2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

知らない事件にコメント使われてワロタ事件

過剰なAKB 48バッシングを批判したコメントが、僕の知らなかった事件で文脈かえて利用されてるwww http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20140130-OYO1T00674.htm

赤井誠『リーダーにカリスマ性はいらない』

日本HPでのLinux事業のプロジェクトリーダーとして、日本のLinux市場を劇的に拡大することに成功した赤井さんの経験から導き出された、組織の中のリーダーシップ論。赤井さんはデフレ問題についてもいわば草の根でリーダーシップを発揮されてきたことも、こ…

渋沢栄一『現代語訳 論語と算盤』&『雨夜譚』

渋沢栄一の『現代語訳 論語と算盤』(ちくま新書)を読んだ。震災の数日前に買ったまま積読。やはり読みやすい。ついでに渋沢の自伝の『雨夜譚』も再読。岩崎の成功は藩札改革などの貨幣・金融制度改革や資産運用のノウハウを公組織(藩、幕府、新政府、フラ…

朝日新聞(デジタル版&愛知版)でコメント

デジタル版では、この「ようこそご当地アイドル 記者・加藤勇介が推す」の中でコメントしています。しず風&絆について強力に推したコメントもしたのですが、掲載されているのは名古屋地区の経済状況とSKE48関連でした。 デジタル版のリンク先はこちら http:…

「給料アップしてATM手数料もアップ 大銀行の「傲慢」」in『週刊現代』にコメント

『週刊現代』2月8号にコメント。週刊現代 2014年 2/8号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/01/24メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る

河上肇賞授賞式から推しごとへ

本日は、川口有美子さんの河上肇賞奨励賞授与式に出席しました。審査委員を代表して講評を述べさせていただきました。基本的に本日発売した『環』67号掲載の審査経過を中心に話させていただきましたが、河上肇賞の趣旨である「時代と格闘する書き手」という…

橘川武郎『日本のエネルギー問題』

日本のエネルギー政策をどのような方向性で考えていくか。この求められているわりには客観的な議論に乏しい話題について、著者は「リアルでポジティブな原発のたたみ方」を目的にして、現実性・総合性・国際性・地域性の四つの視点から詳細な検討を行ってい…

大石泰彦氏死去

報道によると東京大学名誉教授大石泰彦氏が死去されたという。お悔やみ申し上げます。僕の学部生時代(1980年〜85年)は、まだ大石氏や千種義人氏らの経済学入門書が店頭に多くあってテキストにも指定されていた。特に大石氏と親交のあった伊達邦春先生の講…

朝日新聞文化欄「“卒業宣言”なぜするの?」にコメント

本日の朝日新聞朝刊文化欄にコメント。大島優子さんの「卒業宣言」をめぐるコメント。ご一読ください。ネットでも読めます。 http://www.asahi.com/articles/ASG1N5RGGG1NUCVL02F.html

『日経マネー』2013年3月号「アイドルと景気の関係」(三井智映子&田中秀臣&上野泰也)

“美人すぎるアナリスト”三井智映子さんが司会で、エコノミストの上野泰也氏、僕の三人で全6ページにもわたって「アイドルと景気の関係」を語りました。アベノミクスの評価では上野氏と僕は対立しますが、アイドルについては協力??して、面白い対談になって…

三田紀房『インベスターZ』1巻&2巻

久しぶりに読んだ本格的経済マンガなんだけど、かなり説教臭い。中学生が主人公なのでどうしても物語にヤバさが足りない。荒唐無稽な設定が前記の「説教」で歯止めがかかってマンガ化してない感じ。これからの大化けにぜひ期待したい。ドラゴン桜はわりと好…

有吉ジャポン:ご当地アイドル特集に出演

というわけで各所で話題になった「有吉ジャポン」(関東は1月18日0時35分放送)のご当地アイドル特集に出演しました。関西や九州などはこれから放送されるみたいですが。12月10日の夜に東京の中華料理店の楼蘭に、吉田豪さん、ピストルさん、山村哲也さん、…

川上弘美『ニシノユキヒコの恋と冒険』

偶々、映画の予告編をみて興味をひかれて原作を購入。これがとてもいい。川上作品は読んだことがあったかな?(『蛇を踏む』とか読んだかも)。ニシノユキヒコの恋と冒険(新潮文庫)作者: 川上弘美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/01/31メディア: Kind…

最新の「リフレ派」の経済学を知るための必読の三冊をご紹介

デフレを脱却して低インフレ状態に移行し、経済を安定化させる人たちを「リフレ派」という。このリフレ派の立場を、アベノミクス発動以降、または消費税増税の影響などを見据えたうえで、解説した最新の本を三冊紹介したい。 一冊目は『リフレが日本経済を復…

杉原志啓&富岡幸一郎(編著)『稀代のジャーナリスト 徳富蘇峰 1863-1957』

徳富蘇峰の現代的意義を考える意味では最適のガイドブックといっていい。いまでも僕の周囲をみただけでも、徳富蘇峰の初期の著作(平民主義を唱えた時期のもの)には一定の評価を下すものの、その他の「大日本主義」的な発言、政治や言論界での「体制側」の…

去年、一番よかった読書経験:『ザ・ベストテン』から『トットチャンネル』

去年もっともよかった読書体験は、山田修爾『ザ・ベストテン』⇒黒柳徹子『トットチャンネル』⇒『窓際のトットちゃん』(なぜかこのベストセラーは読んでなかった)に至る読書経験。いま手元には彼女の評伝(北川登園『トットちゃんの万華鏡』)あるけど積読…

ヴァーツラフ・クラウス『「環境主義」は本当に正しいのか?』

若田部昌澄さんの監修・解説つきだが、いままでなぜか読んだことがなかった。今日、たまたま入手したのでざっと読んでみるが、面白い。特に「環境主義」(地球温暖化に関わる小さなリスクを喧伝して予防原則を過度に推し進める人たちの立場)への言及は、地…

日本銀行「生活意識アンケート」雑感、BEI図表(財務省HP版)

日本銀行の生活意識アンケート。報道では景況感が話題だ。ところでこのアンケートにも1年後、5年後の物価予想調査がある。 5年後の方は消費税の影響を修正しているが、安定している感じ。僕はあまりこのアンケート調査は重視してない人なので参考まで。 http…

ロバート・J・シラー『それでも金融はすばらしい』

2013年ノーベル経済学賞を受賞したロバート・シラーの金融資本主義についての啓蒙書だ。分厚い本だが、訳が読みやすいこと、文字が大きいこともあってわりと短時間で読める。訳者のひとり、山形浩生さんがあとがきを詳細に書いているのでまず全体を知りたい…

財界首脳の発言「円安で株高はおかしい」はおかしい

財界首脳の新年の発言を伝える記事に「円安で株高はおかしい」というむねの記載があった。財界首脳といっても経営はさておき、経済しかもマクロ経済についてそれほど詳しいわけもない。ただ社会的な影響はあるだろうし、こういう記事をみて「財界首脳がいう…

ちろう責任編集『指原莉乃に会いに行く』

宇野常寛さんが数日前に高い評価を与えていたのをTwitterで知り、すぐに注文。迅速に送っていただいて、読みだしたら止まらない。これは面白い! 特にちろうさんの書いた文章には、さっしーへの情熱はもちろんだけど、それ以前に、好きな対象への間合いの取…

カプランのソ連型共産主義論

アレックス・タバロック 「サミュエルソンの過ち 〜ソビエト経済の将来に関する度重なる予測の誤り〜」というブログエントリーを読んで、そこにリンクされていたブライアン・カプランのソ連型共産主義の経済的側面についての解説を読んだ。 なぜソ連型共産主…

ナシーム・ニコラス・タレブの“失敗”と日本の市場関係者やエコノミストの長期国債への定番的物言い

John Azizの記事より。 http://theweek.com/article/index/254694/nassim-taleb-used-to-be-my-hero-but-today-hes-just-plain-wrong タレブはリーマンショック後の米国の経済政策(大胆な金融緩和と積極的な財政政策)を批判し、国債価格の低下(=国債金利…

日本の自殺と経済回復・停滞

一昨年9年ぶりに年間自殺者数が3万人を割った。昨年(2013年)についてもほぼ一昨年と同様の傾向が続いていて、内閣府の統計ページではまだ昨年11月までの数字しか掲載されていないが、12月の数字次第では年間の自殺者数の減少が傾向として続く可能性がある…

麻生財務相の「デフレの色消えた」発言や消費税増税10%目指す発言への雑感

twitterでつぶやいたことに文章多少付加。。 「デフレの色消えた」という麻生副総理の発言が、かのロイターにのって流れてきた。このメッセージは重要。デフレ退治を最終段階までやる意志がないという「表明」かもね 笑)。 ちなみにまじめな話、デフレの色…

アンドレ・オルレアン『価値の帝国 経済学を再生する』

非正統派経済学だが、かなり楽しめる内容だった。詳細な説明はもちろん同書を読むべきだが、ポイントは以下の通り。1)貨幣は「市場秩序」の中核 2)貨幣は、絶対的流動性(他の人々が絶対的に欲するもの)として社会的に満場一致で承認されている。このこ…

ルビーニの2014年経済展望

ルビーニの書いたものは、有料メルマガで読む気はあまりしなくて、久しぶりに無銭(アイドルの現場用語w)なので読んでみた。僕はわりとルビーニには辛辣な態度をとってういて、彼は『大いなる不安』でも自分の「予測」の妥当性と先見性を売りにしているよ…

栗原裕一郎「慎太郎と龍」(in『すばる』2014年2月号)

村上龍と石原慎太郎の類似性を日本という共同体への「嫌悪」であることに注目した論説。 特に面白く思ったのが、村上龍の「嫌悪」の変化だ。『愛と幻想のファッシズム』では、日本の戦後民主主義を代表とする「戦後のすべて」が嫌悪の対象となっていた。とこ…

倉山満『嘘だらけの日韓近現代史』

「日米」「日中」に続く「嘘だらけシリーズ」の当面の締めくくりになる著作。いつものことだが、日本の教育界や新聞・テレビなどで散見される「通説」(本書では「通説」を便宜的に韓国の歴史教科書に求めている。この対応はわかりやすい)を批判的に、しか…

アゴタ・クリストフ

去年の夏に堀茂樹氏、僕、内田樹氏との三者のシンポジウムが企画されたけど、どうもぼくが内田樹氏がかかわった『脱グローバル論』を批判したことが契機で、内田氏側から話が流れてしまったようだ。個人的にはまあ、そういう流れはよくあるので、しゃあない…