2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧
古い日銀のひとつのパターンは、リーク問題がある。これについて簡単にメモ書きをしよう。個人的にはこのリーク問題を重視してすでに20数年経過する。黒田日銀では、詳細な政策のなかみが事前に漏れることはほとんどなかった。だが植田日銀はそれを手段とし…
ゾンビ企業というワードがある。個人的には経済学者が安易につかう想像力が不足しているワードだと思う。何年も前からいっていることだが、景気が悪いと「ゾンビ企業」といわれる企業が増えて、景気がよくなると「ゾンビ企業」が減っている。つまり単に総需…
ちなみにコアコアCPIが物価目標2%を超えたのは、2021年10月ではなく、2022年10月から。 そしてこれ以降、総合、コア、コアコアが物価目標を上回っても、それが物価目標を政策対象としての物価がオーバーシュートしたとは黒田日銀はまったく思っていない。 …
たまたま中里透先生が数年前にsynodosに寄稿した論説を読んだので、そこに掲載されていた図表を現時点まで拡張してみた。 なお名目GDPは四半期、株式時価総額は各四半期の最後の月データを利用。 アベノミクス以降での上昇傾向は明らかだが、少なくとも昨年…
www.youtube.com
www.youtube.com
www.zakzak.co.jp
Xポストから。 コロナ禍からまだコロナ禍の後遺症が経済に残る現段階では、前も書いたが物価指標はコアコアCPI(生鮮・エネルギー抜かす消費者物価指数)以外にもいろいろな指標とその動きを「特に」見た方がいいと書いた。 とりあえずコアコアCPIをみてみる…
Xに書いたこと。 自分の意見をもてず、その都度気に入った識者の発言の断片にふらふら影響され、しかも(ここからが重要)その断片で他人を誹謗中傷する匿名を「ファンネル」というらしい(笑。ファンネルが植田日銀のYCC修正は利上げではない、というので、…
これは長期更新予定のエントリー(似たものとしては村上春樹読書メモがあるw)。 カール・メンガーとメンガー文庫についての個人的な勉強メモ メンガーの『国民経済学原理』(初版)をとりあえずドイツ語で読んでいく。幸いにしてネットで読める。翻訳は安…
安西水丸の展示会は二回目(別企画)だが、これもよかった。展示されてた作品で、『村上かるた うさぎおいしーフランス人』をもってないな、と思って古書で注文。 「安西水丸展 村上春樹との仕事から」が村上春樹ライブラリーで開催中 https://brutus.jp/anz…
ポストケインジアン研究会はここ数年、一年に一回以上は出席しているw。僕自身はポストケインジアンではないので、基礎知識が欠けるので今回もできるだけ事前に勉強。浅田統一郎さんの報告への感想は別のエントリーに書いたので省略。 植村博恭(横浜国立大…
土曜は、浅田統一郎さんのMMT的論文の報告をきいて、久しぶりにMMTのお勉強。下に論文はリンク。ケインジアン動学モデルでMMTの要素を解釈するのは個人的にはわかりやすく大変ありがたい貢献だと思う。12個の方程式と12個の変数の体系。この論文のようなモデ…
www.youtube.com
富山県高岡の会場で、富山新聞政経文化懇話会に招いていただき講演してきました。 紙面でもとりあげていただいたようですが、こちらはネットの記事など(有料)。 www.hokkoku.co.jp
www.youtube.com
www.youtube.com
久しぶりの動画配信です。自分で整理するためにも配信してますw www.youtube.com
松崎蔵之助『経済大観』が1902年で日本では初めての本格的なケネー研究だったと書いた。ついでなのでそれ以前の国際的なケネー研究については、ヒッグス『重農学派』(原書刊行1897年)とその参考文献がいい。重農学派の研究は、重農学派への当時の批判者、…
毎週寄稿している『夕刊フジ』「ニュースの裏表」は、今週に行うのではないかとリーク(苦笑)されているかもしれない日銀のマイナス金利解除についてです。おそらく先々週の終わりくらいから今月にマイナス金利解除があるのではとの憶測が高まっていて、そ…
数年前に大塚金之助の詩歌についての論説を書いた。その時に、水田洋先生がその半生記である『ある精神の軌跡』で大塚の人物をかなり批判的に言及していることを知った。実は論説を書いたときには読んでなかったので、いつか読もうかと思い今日まで経ってし…
月刊『電気と工事』での連載151回目は、最近までの日経平均の急騰について書きました。ぜひ店頭・図書館などでご一読ください。もちろん買ってもいいんですよw。 入稿したのはひと月ほど前ですが、日銀のマイナス金利解除の可能性と株価との関係を書いてま…
グローバルサウスという言葉はあまり好きではないが、一応、インド経済論として簡単に去年の秋ぐらいに書いたもの。 グローバルサウスという言葉が2023年の注目ワードだった。どうも厳密な定義はないようだが、ざっくりいうと中国やインドなど、政治や経済、…
Netflixで経済思想史的に役立つ動画はほとんどないが、例外的なのはフローレンス・ピューの熱演が印象的な『聖なる証』。アイルランドのジャガイモ飢饉後の世界だが、その惨状が伝わるドラマ。しかしwikipedia のジャガイモ飢饉の記述が詳しすぎる。 一年ほ…
去年の夏前くらいに雑誌に投稿した論説。基本的な認識ではあまり変わらないが、むしろ中国共産党のデフレ放置にも思える政策状況や中国不動産市場の低迷の深さについては最近さらに悪化している。それについてはここ最近のこのブログでも補っているし、ラジ…
先日、福田徳三研究会があってその席上(オンラインだけどw)、大友敏明先生から松崎蔵之助の『経済大観』(明治35年、1902年)の話がでた。不勉強で知らなかったが、松崎は同書で日本でも先駆的なケネー研究をしていた。大友先生にはご教授に感謝したい。…
中国の不動産市場の不況について、いつものように自分だけのメモ書きである。これもいつものように月例経済報告の図表が便利だ。今年1月の資料から。住宅価格は低迷している。 地方別実質GDP成長率も住宅価格の低迷と連動? 住宅価格の水準順位とGDP順位が同…
今週も人類めつ…じゃないw、ウィークエンド寺ちゃんです。中国の不動産市場不況についてデットオーバハングや清算主義や中国共産党がなぜ積極的な財政・金融政策ができないか、などを話しています。 www.youtube.com
花粉症のために行った病院で待ってるあいだ、国会での戦闘機論争をTVでみていた。で、帰ってからつぶやいたが、長島議員からのレクチャー?もあったので、ここでメモ。 戦闘機論争の概要は以下の記事が便利。 www.nikkei. 記事中の慶大の神保謙教授のコメン…
掲題の話題を専門家ベースで少し収集してみたい。ネットではどんな人(国籍や所属などなど)かわからない匿名さんが、トランプ推しで乱暴な言葉を人にいったりするのをみたりする。逆(反トランプ推し)もあるかもしれないがあまり見かけない。どうしてそん…