アゴタ・クリストフ

 去年の夏に堀茂樹氏、僕、内田樹氏との三者のシンポジウムが企画されたけど、どうもぼくが内田樹氏がかかわった『脱グローバル論』を批判したことが契機で、内田氏側から話が流れてしまったようだ。個人的にはまあ、そういう流れはよくあるので、しゃあないな、と思うようにしている(笑)。

 ところでそのときにシンポジウムにそなえて(いつもすることなのだが)、どんな貢献をその人たちがしているか一応、調べて読めるものは読んでおくようにしている。堀茂樹氏の場合は、訳書ぐらいしかすぐに読めるものがなかったので、アゴタ・クリストフの『悪童日記』を読んだ。これがヒット。その続編にあたる『ふたりの証拠』『第三の嘘』そして独立してはいるが関連性の高い『昨日』を次々に読んだ。去年もっともはまった作家のひとりになった。他に二冊くらい積読にしているのでこの休みのうちに(といってもあと数日だが)読む予定。

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)

昨日 (ハヤカワepi文庫)

昨日 (ハヤカワepi文庫)