2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 山田芳裕『泣く男』

見逃していた短編集。初期の太い線の画質から最近の画風に近いものまで満遍なく収録。趣味としては学園ものの「変身男」がいいかな。山田氏の作品はデビュー長編『大正野郎』からのファン。密かに『大正野郎』は同時代的なのでコミックベスト20(多いw)…

キム・アジュン『美女はつらいよ』

このキム・ギドク作品の後にいきなりなんだが、『美女はつらいよ』も見る。 これは韓国で昨年末に公開されて大ヒットした整形社会を風刺したともとれるコメディ。日本公開も日本版もまだなし。英語字幕のVCDで。これはキム・アジュンの魅力が炸裂。というか韓…

キム・ギドク『コースト・ガード』

海岸線を守る軍人の一部隊の規律と人間性が次第に崩壊していく様を描く。いままで見たキム・ギドク映画の中では最も緩い感じの作風。僕が勝手に解釈している清算主義的風土や小宇宙への批判的視座はもちろんある。海岸線に夜中侵入すれば誰何を問わず銃撃、手…

 日本トンデモ本大賞

まあ、見届けるという意味ででかけてきますよw。実際のところ候補にすらならない可能性がありますが、そのときは時間も無駄なんで投票の前に帰ってきますけどもw。 ↑なぜ、田中は今日トンデモ本大賞に出かけるのか? 理由は↓。 「トンだトンキチ」を根拠に…

 日本トンデモ大賞、『日本型ヒーローが世界を救う!』は救われないの巻

候補になるも、プレゼンの失敗(トンデモでないのであたりまえだが)で受賞を逃す。アメコミ研究の必要性を再確認 コメント欄に実況中継してましたが、まあ、あんなものでした。増田さんに代わって受賞したらなんかもらえるなら代理でいただいて増田さんにお…

年金政治(政権vs労組)

年金納付記録消失問題というのは、権丈善一先生の(相変わらず冗長なので2頁後半からを読むことをすすめますが)http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/korunakare85.pdfやすでに当ブログで紹介した権丈コーナーhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20…

 ゾンビ・ローンとゾンビ貸出仮説

驚いた。星・カシャップのゾンビ貸出の話かと思った(^^; http://ja.wikipedia.org/wiki/ZOMBIE-LOAN 英語で!アニメ・マンガ経由。PVは以下 http://www.kaffik.com/perma/0000000035/kaffik_0000000055.html

未来日記w

ITOKさんが教えてくれるまで気がつかなかった。終了していると思ってたのに三日前に新ネタ投下してた。 http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20070625/p1

 アントニオ・カルロス・ジョビン生誕80年

ボサノバ至上主義な田中です。群馬の行き帰りの車の中ではほとんどボサノバしか聞いてません*1。そのわりには曲の名前を憶えるという芸当ができないまま10年以上が経ちましたが、さすがにこの人くらいは曲と顔?とが一致します。以下が今好んで聞いている名…

 BIS日本銀行ネタ+『円の足枷』の懸念

http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070625#p5でのBIS年報ネタなんですが、半分冗談で「BIS年報の日銀政策に関する記事が、日銀主観的な世界で最も(笑)日銀用語にみちた日銀政策の説明だったとしても驚くに当たらないとは思います」と書いたら、本当…

岡田有花『ネットで人生、変わりましたか』

イエス。ただし専門研究の時間とられた、(意外ととられるかもしれないけれどもメールマガジン、ホームページ、このブログはじめ)ほとんど仕事に結び付かない。お仕事の注文がくるのは主に紙媒体の露出を通してでつ*1。 では、何がネットで変わったのでしょ…

猪瀬さん、東京都副知事議会で可決

だいぶ前から決まってたのですが、今日の夜はメールマガジン日本国の研究最初期チームと猪瀬さんとのごく小さい夕食会がありました。予定を組んだ数ヶ月前はまさかみんな今日の日を予想してませんでした。会は気楽な話題が中心でしたが、偶然とはいえこの日…

 石橋湛山、NHK登場

mixiの石橋湛山コミュ経由情報。「その時、歴史が動いた」で石橋湛山がデビュー。 http://www.nhk.or.jp/sonotoki/sonotoki_yotei.html 題名からいうと例えば以下の姜克實先生の著作『晩年の石橋湛山と平和主義―脱冷戦と護憲・軍備全廃の理想を目指して』(…

 オアシス

重度脳性麻痺の女性と社会適応が難しい男とのせちがらい世の中での夢幻的な愛の様相を描いた作品。『ミリオンダラー・ベイビー』でトレーラーハウスに住む母親たちのためにヒロインのボクサーが苦労の末に豪華な家をプレゼントするのだが、喜ばすどころか母…

2007年上半期経済書ベスト5

頭の中は週末締め切りの原稿とと学会逝きで一杯ですが、そんな中でそろそろ上半期も終わりなので今年度読んできた経済書のベスト5をご紹介。思ったより激戦。順位は仮。第5位 鷲田小彌太『夕張問題』(祥伝社新書) あまり期待せずに読み始めたのだが著者…

 沖縄戦集団自決について(by江頭進)

サックス・イースタリー論争を追っていてネットを巡回していたら江頭さんの論説を見つける。僕も基本的に同じ感想ですね。 http://www.res.otaru-uc.ac.jp/~egashira/diary/20070330.htm

ジェフリー・サックス:『週刊東洋経済』論説

今日の『週刊東洋経済』の記事「アフリカ支援の主役になぜ中国が躍り出たのか」。 これは以下で紹介されてる記事の翻訳 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2007/05/jeffrey_sachs_c.html 簡単にいうと世界銀行はインフラの民営化だとか(ウ…

 BIS年報ネタ、円安が「異常」?

ネット上のニュースで配信されてる同年報での円安がキャリートレードなどで「異常」、ゆえに日銀の利上げは好ましい、という話は以下の年報のどこにあるんだろうか? 急いでいるので全部は見れてないけども。ちなみに前にエントリーで書いたけれども国際機関…

明木茂夫『オタク的中国学入門』

ぷぷぷ、これは面白い。巻頭は『電車男』の上海訳、台湾訳を読み比べて、彼岸此岸の訳業について詳細にコメントしているのが笑える。やはりデリダは正しかった(違っ例1 「もう疲れたよパトラッシュ…」を台湾訳はちゃんとパトラッシュに注記をくわえつつ訳…

 岡田斗司夫『「世界征服」は可能か』

下の方のベスト5で今年は裏ベストが不作といいましたたが、さっそくw訂正させていただきます! 裏ベストどころか本格経済論としても読める快著。世界征服がなぜ実現不可能なほど高コストであり、同じ政策目的を実現するにはひょつとしたら市場化が一番では…

 四方田犬彦『先生とわたし』

由良君美と著者の生前18年間の師弟関係とその後を描く同時代史。掛値なしの名著。詳細は書かないが僕と同じ経済思想史の専門家が読めばなにかしらの感慨をもつ記述も一部あるだろう。 先生とわたし作者: 四方田犬彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/06メ…

 イ・ウンジュ『スカーレット・レター』

韓流映画やドラマの魅力にふれて、真っ先にファンになったのが、チェ・ジウ、パク・ソルミの『冬ソナ』組と、ソン・イェジン、イ・ウンジュの『永遠の片想い』組。特にイ・ウンジュの同作品ラストのはにかんだ表情は忘れがたい印象を残した。ところが彼女のファン…

内藤陽介『香港歴史漫郵記』

内藤さんの新刊。ご本人のよる紹介をぜひご覧下さい http://yosukenaito.blog40.fc2.com/blog-entry-767.html 香港歴史漫郵記作者: 内藤陽介出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 2007/06/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る

 ジョン・マクミラン『市場を創る』 

必読の一書。僕のいまの関心である貧困問題について日本の状況に照らし合わせてみると、市場がそれなりに機能しているので経済成長率を高めて、雇用の確保を進めるが貧困対策としてきわめて重要だということがわかる。もちろん貧困問題という視点だけみても…

 『実録・アメリカ超能力部隊』

山羊が可愛そうっす。本当にあった米軍超能力部隊と今日の「復活」への懸念を読みにくい(笑)日本語で記したもの。今週の『週刊文春』で宮崎哲弥氏が誉めたもの。まあ、月末のと学会行きの準備にもなる(?)。僕は正直、日本語の問題としてつまならなかっ…

 我慢の限界、『プラハの恋人』最終巻&『ウェデイング・キャンペーン』

だめ。我慢の限界。途中をすっとばし最終巻へ。なんの不都合もなく接続できた(苦笑)。韓国の警察キャンペーンか? (^^;)。チョン・ドヨンの演技と、むしろ脇役だが『絶対の愛』で好演したガードマン役ハ・ジョンウがいい味だしていると思う。撫で肩体…

 ESPフォーキャストの参考資料(Web2.0の経済予測法)

いつも思うけど会員以外でも全部読みたい(^^;)。いつもは概要でもいいんだけど今日はちょっと全文読みたいw ところでいまさら気がついたけれども下の論文を読んでおくと、小峰先生の予測法がさらに補強されることになるのか。コンセンサス予測(みんな…

上野泰也、Biz Plus:景気を語る

まったく上野さんの見解は妥当だと思いました。むしろ市場参加者の中に例外的な事例(台湾など)を持ち出して日銀の政策を説明する人たちがいることに驚きを感じました。長期間のデフレ不況を体験し、さらにその不安定な脱出局面にある日本での金融政策のス…

Baatarismさんのご尽力で復元しました。どうもありがとうございますm( )m。ただはてぶがずれてしまいそこが修復できず消えてしまいましたことお詫び申し上げます。

 『プラハの恋人』Vol.6

昨日はTSUTAYAの割引デーw。近隣の韓流オバサマたち(たいてい籠持ちで開店から並んでます 汗)と壮絶な新作韓流物レンタルバトルを繰り広げるオレがいる(−−;)。で、勝ったようで負けた収穫がこれ。『チェオクの剣』のあまりにも悲惨な最期で「茶母廃人…