2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

河上肇賞、募集中

第五回河上肇賞、募集中です。どうかよろしく。博士論文、どこかに出そうか迷っている原稿などお抱えの方はぜひ応募いただけると幸いです。分野は創作(小説や詩歌など)以外が原則フリーです。例えば、いままでいろんな媒体に書いたものをまとめる形で応募…

ポール・ミュオロ&マシュー・パデュラ『実録サブプライム危機』

ご本頂戴しました。どうもありがとうございます。学期末と原稿締切のダブルにはさまれ、最近、発情・発狂・発見が続く日々をすごしており読む時間がなかなかとれません。本書は400頁を超える大冊であり、おそらくサブプライム・ローンに群がった強欲紳士たち…

『atプラス 01』創刊号

編集の落合さんから頂く。どうもおありがとうございます。アマゾンでは8月4日発表ですので、まだこれからですよね。落合さんからいただいたプレスリリースの情報を以下にコピペしますのでご参考いただければ幸いです。 ◆『atプラス』新創刊について 2009年…

『SPA!』コメント掲載

いま出てる『SPA!』の「ムダ遣い」して何が悪い、でまとめのコメント(写真付 笑)。ご一読ください。 http://spa.fusosha.co.jp/weekly/weekly00008500.php

小学館ノンフィクション大賞&映画ブログ

いま一緒に仕事をしているノンフィクション作家の河合香織さんが、第16回小学館ノンフィクション大賞を受賞されました。どうもおめでとうございます。受賞作は『ウスケボーイズ─日本ワインの革命児たち』というワイン造りについての作品です。概要は下の大賞…

筋肉主義対非筋肉主義?

ブルームバーグよりバーナンキFRB議長再任の是非、ルービニ教授らが論戦−NYT紙 http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003009&sid=aAqBoOur42h8&refer=jp_top_world_news両方とも共通するのは住宅市場の崩壊が不況につながらないと発言している…

住谷磬先生

杉原四郎先生のご葬儀の帰り、京都駅に新幹線が着いたときに、住谷一彦先生が乗り込んでこられ、そこで住谷磬先生(同志社大学名誉教授)がお亡くなりになったことをお聞きしました。大変ショックでした。驚きの方が大きく、また乗車時の混雑ゆえに落ち着い…

宮崎駿の経済学(ミニ講義)

今日は本務校のオープンキャンパスで20分ぐらいで簡単なミニ講義。テーマは高校生対象ということと、論者の特性??を加味して、表題のものにしてみた。野口悠紀雄氏、稲葉さんなどの先駆的業績があるので、わりと経済学になじみやすい『風の谷のナウシカ』…

杉原四郎先生

昨晩、杉原四郎先生(関西大名誉教授・甲南大元学長)がお亡くなりになりました。日本経済思想史研究、経済雑誌研究において、乗り越えることの不可能な、それでいていつまでも心に期して目指すべき偉大な研究者、「経済思想史研究者の師の中の師」とでもい…

日本銀行をめぐる特定の利害について

この人のブログは普段は読んでいない。自分のはてブの関連エントリーにあった題名に釣られて読んでしまい愕然とした。少し前の話題である。「(特定の)利害に配慮した金融政策運営は自殺行為だ」=白川総裁、良くぞ言った http://hongokucho.exblog.jp/8630…

どうしてふたつになるのかな?

たまにあるけど同一エントリーにはてブがつくとふたつに分かれてしまうことがある。urlをみれば違うのは当然なんだけど、なんでわかれる契機が生じるのかなあ? 下のエントリーでは http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090724 が…

岩田規久男『国際金融入門 新版』

1995年にでた名著の新版である。もちろんその後の世界経済の情勢、アジア経済危機、日本の長期停滞、世界同時不況などを簡潔に説明するとともに、ご自身の参加された最新の研究成果(昭和恐慌研究など)、さらには日本の経済問題の根幹にある国際金融面での…

おでん

ソローの成長モデルを定常状態、黄金律、人口成長の効果まで、全部コンビニのおでんで説明した。 今は満足している。

太陽と月が重なるとジュー、じゃなくて日食

なんかkikulogからのアクセスが多いな、と思ったら、「太陽が海にジュ―」の話題でしたか。 http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1247885918 遠野凪子嬢のブログも過去ログ残ってたんだあ。感心感心。遠野嬢のブログは、数日前か…

「中長期のインフレ予想」と日本銀行の政策スタンス

「デフレ・スパイラル」の日本銀行の公式見解を知りたくて検索してて、半年ほど前の総裁記者会見がひっかかり、思わず長く読んでしまい、暗い気持ちにならざるをえなかった。 http://www.boj.or.jp/type/press/kaiken07/kk0901a.pdf(2009年1月22日)…

関係ないなあ

http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20090715/salmon_on_blogging 関係づけられてる梅田望夫氏のインタビューはいま読んだw だから僕の慨嘆とは関係なし。あと参照されてるブログ入門もよくはできてるけど(希望ある名無しさん系初心者には最適かも)、これ…

鈴木淑夫『日本の経済針路』、民主党の政策のバイブル?

民主党の経済政策について論説を書くために購入。利上げ派の家元の書。 さすがに白川日本銀行総裁を「孫弟子」というだけあり、日本銀行が過去と現在にもっていたすべての「日本銀行思想」をフル回転させている。いわく良いデフレとか「強い円」だとか、最近…

選挙の経済学

ずいぶん長くかかったがようやく衆議院が解散である。政権交代の是非をめぐるものだという。ところでこのブログでもかなり長い間、政権交代の可能性を見据えて、いくつもの与野党の経済政策スタンスを検証するエントリーを掲載してきた。 自分でも忘れてしま…

メビウスと日本のマンガ

『ユリイカ』のメビウス特集号に寄稿したものの短縮版。実際に掲載されたのはこの1.5倍の分量。いまはもっと書ける。たぶんこの数倍 笑。校正もしてないし(誤記の指摘などは遠慮してください)、注釈もいまは面倒なので下にぶらさげただけでリンクしてない…

ロバート・J・バーバラ『資本主義のコスト』

ハイマン・ミンスキーは今回の世界同時不況から日本の市場関係者の間でも話題にしばしばなっている経済学者である。最近ではクルーグマンが日本に来たときにちょうど読んでいたようだ。下の画像みたいな感じに。本の感想は下のポスターをにらみつつあとで書く…

「つばさ」よ、あれがオレの光だ

オレの光(またいってる) なんか天候が酷暑から梅雨に戻ったようなむしむしした日ですが、みなさんは体調の維持はどうでしょうか? 僕は今日、用事をすませてから毎朝みているNHK朝ドラの『つばさ』をなんと本日は三回も観てしまいました 笑。 前も書いたん…

げ、出ないのか

kmori58さんのところで知る。 http://d.hatena.ne.jp/kmori58/20090715/p2 民主党も僕の同姓を推薦するぐらいなら、金子さんに選挙区ぐらいサービスしろよ。まじにマクロ経済理解している政治家は希少なんだから 怒

林 信吾 著 葛岡 智恭『今こそ知りたい消費税』

献本いただきました。ありがとうございます。ただ林さんたちと私とではマクロ経済への考え方がまったく違うように思えるのが残念ですが。ご参考までに。今こそ知りたい消費税 (生活人新書)作者: 林信吾,葛岡智恭出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 20…

ガンになる性格?

mixiのニュースネタから。以下の性格はガンになりやすいんだと。1 怒りを表出しない。過去においても現在においても、怒りの感情に気づかないことが多い。 → え〜っと楽にクリアw (証拠)過去にプッツン2 ほかのネガティブな感情、すなわち不安、恐れ、悲…

おいらの(世界10カ国以上の女性公認?)のセクシーボイス&ロボをちょっとだけ聞きたい人は

今日の夜10時40分あたりからのTBSラジオを聞くようにマル。 http://tbs954.jp/ac/index.html

若者はなぜ三年後によく辞めるようになったか仮説を考える

ラジオでコメントしたのをひとつの契機に暫定的な考えをまとめてみた。参考文献は、海老原嗣生さんの『雇用の常識「本当に見えるウソ」』とアカロフ&シラーの『アニマル・スピリット』。 若者の三年離職率激増仮説を調べてみたが、海老原さんの本で紹介され…

中川淳一郎『ウェブはバカと暇人のもの』

暇人のものであることについては、行列を作ってまで人気店で食事をしようとする人たちを例にして『不謹慎な経済学』で書いたことがあるので違和感がない。それと「バカ」というのも形容のしすぎだと思うが、最近も書いたけれども、正直いってプロがネットで…

稲門政経会ブログー「ふたりの若田部」−

早稲田大学の政経の学部、大学院の元在学生が加入する同窓会のブログができたそうです。僕のブログも何気に政経出身者がよくご覧いただいてるそうなので(予測含めて)、告知まで。直近ネタの「ふたりの若田部」エントリーはなかなか微笑ましいものですね。…

祭りにいけず

松尾匡をはだかにする祭りが行われたけど、怠けて行かなかった。専修大学が隣にあればいいのに 笑 祭のまとめ:http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20090711

試用期間切りについてのメモ

間接的に知ったのだが、今年の春に採用された新卒者の人が、ほんの数日出社しただけで、あとは自宅研修(というよりも自宅待機?)を命じられて、そして6月に入る頃に解雇を通知されたという。おそらくこういう事例はいくつもの大学でも報告されているに違…