2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ボ版・経済論戦その3

ここhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080530#p2の続き3 反経済学 金子氏らの「セーフィティネットの経済学」は、構造問題主義への批判だけではない。彼らの経済思想は、そのルーツにおいて反経済学的思考と類縁性が強い。このことは金子氏の経済論…

栗原裕一郎他『音楽誌が書かないJポップ批評 Mr.Children』

何気にゲットw。あら、町口哲生氏(三木清についての著作『帝国の形而上学』で著名)もミスチルの幸福論で書いていて興味をひかれる。栗原さんのap bank、ホワイトバンドネタは面白い。そうか、最近ラジオを聴いてるとやたら流れてる昔の笹川なんとかと同じ…

エヴァンゲリオンの経済学と兜木励悟『エヴァンゲリオン研究序説Ⅱ』

新劇場版を先週みたけれども予告編が面白かった 笑。エヴァは経済学の対象にはならないだろうな、と思ったけれどもよく考えたらガンダムよりもある意味でチャレンジングな対象かもしれない。ガンダムの方はイケメンガンダムを始め、わりと経済戦争的な要素だ…

白川方明『現代の金融政策』

頂き物。うっかり研究費で購入し忘れてたので大変あり難い。しかし不思議と読んだ気になっていたわけだが。 この本については阿部氏の書評:http://facta.co.jp/blog/archives/20080409000651.html また若田部さんの直言:http://seiji.yahoo.co.jp/column/a…

ボ版・経済論戦その2

いままでの投稿(ボ版は基本的に内容は無保証)ボツ版・経済論戦その1http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080529#p22 構造問題主義

ボツ原稿版・経済論戦その1

途中でえいや!と自ら清水の舞台から飛び降り(高さ12m,平均生存率5%程度)企画変更したので使わなくなった原稿を何回かにわけて投稿。

無差別の法則

さっきまでスザンヌと木下優樹菜が同じ人だと思ってた事件

菊池信輝『それはないでしょ!? 日本の政治』

名著『財界とは何か』の著者の新作。菊池さんとは一度、二年くらい前に山形さんちのパーティーでお会いしましたね。そういえばそのとき大変お優しい守岡桜さんとかカリスマ的な魅力を放ってた前に座ってた長身の美女ら、山形さんの人脈の濃さに感心したもの…

中川秀直『官僚国家の崩壊』

「週刊上杉隆」http://diamond.jp/series/uesugi/10028/?page=2より :ところが今回、中川氏が自らスキャンダルに言及することで、永田町的にはすべての「禊」を済ませたということになる。略 また、キングメーカーである同派顧問の森喜朗元首相からは、「次…

小田切博:「クールジャパン」 と 「MANGA」

ユリイカ最新号掲載のboxmanさんの論説。マンガラブーでは川原和子さん関連の同人誌の話題。両方ともあとで購入予定。boxmanさんの論説は草稿段階で拝読させていただきとても示唆をうけた。伊藤剛さんの『思想地図』にかかれている論説を合わせて読むといい…

男はつらいよ40周年

ということで思い出したけれども、記憶に間違いがなければいまから37、8年くらい前にハワイ東京間の日航機の中で『男はつらいよ』の第1作を当時小学3,4年生の僕は見ていて結構楽しんだように思う。というか男はつらいよシリーズはこの第1作しかみてない…

備忘録:ロバート・シラー近刊

なんかはてなアンテナの調子が悪い。サブプライム問題関連の書籍。7月にでるみたい。憶えておかないと。 The Subprime Solution: How Today's Global Financial Crisis Happened, and What to Do About It作者: Robert J. Shiller出版社/メーカー: Princeton…

ブログってやつは(当ブログ(はてな版)もまる二年です)

finalventさん経由■ブログの開設期間は、1年〜2年がもっとも多く28.7%。→該当(ここもちょうど二年)■ブログの1日の平均アクセス数で500を超えるものは、2.3%。→該当(1000〜1400くらい)平均アクセス数50以下(わからないも含む)のブログが全体の75%を超え…

日銀政策審議委員候補に池尾和人氏を

だそうです。NHKニュースを見て。要するにマクロ金融政策は日銀の役割として「できない」派が固めていくというわけだろうか。

若田部昌澄「白川日銀総裁の「出来ない集」」&「大不況期以降のマクロ経済構想‐金融と通貨を中心として」

白川総裁については僕の周辺でも「学究肌ゆえに政策転換は理屈がとおればやるかもしれない」という僕には支持しかねる見解があるのですが、この若田部さんの論説はその「学究肌」の負の側面を描いたものといえ僕と問題意識を共有しています。:こうした日銀…

大学犬ハナちゃん、松尾先生に撫でられる

わざわざメールいただく。ちぇ、いいな。http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay_80526.html

大学犬、はなちゃんに会えず

一昨日から一泊で松山に学会のために行きました。が! 着いた日の夜に食べたものがおかしかったのか、その日の夜中から体調がおかしくなり翌朝ホテルを出ることが不可能になり、予定していた報告のほとんどを見ることができませんでした。なんとか気力を振り…

早川いくを『取るに足らない事件』

献本いただきました。どうもありがとうございます。この本は昭和20年代という占領下で、いまだ混乱にあった日本の当時も取るに足らない事件を再発掘し、いまでもやはり取るに足らない事件であったことを紹介するという稀有な本です。しかもこれを読むと戦後…

高月靖『南極一号伝説』

献本いただきました。どうもありがとうございます。しかしこれは家人の前でも外でも読めないよ。こっそり隠れて読みますね 笑 関連するエントリーはここでした。南極1号伝説 ダッチワイフからラブドールまで-特殊用途愛玩人形の戦後史作者: 高月靖出版社/メ…

須田泰成監修『笑論ーニッポンお笑い進化論』

これまた献本いただく。ありがとうございます。この本はいいー! なぜならお笑い界をサンプルにした労働経済学の副読本としても使えるかもしれないからだ。すでにこのエントリーでも紹介した「一発屋の経済学」でも書いたが、芸術家における二つのキャリア形…

ネットの知らない話題&経済系女子文化の不在

松山での体調不良からまだ回復しきっていないのがなんなのでうだうだ書く ちょっと前、ある人が「リリカって山形さんなんですよ」*1といっていたのだが、僕は第一、リリカって誰? という感じなわけなのであった。とりあえず関連するブログを本日たまたま読…

ヤング島耕作 主任編

朝、牛乳がないのに気がつき近くのコンビニに買いにいったら新刊の『ヤング島耕作 主任編』第二巻が置いてある。いまや「ラッセンに詳しい栗原さん!」から日本全土を震撼させる(と思う)『盗作の文学史』を準備されております、かの栗原裕一郎さんのブログ…

篤姫関連

10数年ぶりに大河ドラマを見たんですが、さすが篤姫は犬の朕が好きだっただけあり(意味不明)、朕顔の可愛らしい宮崎あおいが適役でいい味を出してました。そんなわけでにわか篤姫研究? 畑尚子氏の『幕末の大奥』(岩波新書)は江戸城の大奥の平面図があり…

アマルティア・センのコミック

かなり前の話題ですが、日本ではほとんど紹介されてないので僕自身の備忘録を兼ねて紹介。日本でも翻訳のある『自由と経済開発』のアフリカ諸国への紹介を主に念頭に置いたコミック版の制作が伝えられていた。 『コミックジャーナル』2003年2月の紹介文http:…

mixiで最近ハヤルもの

mixi内部、自分を含む経済学オタで最近ブームな 「憧れ女性ちぇっく http://checker.from.tv」。こんなアホくさいものをやる暇があれば研究したほうがいいね。といいながらやってしまう自己欺瞞。しかし結果だけみると全然理解不能。1位 小松彩夏 (263.3点) …

ジョジョ問題

海外サイトからJojo's Anime, Manga Sales Halted Due to Islamic Images http://www.animenewsnetwork.com/news/2008-05-22/jojo-anime-manga-sales-halted-due-to-islamic-images boxmanさんのエントリーhttp://d.hatena.ne.jp/boxman/20080522

書評『都心回帰の経済学』

都心回帰の経済学―集積の利益の実証分析八田達夫 (編)日本経済新聞社 本書は、編者の長年の主張といえる都市再開発の目玉である容積率緩和と、共著者のひとりである増田悦佐氏が『高度経済成長は復活する』などで主張していた「国土の均衡ある発展」イデオ…

文化の創造的破壊

ちょっと所用があり書いた短文。Creative Destruction: How Globalization Is Changing the World's Cultures作者: Tyler Cowen出版社/メーカー: Princeton Univ Pr発売日: 2004/03/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (5件) を見る『創造的破…

書評:副島隆彦『人類の月面着陸はなかったろう論』in『週刊東洋経済』

『週刊東洋経済』に書いた書評。『人類の月面着陸はなかったろう論』副島隆彦 「なかったろう論」とは、なかなか味わい深い題名である。人類の月面着陸が確証されれば、副島氏は筆を折るそうだが、その勇猛な決断と本書の「なかったろう」という表現とのギャ…

小泉信三関連

昨日の朝日の広告に下記の本の宣伝があったので早速注文しようかと思ったら、関連するエントリーをecon-economeさんがされてました。http://d.hatena.ne.jp/econ-econome/20080519/p1。しかし経済学史学会や日本経済思想史研究会のメーリングリストにもこの…