2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

上野泰也『トップエコノミストの経済サキ読み術』

上野さんから献本いただきました。ありがとうございます。上野さんとは現在の日本のマクロ経済についての見解は異なるのですが、共通するところもあるのです。それは本書にも収録されているアイドルの特徴と景気変動をめぐる考察に関する部分です。この点に…

富裕層向き会員雑誌『Nile's NILE(ナイルス・ナイル)』10月号で愛と利己心を豪華グラビア見開きで語ります

という掲題の企画をうけました。今日発売だと聞いてますがまだ手元にはきてないのでどんな感じに完成したのか楽しみにしています。自分の人生の歩みとか、卒業論文の「愛と情念の経済学」の話とか、また大学四年生のときのヨーロッパ放浪とその後に読んだア…

乳首と稀少性の経済学(?)in『週刊現代』2015年10月10日号

昼寝をしていてうとうとしたときに、うっかり取材にこたえたら、乳首の経済合理性と、また山口百恵の乳首問題について語り、なんとサンズエンタテインメント会長野田義治氏の意見を補足していました。かなり珍しく興味深い、面白い企画です。週刊現代 2015年…

古谷経衡『左翼も右翼もウソばかり』発刊記念トークイベント:動画など

史上まれにみるぐだぐだトークイベントでしたが、僕や古谷さんの芸風とひたすら真剣に取り組む須藤さんとの対比が楽しいかと思いますw。 動画はこちらから。 http://www.ustream.tv/recorded/74341515左翼も右翼もウソばかり (新潮新書)作者: 古谷経衡出版…

PIP小論&リリースイベント、「アイドルが作るアイドル」の解はPIPのこの六人だった

アイドルグループPIPについて短い「作文」(by PIPの小室志織談)を寄稿しました。かなり読まれたようでよかったです。http://biz-journal.jp/2015/09/post_11710.html そしてPIPのリリースイベントで吉祥寺と久しぶりに柏にも行ってきました。以下はそのと…

古谷経衡『左翼も右翼もウソばかり』

詳しい感想は明日のトークイベントで話すけど、ここ最近の古谷さんの主張を総展望できるいわば「古谷経衡入門」という感じだ。ただし古谷さんの「嫉妬」論の観点が入ってないのでそれは他の著作を読んでほしい。 個人的にはやはり第三章の「安倍首相が「危険…

文科省通知での「人文系学部廃止」についてのメモ

この6月8日の文科省通知の官僚文学をめぐって、政府が「人文系学部」を廃止にかかっているという超訳が国際社会にまで出回っている。http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/002/siryo/attach/1360412.htm簡単にいうと不出来な官僚文学による「…

姫乃たま『潜行 地下アイドルの人に言えない生活』

中森明夫さんの推薦をきいてすぐに購入即時読了。もっと丁寧なレビューがでてくるだろうから、簡単に書くと1)文章に個性がある、特に「地下アイドルの耳の痛い話」まで。2)対談は正直余分だが、ゆっふいーとのものはアイドルの将来を考える上で示唆的、…

岩田温氏の安保法制論争下のブログ記事&『逆説の政治哲学』のおススメ

岩田温さんとは一回、古谷経衡さんと舞川れみさん、アイドルのPIPのメンバーと一緒にトークイベントを行った。その記録は動画で見ることができるのでチェックしてほしいが、当時の次世代の党を支持していたので僕とはかなり政治的な志向が違うがなかなか鋭い…

10月16日金曜:トークイベント:中国「ブラックマンデー」と日本経済のゆくえ〜『「30万人都市」が日本を救う!』刊行記念〜(出演:麻木久仁子、飯田泰之、田中秀臣、主催:藤原書店)in 荻窪ベルベットサン

10月16日(金)に藤原書店主催で以下のトークイベントを行います。トークイベント:中国「ブラックマンデー」と日本経済のゆくえ〜『「30万人都市」が日本を救う!』刊行記念〜 時間;OPEN19:00 START19:30 料金 CHARGE¥2000(+1D¥500) 【出演】麻木久仁子…

10月9日八重洲イブニングラボ講演会『アベノミクス再起動に必要な3つの決断』(上念司、田中秀臣、片岡剛士)

上念さん、片岡さんとの三人の講演会が予定されています。とりあえず当面最大の政治課題だった安保法制が成立し、その政治的闘争の熱狂も冷めない現在ですが、10月の初旬までには経済的なさまざまな動きもあることかと思います。まとめて三人で議論していけ…

9月28日(月)開催予定!トークイベント『左翼も右翼もウソばかり』(新潮新書)発刊記念。 出演:古谷経衡、田中秀臣、須藤櫻子

古谷さんの新しくでた話題作『左翼も右翼もウソばかり』を巡るトークを開催します! 発売たちまちアマゾンランキングで「社会一般」部門1位に! 田中も古谷さんの読者としては筋金入りですがw この本をめぐって最新の左翼、右翼問題を語れるのがいまから楽…

『「30万人都市」が日本を救う! 』(藤原書店) (麻木久仁子 ・飯田泰之・田中秀臣著)田中秀臣編

消費税増税で失速した「アベノミクス」3年目を直撃する「中国バブル崩壊」を、日本経済はいかにして乗り越えるのか? 目前のデフレ脱却と経済不安、および不可避の人口減少という、短期・長期両面の動向を視野に収め、「縮小日本の着地点」をクリアに論じた…

上念司『経済用語 悪魔の辞典』

日々の経済や社会問題のニュースでしばしば見かける言葉に、上念さんらしい皮肉とエスプリ、そしてするどい批判で書かれた便利な経済用語集。序にもあるが本書はピアスの『悪魔の辞典』を高校のとき読んだ経験へのオマージュにもなっていて、上念さんの思想…

最近の時事問題を考えるためのブックガイド(2015年秋)

集団的自衛権や平和安全法制についてベストな本は小川和久氏の『日本人が知らない集団的自衛権』だ。Q&A方式で丁寧に解説されている。法解釈から政策レベルまでわかりやすく具体的なので、集団的自衛権を認めることや平和安全法制に賛成・反対と頭からきめ…

PIP(ピー・アイ・ピー:Platonics Idol Platform )、初のCD「僕を信じて」リリイベ便乗でメンバー紹介

PIPのメンバーとはトークイベントで何度も一緒にしてきた。ライブにもいままでかなり行っているお気に入りグループ。いろいろ試行錯誤、苦難の連続で、メンバーも当初在籍した人数から半数にまで減少。そのスリルとサスペンス、いやまじめにいえば、この小さ…

映画『天空の蜂』

近所のシネコンでレイトショー。見ようかどうかとても迷った。日本映画のエンタメではやはりウエットな部分と怒鳴り声的演技とでもいうものがとても気になり満足なものがあまりないので、DVDでみるのが定番だが。平均点以上の出来なのだけど、やはり上記の諸…

竹森俊平『欧州統合、ギリシャに死す』

ギリシャ危機、そして共通通貨ユーロの行方を考える良書。独白形式なので読みやすい。自国の経済的利益を最優先としてユーロ圏の現状維持を志向するドイツと文化的利益を優先するフランスによって成立しているユーロという歪んだ通貨をめぐる分析。ギリシャ…

「特別企画 TVドラマの女優たち「あの役」が最高なんです!」in『週刊現代』

今日発売の『週刊現代』で過去のTVドラマに出ていた女優とそのドラマを五本選びました。まだ僕も読んでないのですが、同誌のこの種の企画は毎回楽しんで、しかも経済と同じくらい熱心にやってます(笑。お楽しみください。週刊現代 2015年 10/3 号 [雑誌]出…

ミシェル・ウエルベック『服従』

『服従』はパロディ小説だと思いました。しかも政治や社会全体のパロディではなく、男性の“パイプ”(本書参照)を巡るパロディであり、現実の政治やイスラーム「国」などと重ねるのは誤読に陥る可能性が高いと思います。なので最後の佐藤優氏の解説は、まあ…

経済学の異端と反経済学の意味

今回の『経済セミナー増刊総力ガイド! これからの経済学 マルクス、ピケティ、その先へ』(日本評論社)は経済学の入門ガイド的な側面が強いので個人的には実はさほど役にたつものがなかった(入門者向きということ)。 その中では冒頭の岩井・橋本・若田部…

書評再録:松嶋敦茂『功利主義は生き残るか』(『週刊東洋経済』掲載)

10年くらい前に書いた書評。松嶋氏のこの本はとてつもなく難しかった。『週刊 東洋経済』『功利主義は生き残るか』松嶋敦茂評者:田中秀臣 経済政策を評価する基準としてどんな価値判断を採用するか。この基本的な問題について同書は徹底的で、また経済思想…

世界が終わった夜、哀しみの音楽が流れる…blacksheep最新作『+ -Beast- 』

全国発売に先駆けてかなり前に頂戴しました。ありがとうございます。西島大介さんの手になるカラーのキャラクター設定集など豪華な内容に加えて、富野由悠季氏の言葉も添えるというどこまでも凝った世界観。また初期設定資料&初期ストーリー原案もベルサン…

Chelip『Change the Power!!! 』感想!

知人の木村さんからおすそ分けいただきました。ちゃんとメンバーのサイン入り!。ありがたいかぎりです。 鳥取のアイドルで、サンミュージックアカデミー米子校出身の女の子たちがいるというのは、さんみゅ〜を推していましたので知っていましたが、なかなか…

岩井克人・橋本努・若田部昌澄「経済学はどこから来て、どこに向かうのか?」『経済セミナー増刊総力ガイド!これからの経済学 マルクス、ピケティ、その先へ』

この対談は面白い。これからの資本主義の正しさの欠如(倫理的判断基準の不在)が大きな論点。マルクスで現在の資本主義を考える不適切さ。ピケティの『21世紀の資本』の限界の指摘と、それにもかかわらず本人が十分気付いていない議論の可能性の指摘。 スミス…

ジュリア・カジェ『なぜネット社会ほど権力の暴走を招くのか』

原題は「メディアを救えー資本主義、参加型資金調達そして民主主義』で、翻訳題名はあまり出来がよくない。僕に限っていえば、ずっとメディア論オンリーの本であって、経済学の本だということに気が付くのが遅れてしまった。本書は、日本では類書が不足して…

片岡剛士「所得支え成長への期待高めよ」in朝日新聞:耕論

ポストに投函されてすぐに読んだがほぼ同じぐらいにネットにも上がってた。 http://www.asahi.com/articles/DA3S11958765.html 岩本康志との対決企画的な感じだが、岩本氏の意見はすでにいろんなところで反論を我々はしているので省略して、片岡さんのものだ…

佐野研二郎エンブレム問題から考える「オリジナリティ」と「インターネット」inニコニコ生放送公式に出演

完全に門外漢でしたが、なぜかインターネット炎上専門家枠(?)として出演しました。個人的にはとても面白く勉強になる出演でしたね。言論・表現の自由、インターネット炎上、アーキテクチャ―規制、著作権とTPP問題、民主主義、そしていまの日本のオリンピ…

チャイナショック、消費税増税とデフレ:片岡剛士、古谷経衡、田中秀臣、須藤櫻子、PIP(空井美友、濱野舞衣香)

盛況でした。ありがとうございました。経済トーク自体のポイントはいくつかありましたが、1)消費税増税による消費の(きわめて低いトレンドでの)下方への落込みが回復しないどころか、L字型になっている。2)消費の低迷が経済を低迷させている。3)チャ…

荻窪ベルベットサンでのトークライブ記録

荻窪ベルベットサンのトークライブの歴史を振り返る! 途中から古谷経衡さんとの事実上のコラボに変身し企画が加速しているのがわかるかと思います。全部2015年9月7日現在で33回。出演者数は総計52名。(33)2015年9月7日:チャイナショック、消費税増税と…