2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧
フランスのアーティストのメビウス氏が講演会に来ることが日本のマンガ界の一部で話題になり、盛んに喧伝されている。しかし僕は前にも書きましたが、いくつか疑問を抱いていて、できるだけ離れてこの催しを見ていようと思うわけです。単純な疑問は、いまま…
編集部の方からご恵贈いただきました。ありがとうございます。「みずさしたけお」と読むのだそうです。いきなり「みずさしじょうぶ」と読んだそこの人。この人の正体、僕じゃないからね。あともうひとりの人でもないねえ。だって経済学の達人級の人がわかり…
同じ『週刊エコノミスト』での浜田先生の論説です。 1 いまの日本では資産価格に働きかける金融政策が重要である。特に中央銀行は(財務省と相談したり、非伝統的な政策の副作用を心配するのはもっともだが、それでも)、「日本の資産市場が本当の危機に陥…
いま書店にでている『エコノミスト』で拙著『雇用大崩壊』について長文で、実にツボをおさえられた書評を、若田部昌澄さんから頂戴しました。ありがとうございます。次回作も雇用関係になるのではないか、と思いますが、今回の書評をはじめ皆さんからいただ…
今日で、ブログをつけた日数がちょうど1000日になりました。どうもありがとうございます。特別なこともないのですが、お礼を申し述べます。最近はまたコメント欄をフリーに戻したり、デザインを変えたりしましたが、いかがでしょうか? どうもパソコンを…
ITOKさんのmixi日記の紹介がとてもいいので、以下にコピペして紹介します。 情報は多分WHOとCDC(アメリカ疾病予防管理センター)を追えばよいでしょう。 ■WHO | Swine influenza http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/ ■CDC - Influenza (Flu) | Swi…
政経稲門会からのお誘い http://www.seikei-kai.jp/ 今週に入って複数から入会を勧められました 笑。伝統的にというかうわさのレベルで、早稲田出身者は群れないとか、母校の悪口をいったり振り返らないのが母校愛とか、そういうことがいわれてきましたが、…
メキシコ、米国での豚インフルエンザ禍が非常な関心を集めています。本ブログでは、このインフルエンザについて何度か話題にしてきました。以下ではこのブログの過去のインフルエンザ関係のエントリーをまとめ、最後に「パンデミックの経済学」について簡単…
なんだか最近、マンガ関係の話題が多いのですが(笑)。もう書店に出ているようですね。僕も近所の本屋で確認しました。すでにこのエントリーでこの本の印象について書きましたが、最終章のあまりに理念的な切り口(小谷・金田、東)は正直いって意味がわか…
1981年4月号(通算30号)で、メビウスの特集が組まれている。これは当時の制作者たちの自覚によれば、最初の日本人によるインタビューであると書かれている。またインタビューアーの加納正洋氏は記事中で、「日本では本誌79年3月号で“バラッド”が紹介された…
ご恵贈いただきました。ありがとうございます。そのほかに『ドラマコン』、「In the Endー最果ての二人』というソフトバンククリェイティブによるTOKYOPOPからの翻訳も合わせて頂戴しました。本当に感謝いたします。 さてその中で僕が最も注目するのが、この…
明日発売の『週刊東洋経済』に、川原和子さんの『人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた』(NTT出版)の書評を寄稿しました。短い行数でしたが、最近では一番凝ったつくりの書評です。どうかご一読ください。人生の大切なことはおおむね、マン…
以前、お知らせしました、山形浩生さんの連載などユニークな社会評論・ルポが独特の地位をしてている雑誌『ニューモデルマガジンX』の最新号で、ほぼ2ページにわたる長めのインタビューを掲載していただきました。テーマは雇用問題です。現状で麻生政権の景…
安達さんの『恐慌脱出ー危機克服は歴史に学べ』(東洋経済新報社)を頂きました。どうもありがとうございます。その中から激しく同意する上の言葉をとりあえず引用しておきます。これから読ませていただいて時間がとれ次第感想をここに書きます。
漫棚通信ブログ経由で知ったけれども、今年の朝日新聞主催の手塚治虫文化賞が決まったらしい。そのラインナップをみて思わず微苦笑した。 なぜなら去年のマンガベスト10と称してここでとりあげた作品が四作品中3作を占めている。しかも「ダークホース」とい…
昨日のエントリーで少なからぬ義憤を抱いたので基礎的な資料作りとして、雑誌『スターログ』におけるメビウス関係について、予備調査をしたものを紹介していく。ネットでは、メビウスについては『スターログ』で紹介されていたという断片的な情報があるのみ…
僕は内藤さんの著作のファンである。今回もご恵贈いただいた本をみて、「おお!」と驚いたのである。なぜなら僕も内藤さんと同じく、そして多くの切手少年・少女たちと同じように、日本の仏像切手に魅せられたひとりであるからだ。日本人は仏像切手が大好き…
メビウスが日本に来ていろんなところで講演とかするらしい。関東圏だと明治大学で行うらしいが、かなり宣伝されているので、収容人数が1000人超でも入りきれるかどうかおそらくわからないだろう。 ところでメビウスでひとつ疑問なのは、多くの人にとってメビ…
『週刊金融財政事情』に掲載されたもの。『世界経済同時危機』 原田泰+大和総研(日本経済新聞社) 今回の世界経済同時危機は、「100年に一度」という形容でしばしば語られている。しかし本書では、そのような形容は、「100年に一度なら仕方がない」…
サイゾーの連載が確か終わったはずだけど、『MAG X (ニューモデルマガジンX) 』の五月号から新連載が開始。第1回は雑誌のメインな性格にあわせたのか、タタ自動車のナノをまくらに、車の性能だとかでは一慨にくくれない「それ以外の何か」の話題。 ところで…
栗原裕一郎さんの『〈盗作〉の文学史』が、日本推理作家協会賞の「評論その他の部門」を受賞されたそうです。おめでとうございます! http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20090418/1240024648 「「盗作」というテーマの性質からいって、推理作家協会が評価しな…
mixiみてたらイギリスの歌がうまいおばさんの記事の下に「坂本龍一、Twitterはじめる」みたいな記事があった。聞いたことあるけど、ブログやっててそのうえやる意味あるの? そもそもそれどこで売ってるの 笑 誰か教えるべし。特に僕がやって効用があるのか…
「雇用崩壊」か「雇用大崩壊」か?雇用大崩壊―失業率10%時代の到来 (生活人新書)作者: 田中秀臣出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2009/03メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 116回この商品を含むブログ (51件) を見る下のメンツが金利上げ大魔神…
このブログは本来はこんなに長く続けるつもりはなかった。しかしまさかの世界同時不況の発生、それに日本のブログ世界での経済問題についての嘘とでたらめの横行、そして何よりもアメコミ論戦の続きでいまに至る感じである。で、最後のこだわりだけど、評論…
本日はこれから研究会に参加。そのコメントを以下にコピペ。
懇親会の後に、多くの人たちは文化的歌声空間へ 笑。僕はがどうもその種の「文化」が苦手なのと、今日の研究会で知ったいくつかの本を買いたいのでお先に失礼する。本日の研究会も収穫があった。特に中世の経済思想関係で面白い本をいくつか紹介していただい…
新年度の講義の最初の週が終わり、やはり疲れた。テレビはほとんどみない生活習慣なんだけど、昨日の夜は、イチローのホームランがみたかったので、テレ朝の別なフ@イチロー氏がでている番組をボーっとみてしまった。なんでも政治とお金が選挙の論点になり…
四月下旬にようやく出るとのこと。いいたい放題いったわけではないけど(年末の段階ではまだあまり知識が整ってない、まあ、いまもだけど)、校正を加えてそれに近い感じに。 ほかの人たちがどんなことをいっているのか楽しみ。ただ正直、下のイベントの出場…
id:ITOKさんのmixi日記より404 Blog Not Found:こら!たまには実証しろ!! <私が平気で無知をさらしているのは、私より「やってる」経済学者がまず見当たらないということもあります。その経済学の理論を元に、たいして稼いでない私より稼いだ経済学者ってど…
世界各国は明白な需要不足の状況にあって、それに対処するのは、金融政策、財政政策、そのあわせ技といったものを割り当てるのが正しい状況がある。だから総需要喚起政策を支持する動きが言論の場ででてきてもおかしくないのは理解できる。 ところが、最近の…