フェリーペ・スミス『ＭＢＱ』

　ご恵贈いただきました。ありがとうございます。そのほかに『ドラマコン』、「In the Endー最果ての二人』というソフトバンククリェイティブによるTOKYOPOPからの翻訳も合わせて頂戴しました。本当に感謝いたします。

　さてその中で僕が最も注目するのが、このフェリーペ・スミス『ＭＢＱ』です。アメリカの古谷実（しかも初期のパワーに後期の狂気をブレンド）といった感じで、いくつかの異なるキャラの持ち主が並行的に描かれ、それがやがて爆発的な狂気とともに重なり合うんじゃないかな、という気がします。著者のスミス氏は、『モーニング・ツー』での『ピポチュー』をちらりと拝見したところ、女性描写が煽情的な雰囲気をもっていますが、そこに心理的な深みを織り込むことが可能じゃないかと思っています。この『ＭＢＱ』では、いまのところ女性キャラは全面にはでていませんが、巨漢のジョージのキャラが神秘的です。彼の背景をもっと知りたいな。笑
　

MBQ -テイルズ・オブ・LA- 1 (Global Manga Series 11)