2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

デイビッド・リカードを語る:後編(AJER動画)

リカードの経済学の核心部分に入る後編です(前編はこちらから)。主著の『経済学及び課税の原理』の内容、成長論、比較優位の簡単なコンセプト(機会費用の説明)、機械論と失業、不況論争、現代の承継者たちなどを語ってます。来週は「セー法則」でおなじ…

ケインズ学会でのコメント

本日のケインズ学会(http://keynes-society.blog.so-net.ne.jp/)でのコメントを以下に。この他に結構、時間を割いて話したのが、上田美和氏の『石橋湛山論』に関連して、「小日本主義」と「大日本主義」という従来の二分法的解釈への上田氏の反論を、僕な…

ケインズ学会で第二日目にコメント参加

明日明後日とケインズ学会です。若菜氏の「石橋湛山とケインズ」報告での討論者として参加します。ケインズ学会盛り上げていきましょう。プログラム 2012年度ケインズ学会 プログラム 於 明治大学駿河台キャンパス第1日 11月23日(金) 受付開始 明治大…

デイビッド・リカードを語る:前編(AJER動画)

スミス、マルサスときて古典派経済学の大御所リカードの回になりました。今回も現代的な視点からの読解に力をいれて倉山満さんとの対談形式で快調にとばしてます。視聴数は完全無視して、専門的でなおかつ大切なことを時間をかけてお話ししてます。ニコニコ…

首都大学東京金曜一時間目「社会思想」11月16日の講義資料

今日の講義に使用する予定のパワポ画像です。最後に此れから利用する参考資料あるので要チェック。先週出した課題は、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』を観て、社会との関連性について論じなさい(2000字以上)、11月30日の講義内で回収予定。 オウム真理教の…

ニッポン放送で臨時パーソナリティに

昨日、13日、ニッポン放送の「高嶋ひでたけの朝ラジ」で、高嶋ひでたけさんの夏休みのため、臨時でパーソナリティを務めました。いや〜、面白かった。早朝なので体調の管理やまた進行などで大変では? と心配していたのですが、アシスタントの石川みゆきさん…

首都大学東京金曜一時間目「社会思想」11月9日の講義資料

今回は、まどか☆マギカと清算主義、そして清算主義とマルサスとの関連、さらに「消滅論」につなげる。以下は講義に利用したパワポ資料。なおブログ読者向けに書けば、マルサスについてはこのエントリーのパワポを改編して利用した。

適菜収『バカを治す』

「バカ」を治す基本方針ー自分が「バカ」であることを自覚して、自らの発言と行動の特性と限界をよくよく反省すること。ここでいう「反省」はごめんなさい、ではなくもちろん我が身を振り返るという意味。 これが本書の基本的なメッセージだと思う。 各論的…

『ももクロニクル』1

編集部から頂戴しました。これにはももいろクローバーZとやった七番勝負の記録も収録されてて、僕も登場しています。 あのときから比べるとももクロも大きくなりましたね。この本はももクロとももクロZの2011年の記録を彼女たちのインタビューや関係者…

ディヴィド・オレル(望月衛訳)『経済学とおともだちになろう』

経済学をかなりシニカルにそして相対的にみているオレルの構想した経済思想史です。古代社会から現代まで、いまの正統派経済学(本書では新古典派的な流れ)もひとつの経済観としてみなし、学派の競合を綺麗に整理して、代替的な学説もかなり万遍なくフォロ…

田中秀臣×麻木久仁子×勝間和代 緊急座談会「危機に立つ日本は復活できるのか?」(11/06(火) 開場:19:57 開演:20:00)

考えてみたら勝間さんとは初めての座談でした。さらに麻木さんと勝間さんとの組み合わせも見たことない。ましてやそのふたりに挟まれた僕にいたっては、どんな風に話が進行するのでしょうかw なんとなくしかわかりませんw テーマは世界経済情勢と日本の政…

内藤陽介『喜望峰 ケープタウンから見る南アフリカ』(切手紀行シリーズ)

内藤さんから頂戴しました。どうもありがとうございます。内藤さんの切手紀行シリーズもいつの間にか五冊目。今回は南アフリカの喜望峰を中心にした郵便学の世界が展開されてます。 まず南アフリカの歴史が、社会、政治、経済の方面から(内藤さんの著作では…

適菜収『日本をダメにしたB層の研究』

「B層」とありますが、もはやオルテガの「大衆」を、さらに先鋭化した適菜さん流の「大衆」のカテゴリーとなっています。相変わらず面白く読むことができました。常見陽介さんの時論のいくつか、中川淳一郎さん、山本一郎@切込隊長などのネット論などにも関…

スティーブン・D・ウィリアムソン『マクロ経済学』Ⅱ応用編

編集から頂戴しました。「新マネタリズム」を標榜する著者の現代マクロ経済学の最先端の教科書です。レベル的には付録の数式を考えると、いまの日本では学部上級のものでしょう。実は僕は本務校のやる気のある面々が集合した国際金融論の講義にこれを利用し…

ホドロフスキー&ヒメナス『メタ・バロン一族』下巻

上巻につづき、ホドロフスキーとヒメナスの奇想と奇画の組み合わせが炸裂している本編。そんなにしらみが好きなのか? とかそのトラウマを探りたい気もしますが(笑。メカと人間の肉弾戦?も本作のモチーフにあるんでしょうか? わかりません(笑。 途中なん…

勝間和代『やせる!』

御本頂戴しました。ありがとうございます。僕が読んだ勝間さんの本の中で最も“難しい”本でした(笑)。「やせる」(本書では都市型の生活を改める、あるいは欧米風の食生活を改めるとも主張されてます)ための理論と実践が非常に具体的に書かれてるのですが…