近所のシネコンでレイトショー。見ようかどうかとても迷った。日本映画のエンタメではやはりウエットな部分と怒鳴り声的演技とでもいうものがとても気になり満足なものがあまりないので、DVDでみるのが定番だが。平均点以上の出来なのだけど、やはり上記の諸点がとても気になった。簡単にいうと私的動機がどうしても「国」や「社会」への怒り=犯行に結びつく想像をみている人に伝えるのを失敗している。なのでそこを情感でブリッジするといういつものワンパターンになっている。ネタバレになるので具体的に書かないが、主人公の技官の「活躍」「暴走」があまりにもマンガである。脇役陣がかなり頑張ってて、仲間由紀絵が特に妙なエロスを発散していて気になる。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/11/13
- メディア: 文庫
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