2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧
冒頭は小谷野氏の芥川賞候補作をめぐる自身の選考結果についてのインタビューが収録されている。ここの部分は結構面白い。選考委員が小谷野氏の著作をいかに読解できていないか、を評論的視点と感情的憤りを交差させながら話していて、芥川賞の選考実態につ…
今年度前期でたぶんキャリアデザインの講義をうけもつのは終わり。長かったなあ。10年くらいやってたかな? 毎年テキストや教材は選びなおすんだけど、最後の方はかなり精選されてきた。もう講義も明日で終わり。10年を記念して、最後に(?)おススメの教材…
石原氏の本書のメッセージは明白だ。「センター試験はくだらない。しかしそのくだらなさは、出題者=政府関係機関が、「良い子になってほしい」という要求を「正答」に含ませている点で、深刻な問題をはらんでいる」ということだ。 センター試験、そして今検…
桜林さんの最新作です。日本の自衛隊とそれをサポートする企業群、そして人々の今の状況とその問題が豊富な写真・図版とともに丁寧にそして鋭い批判的な視点とともに書かれています。日本の防衛力を支えているのが、多くは「日本のため」という感情に依存し…
楽しみにしてた舞山秀一氏の作品「依存20」(モデル七菜乃さん)が届く。とてもいい。どこに飾るか思案中。違う作品ももう一点くらい買えばよかった。 下の写真は、スマホで自分で撮ったので、もちろん実物とはまったく別物ですw(念のため)。
ほぼ一年前にTwitterで「おススメのアイドルたちは?」ときいたら多くのお返事を頂戴した。それを集めたのが以下のエントリー「おススメされたアイドルたち」http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20130624#p1である。 このときの情報をもとにいろいろなア…
『電気と工事』(7月号)に寄稿したものの草稿 6月25日夕刻、岩手県滝沢市の岩手産業文化センターで開催されていたAKB48の握手会で、AKB48メンバーが24歳の男性に「襲撃」された。メンバーの入山杏奈、川栄李奈は指を骨折・裂傷、入山は頭部にも裂傷を負う大…
ということで会場はかなり混んだ中での開始でした。みなさん、ありがとうございます。やはり韓国問題、というよりは韓国を嫌う人たち(ムーブメント)への関心も含めてなのかもしれません。会の途中で倉山満さんも登壇していただき感謝です。古谷さんの本は…
会場を間違えてしまいw、慌てタワレコへ。こけぴよの特典会に参加。あおちゃん(二木蒼生ちゃん)がちゃんと名前を覚えていてくれたのが嬉しい(笑)。 初めてメンバーの子達と出会えて、真面目ないい子供たちばかりでこれから成長が楽しみ!サインしてもらっ…
個人的に一番好きなケインズの著作が、読みやすい山形さんの訳で登場。さらに他の訳業に比較してすぐれている点は、本書の意義を簡潔に記した訳者あとがきがあること。日本経済の現状とケインズの古典との関係、その政策的示唆も明白。日本の長期デフレの弊…
若田部さんから頂戴する。感謝。2008年から始まった世界経済危機はひとまず終焉した。しかしこの「終焉」には「奇妙な感覚」が残るというのが本論説のテーマ。この「奇妙な感覚」とは、「今回の経済危機は規模の点ではこれまでの経済危機を上回る可能性があ…
いわゆる嫌韓やネトウヨが喜ぶような類の韓国&朝鮮本とは一線を画したすぐれた対談。やはり見解が近い人同士が話したものが一番面白い。嫌韓やいわゆるネトウヨが好む韓国&朝鮮本は、他国を貶めることで自国や自分のプライドと高めるというどうしようもな…
ジャケ写がまずいい。どんな曲か楽しみ。というかそれと融合したライブが! みんなamazonで予約せよ!!WONDER PARADEアーティスト: しず風/絆~KIZUNA~出版社/メーカー: T-Palette Records発売日: 2014/08/19メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る
倉山史観がわかりやすい見取り図(イラスト)とともに解説されてます。最近、くららの本ばかりとりあげてるような気がしてきた(笑)。まだ頂戴したばかりでペラペラと眺めた程度ですが、ありがとうございます。大間違いの太平洋戦争作者: 倉山満出版社/メー…
久しぶりに、しず風&絆のライブで盛り上がった。楽しい。美空が相変わらず小さいのになんであんなパワーを持っているのか謎だ。他のメンバーも今日はとてもノリがよかった。観客の中に何度も何度も乱入して小さい渦を作り出す。最後にとても小さい男の子と…
倉山満『帝国憲法の真実』はいい本。くららの意見には賛成するところと反対というか「トンデモ?」wと思うところもあるが、この本がいいところは新書では異例なほど参考文献が充実し、また独学者用にコメントや学習の方向が書かれていること。異論があれば…
アベノミクスが開始されてから一年半。その経過と今後を展望するには最適な本のひとつといっていい。本書は主に金融政策(アベノミクスの第一の矢)を巡って意見対立がするどい論者と、さらに第二の矢(財政政策)、第三の矢(成長戦略)についてそれぞれの…
実際の題名は「「やったふり」の産業政策をやめよ」ですが、論説中で例示されている、政府のロボット産業政策への批判を要約するとブログの標題のようになります。政府の成長戦略の大半が「何かをしているようなふり」をしているものであること、またロボッ…
舞川れみさんがtwitterで頻りに称賛していたので気になってみていた七菜乃さんのビジュアル世界に最近嵌ってますw。 その最新の写真集。kindle版で購入したんだけど、とても美しいアート。陽光の中での裸体と、その複雑に浮遊するかのような視線がとてもい…
本書は題名だけみると資産運用の入門書のように思えてしまうが、中味は最も最新で信頼できるアベノミクスの2012年から今日までに至る評価を総合的に分析し、またそれをもとに個々人がどのように資産を考えていくべきかを丁寧に議論した本である。 いわゆる「…
教養(リベラル・アーツ)とは何か、そしてそれをどのように取得していくのか。斉藤さんがイェール大学で学んだ成果を、前著の英語学習から、さらに教養一般まで拡張して論じた好著である。 特に読書のすすめと読書ノートのノウハウは個人的にも実践している…
『書斎の窓』の最新7月号に掲載されている若田部昌澄さんの「経済学史の窓から」。今回は「世界的格差拡大でマルクスとエンゲルスは復活するか?」でトマ・ピケティの『21世紀の資本論』を取り上げています。 ピケティの主張はすでに経済学の教科書(ジョー…
共同通信の取材に応じて、AKB48の握手会再開について長めのコメントをしました。以下のリンク先の『夕刊フジ』のものはだいたいその半分くらいのものです。いろんな新聞でコメントが読めると思いますのでよろしくお願いします。譲れぬAKBの「核心」…握手…
本書のようにツールとしての「思考術」的な切り口で書かせると当代きっての書き手、それが飯田さんである。いままでも「思考の型」を強調した著作があったが、今回は経済学と経営学の境界に位置する話題に注目している。 冒頭では、問題の「分解」の仕方が丁…
7月20日:韓国問題を考えるー古谷経衡『無韓心』出版記念トークイベント 〜」古谷経衡、三井智映子、田中秀臣の三人でお送りましす。いつもの荻窪ベルベットサンで、午後5時半開場、午後6時開演。料金は 1500円(ワンドリンク代込 予約はこちらhttp://velvets…
『anan』で吉田豪氏による長渕剛インタビューが掲載されたり、また長渕剛氏の発言録も出版されたりと、長渕剛を語るベースがここ最近でもかなり提供されている。しかしその資料的ベースを十分に活かした長渕論があるかといえば皆無に等しいといっていいだろ…
大坪ケムタ&田家大知『ゼロからでも始められるアイドル運営』(コア新書)読了。僕がゼロ年代になって見直したのが太宰治の「逃げる」という観念。しばしば就職指導でも「つらくなったら逃げろ(=やめろ)」といってきた。逃げやすい環境をつくるのがリフ…
山形浩生さんが聴きに行った岩田日銀副総裁の講演会。山形さんのレポートやそこで配布された資料(そこへの山形さんのメモ書き)なは、ここ(http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20140630)に詳細です。 個人的にはこのパワポでの雇用関係のシートが重要です…