読書

村上春樹『1Q84』第三巻

『1Q84』第三巻」読了。これって、最後は333からトビウツレとイメージが重なる。続編ができるとかいう人がいるけどなんかそれはちょっとありえないのではないでしょうか1Q84 BOOK 3作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/04/16メディア: ハ…

篤姫関連

10数年ぶりに大河ドラマを見たんですが、さすが篤姫は犬の朕が好きだっただけあり(意味不明)、朕顔の可愛らしい宮崎あおいが適役でいい味を出してました。そんなわけでにわか篤姫研究? 畑尚子氏の『幕末の大奥』(岩波新書)は江戸城の大奥の平面図があり…

八塚 春児 『十字軍という聖戦』

献本いただきました。どうもありがとうございます。異国間・異文化間への侵攻としては歴史的に関心を持っているのがアレクサンダー大王の東征と、この十字軍です。たぶん歴史学派経済学の影響だと思いますが、十字軍によって従来の封建制が前提としていた自…

『ロリータ』注釈書

『誘拐逃避行』の書評を書くために、かの大江健三郎大先生のご推薦するアッペル(A.Appel)の注釈版『ロリータ』を斜め読み。「野心的で勤勉な小説家志望の若者」はこの『ロリータ』を読めとのことだが、「おっさん」はだめなのかな? しかし若島正訳をいま…

中川右介『松田聖子と中森明菜』

これを新書でしかもこの厚み。すごいなあ。ということで感銘して衝動買い。松田聖子の陰に中山圭子あり、とか知らない話もあったり昔を思い出させる話もあり、なかなか読ませる。 松田聖子と中森明菜 (幻冬舎新書)作者: 中川右介出版社/メーカー: 幻冬舎発売…

藤井省三『村上春樹のなかの中国』

講義用の資料として。『世界は村上春樹をどう読むか』や黒古一夫『村上春樹』の附論「中国における村上春樹の受容」(王海藍)なども。高度経済成長と都市部の大衆消費のアイコンとして。 村上春樹のなかの中国 (朝日選書 826)作者: 藤井省三出版社/メーカー: …

坪内祐三『一九七二』

新カテゴリー「読書」を。 一九七二―「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」 (文春文庫)作者: 坪内祐三出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/04メディア: 文庫 クリック: 20回この商品を含むブログ (82件) を見る 連合赤軍事件の箇所を中心に飛ばし読…