2015-09-13から1日間の記事一覧

ミシェル・ウエルベック『服従』

『服従』はパロディ小説だと思いました。しかも政治や社会全体のパロディではなく、男性の“パイプ”(本書参照)を巡るパロディであり、現実の政治やイスラーム「国」などと重ねるのは誤読に陥る可能性が高いと思います。なので最後の佐藤優氏の解説は、まあ…

経済学の異端と反経済学の意味

今回の『経済セミナー増刊総力ガイド! これからの経済学 マルクス、ピケティ、その先へ』(日本評論社)は経済学の入門ガイド的な側面が強いので個人的には実はさほど役にたつものがなかった(入門者向きということ)。 その中では冒頭の岩井・橋本・若田部…