿勢、…
昨日の夜、三人で就職についてお酒のみながら歓談。タイムシフトでご覧になれます。http://live.nicovideo.jp/watch/lv133489864
だいぶ前に頂戴しながらtwitterでつぶやいただけでブログに感想を書きませんでした。遅れてすみません。これはもう誰もが認める名著でしょう。社会や会社を支える99%以上のふつうの人たち(=ジム)とは何か、どうしてそうなったのか、何をするべきなのか…
ちょっと前に常見さんから頂戴しました。ありがとうございます。この新書は実に中味が濃いですね。本当に半期の就職関連の授業でつかえる教科書です。特に大卒の女子が、就職、妊娠、結婚など人生の三大転機を考える際に、それぞれをバラバラに考えるのでは…
雑誌『POSSE』などで労働問題の相談にも長く経験と積んできた今野氏のブラック企業の実態とそれへの対処方法、そしてブラック企業を含む日本の雇用社会の改革を記した本である。ブラック企業の人を辞めさせる手法の洗練化と複雑化が具体的に書かれていて、特…
常見さんから頂戴しました。ありがとうございます。大学一年生からキャリア教育をすすめるためには、そもそも大学でどんな目的をもちどんな手段でそれを実現していくか、ということが学習の前提としてあるでしょう。これからの四年間の基本設計が、将来の進…
今日発売の『AERA』の就職特集で結構長いコメントを採用していただきました。特定の企業や業界に学生が集中しないように、それぞれがブランドやイメージだけにだまされないように、企業研究を尽くしてほしいと思います。あと経団連の今回の「自主規制」誘導…
新卒市場の変化と現状を淡々とまとめた好著。就職対策の類というよりも、就職市場の俯瞰といえる。僕が気に入ったところは、第5章の「就職に求められる力と働き方」。企業が採用するうえでも最も重視するコミュニケーション能力のぬらりひょんとした特性を…
今日の『夕刊フジ』に親がお子さんにできる就職対策というコンセプトでコメントをよせました。ほかの方とのコメントもかなり調和していて、いい記事です。ぜひ就職を今後されるご家庭の親御さんには一読していただきたいと思います。僕も個人的には親の関与…
取材のときよりもだいぶマイルドというかまるで勉強対策みたいになってるけど、どっちかというと親の就職への関与は「必要悪」的な認識は正直ある。政府が事実上、就職対策(文科省の対策ではなく、マクロ経済対策のそれ)を放棄が長期化している中で、就職…
献本頂戴しました。どうもありがとうございます。これはなかなかこった本です。いや、海老原さんの本は視点と本のつくりが、いわゆる雇用や就職、仕事を扱った本の中では、毎回着想と工夫の点で際立ってます。 今回は日本の雇用問題をめぐる名著だとか注目の…
拙著『偏差値40から良い会社に入る方法』というのはある意味で孤独な本だな、と思っていた。偏差値40台の圧倒的多くの私大の就職市場の様子を自分なりにおそらく日本で初めてその一端を赤裸々に書きとめたつもりだったが、一部の理解以外はなかなか受け入れ…
海老原さんから頂戴しました。どうもありがとうございます。すでに評判の高い本書ですが、プレゼン資料が多ければ多いほどいいという「神話」とか一生懸命働いているつもりでもまったく働いてない、という指摘など、日常の仕事のシーンを的確に摘出して、そ…
本日発売の『週刊東洋経済』に、私のインタビュー記事「「偏差値40からの就活」必勝法」が掲載されます。最近の就職動向を踏まえたもので、拙著『偏差値40から良い会社に入る方法』の補完としてもどうぞ。偏差値40から良い会社に入る方法作者: 田中秀臣出版…
頂戴した本です。どうもありがとうございます。これは頂戴することができて幸運でした。薄い冊子であるにもかかわらず中身はとても充実していて、あっという間に内容にひきつけられて読んでしまいました。不況が長期化する中で、いわゆるブラック企業という…
以前、宮台さんたちの「マル激トーク・オン・ディマンド 」に出演させてもらったときに、学生の就職の話で盛り上がった記憶がある。本書でも冒頭に書かれているように、宮台さんは首都大学で就職支援委員会で委員長と委員を長年経験された。僕もこのブログで…
今年度から始めてキャリア・デザインをすべての時間担当することになった。いままではせいぜい全部で18コマのうち3、4コマ程度であったから大変化である。試行錯誤の連続であり、また外部講師にも助けられたりしてのりきった(まだ試験があるが)講義だっ…
このエントリーをうけての海老原嗣生さんのコメントと僕のコメント、特に前者の海老原さんの意見は重要だと思うのでここにエントリーもうけて掲載。 海老原嗣生 2011/07/25 13:02 田中さん。いつもありがとうございます。今回は、前半厳しい御批評。その部分…
就職の人気ランキングや自分の先輩・知人のいっている企業「だけ」に固執して就職を始めた学生が陥る「虚無のサイクル」をどう救済するか、著者のケーススタディはよくありがちな学生の就職パターンから始まる。この人気ランキングをテレビなど様々な機会で…
自分がいままで就職問題で発言してきた中で、ネットで気楽に読めるものを中心に集めてみました。できれば『偏差値40から良い会社に入る方法』(東洋経済)を直接読んでもらいたいと思います。 ここでは就職市場の問題が、日本の雇用問題、そしてより俯瞰的に…
昨日の深夜、いわゆる「空求人」問題(実際には採用動機がないにもかかわらずなんらかの理由で求人行動を行う企業や組織の存在)は、学生や外国人留学生がハローワークなどを利用することで、新卒市場でもこれから問題になるにではないか、という僕の問題提…
http://diamond.jp/articles/-/10534?page=4偏差値40から良い会社に入る方法作者: 田中秀臣出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2009/11/20メディア: 単行本購入: 29人 クリック: 1,084回この商品を含むブログ (59件) を見る