10数年ぶりに大河ドラマを見たんですが、さすが篤姫は犬の朕が好きだっただけあり(意味不明)、朕顔の可愛らしい宮崎あおいが適役でいい味を出してました。そんなわけでにわか篤姫研究?
畑尚子氏の『幕末の大奥』(岩波新書)は江戸城の大奥の平面図があり非常にそこが興味深い。こんなに複雑で小さい部屋がいくつもあると迷宮ですね。篤姫と勝海舟とのからみの記述は面白いのですが、少々前半の篤姫以前のエピソードが長く感じます。僕のようなミーハー篤姫ファンにはちょっと遠いところに投げたボールのようでした。なお和宮はじめ多くの人が脚気で死んでいるんですね。ビタミンB1の重要さを再認識しました。
ところで意外ですが、篤姫ミーハーファンには、主に和宮サイドからの記述ですが、当時の大奥の内側としても読める大宅壮一の『実録・天皇記』の方が面白くおススメです。大宅の書いたものの中では僕はこれが一番好きですね。
- 作者: 大宅壮一
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2007/01/11
- メディア: 文庫
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