本日は、川口有美子さんの河上肇賞奨励賞授与式に出席しました。審査委員を代表して講評を述べさせていただきました。基本的に本日発売した『環』67号掲載の審査経過を中心に話させていただきましたが、河上肇賞の趣旨である「時代と格闘する書き手」という資格を川口さんほどみたしている人はそれほど多くないと思います。本当におめでとうございました。受賞作の「生存の技法ーALSの人口呼吸法を巡る葛藤」は、日本と諸外国の「生」と「死」の考え方をめぐるずれ、そしてALSの患者さん、ご家族など周囲の方々が直面している制度とのコンフリクトが非常に具体的に書かれたものです。本作がさらにブラッシュアップされて世の中に公表されることを願っています。
ちなみに藤原書店主催の河上肇賞奨励賞を「生存の技法」で受賞したことは、川口さんとちょっと式の前にお話ししてわかったことですが、とても面白い表題の決め方だったんですね。藤原社長も下記の「生の技法」の思い出に言及されていて印象的でした。時代はめぐっているのですね。着実にすすみながら。

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環 vol.56 〔特集・医療大革命〕 (学芸総合誌・季刊『環 歴史・環境・文明』 2014年冬号)
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授賞式の写真を川口さんのフェイスブックからゲットw
さてその後にお仕事ならぬ推しごとに行ってきました。
池袋のアイドルドランカーに。もちろん、さっちゃんとしず風&絆のみんなを見に! でも、さっちゃんには間に合わなかった。御免なさい! でもファンの人が僕用に!!と撮っておいていただいたチェキに、さっちゃんが書き込んでくれました。どなたか存知あげませんが、ファンいや一座の一員として感謝です! もちろんさっちゃんにも!
しず風&絆の第二部冒頭の楽曲は初めて聴いたけど、とてもよかった。ダンスがとくに素晴らしい。きれとエロスの配分が見事。