2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 『不謹慎な経済学』(講談社)

ネット書店で予約が本格化しました。二月に発売になります。よろしくお願いいたします。 『不謹慎な経済学』 田中秀臣/著 出版社名 講談社 (ISBN:978-4-06-282081-3) 発売予定日 2008年02月22日 予定価格 1,575円(税込) 紹介文「パリス・ヒルトンは刑務…

米、緊急利下げ!

タイミングで市場の期待を裏切り、規模(75ベーシスポイント)で少しだけ期待を裏切る。ここでいう「裏切る」は失望ではなく、無論、市場にとってプラスに貢献するという意味。 The Committee took this action in view of a weakening of the economic ou…

ベイジアン合理性がアカデミックの共通規範か?

モーニング娘。経済学エントリーで、議論が混乱するので何もコメントしなかった興味深い話題なんですが*1。yyasudaさんは「アカデミックの文脈」ではベイジアン合理性が合理性理解の共通理解であるといわれてます。まあ、僕は「アカデミックの文脈」にはどう…

アメリカの労働者ジョークの歴史

はじめは何気なく購入(とはいうものの古書でそれなりに高価だったので悩みました)したものですが、到着してみるとこれはなかなか面白い。アメリカのブルーカラー労働者ジョークを主に20世紀(00-70年代)までを扱ったカートゥーン(cartoon)主体の歴史解説…

ソン・イェジン『恋愛時代』(第1話、2話)

至近距離から(ファンミーティングで)拝謁し、その美貌に打ち抜かれたただひとりの韓流女優にしていまだに他を圧してのファン 笑。 ソン・イェジン嬢の一度は無くなった日本の公式ホームページが一月前に再オープンしてたとは不覚。 ソン・イェジンとは? h…

家計動向関連DIと足もとインフレ懸念、将来再デフレ仮説

そろそろ終りの『日経公社債情報』の「日銀ウォッチ」に暗黒大陸さんが登場しました。ちまたでのインフレ実感とインフレの実態との乖離をめぐる考察で、非常に興味深い内容です。 最近も日銀の生活意識調査のニュースがありましたが、人々のインフレ懸念とい…

モーニング娘。一部分まとめ

コメント欄の展開を考えると面白くなっていかない方の話題になりますが、それでもごちゃごちゃしているので整理のために。 山形さん曰く :費用構造だの競争条件だのは、ぼくのおたずねしていることとは何にも関係ありません。ではですね、韓リフ先生の例で…

八木紀一郎編著『非西欧圏の経済学』

八木先生から献本いただく。どうもありがとうございます。センター試験の監督業務(早朝から夜まで過酷なものでした)の休み時間中に少し内容を見ましたが、中国、インド、イスラム圏の経済思想の話題が豊富に紹介されていて面白いものでした。類書がほとん…

「ニューヨーク街物語」ボランティア救急士

このブログでもネタや写真でおせわになっている高校時代の知人かっしーさんが撮影した番組が面白い。昨日放送したのですが、まだ再放送が1月20日(日曜日)NHK-BS hiで23:40〜 1月22日(火曜日)NHK-BS1で9:15AM〜からあります。医療や社会保…

間宮陽介訳『雇用、利子および貨幣の一般理論』

噂されていた新訳が登場。訳者まえがきは物足りない内容ですが、訳注は豊富。ケインズの序文より「これから見ていくように、貨幣経済とは本質的には、将来についての見解の変化が雇用の方向のみならずその量にも影響を及ぼす可能性をもつ経済のことである。…

望月衛さんの新訳ご紹介

というわけでこちらは望月さんの新訳が二月にでるそうです。最近、お見かけしませんがお元気でしょうか。それと明けましておめでとうございます。 まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか作者: ナシーム・ニコラス・タレブ,望月衛出版社/メーカー: …

 これがこんどの新作だ

http://www.7andy.jp/books/detail?accd=R0318888 超ヤバい経済学 (仮) てか、題名「仮」ですので、望月衛さんとかYさん、まずは餅つけ 笑)*1。正式題名や正式価格とか発行日はまたアナウンスします。久しぶりに遠慮なく書きたいものを書きました。ご期待…

モーニング娘。の経済学

モーニング娘。やハロー!プロジェクトの参加人数はなぜあんなに多いのだろうか。そしてどうして頻繁にそこを母体にしたユニットが次から次へと現れるのだろうか。こんな疑問を抱いた人もいるかもしれない。今回はちょっとこの問題を考えてみよう。 大竹文雄…

「AKB48」大島麻衣の経済学

「オジサンにミニスカートから出ている足を見られただけでチカンと思う」と発言した「AKB48」大島麻衣氏のブログが炎上したというニュースを読んだ。ここで炎上そのこと自体には関心はない。リンク先を読んで興味を魅かれた発言があった。もともとこの発言は…

ジョン・テイラー「米国がリセッションになる確率は50%以下」

今月の『中央公論』より。たまたま立ち読みしていたらオオガラスさんやecon-economeさんらも注目していたようですが。サブプライム危機が米国経済にリセッションをもたらすことは現在の雇用状況をみるかぎりまずはないだろう、というのがテイラー氏の診断で…

鈴木先生

伊藤剛さんおススメの作品。が、最新刊だけが店内をうろちょろしている間になんと買われてしまった。が〜ん。 1〜3巻のみ読んで残りは明日にでも読めるといいなあ。相変わらず、伊藤・川原コンビ+boxmanさんに稲葉さんのこの四人からコミック情報のすべて…

朝からワラタ

株価がまた下がり、円高基調と、きたところで気分転換に本屋にいって『鈴木先生』でも購入しようかなあ、と思って伊藤剛さんのブログの写真みてワラタ。すげえぜ、90年代はじめw http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20080111/1199984013 それはそうとあと…

吉本 佳生『金融商品にだまされるな!』

長年、ネットにいると、やってもない講義の評価が書いてあってそれで誹謗されるとか(笑 最近は面白い現象に多々会いますがw*1 というわけでそんなネットの害吉畑を斜めに観ながら、やってもない授業「資産運用」用に購入した(=脳内講義)、ぴったりのテ…

松尾ゼミの成果

ご連絡いただいたのでまずはご紹介。真ん中以降は例の「特別相関地域」の方々対象。 http://www.mii.kurume-u.ac.jp/~tadasu/essay_80114.html

 Civil War関連メモ

boxmanさんから教えてもらったcivil war関連のリンクをメモとしてcivil warとは http://en.wikipedia.org/wiki/Civil_War_%28comic_book%29研究論文 http://fac.hsu.edu/langlet/comics_psy/Fromm_Marvel_Travis_Langley.htm 書評 http://www.nytimes.com/20…

日銀の展望レポートメモ(ゼロ金利解除時から今日まで)

日銀の物価についての「下方修正」の歴史をメモ。 2006年4月 その意味で、先行きの物価上昇率については不確実性があるが、前年比のプラス幅は次第に拡大し、2006年度は0%台半ば、2007年度は1%弱の伸び率となると予想される 注:今回の消費者物価の見通…

加速化する日銀総裁選出、やはり日銀総裁は重要である。

最近の周辺状況から内閣改造見送り時点から急速に日銀総裁選出が、おそらく武藤副総裁を主軸に動いている気配が濃厚です。ところで知人の方に指摘された今日の日経新聞の武藤副総裁の発言がありましたのでご紹介。 武藤日銀副総裁、利下げ今は考えず――景気減…

いまさら初詣

僕にはお正月ありません。基本的に仕事。だもんでモナー神社に行ってきました。【吉】 (No.47225) モナー神社 願事 : 思い通りとなる しかし気をゆるしては破れる 待人 : 遅し 用事で来たり 失物 : 思わぬ所より現る 旅立 : 行きて吉 商売 : 利益あり 売り方…

『ロリータ』注釈書

『誘拐逃避行』の書評を書くために、かの大江健三郎大先生のご推薦するアッペル(A.Appel)の注釈版『ロリータ』を斜め読み。「野心的で勤勉な小説家志望の若者」はこの『ロリータ』を読めとのことだが、「おっさん」はだめなのかな? しかし若島正訳をいま…

 面白さと奇想のブレンド:大竹文雄編著『こんなに使える経済学』

総勢23名がネタを持ち出して書いた刺激的なエッセイ集。一部は『エコノミスト』のときに読んでいたのですが、こうまとめてでると便利。 しかし表題にもしたけれども奇想と面白さが絶妙に交じり合い、「使える」というよりもネット的には「こんなに炎上経済学…

『ピクニック』

映画関係はmixiで内輪向きに書くかと思いましたが、やはり表の方で。駅の広告などでシルヴィア・バタイユがブランコにのった下のリンク画像の表情をご覧になった関東近辺の方も多いかと思いますが、私もそれでこの作品を見たくちであります。シルヴィア・バ…

キムチを売る女

今年最初の韓流映画。辺境の地での朝鮮族の母子家庭の日常と破滅の物語。キムチのための野菜を刻む音と狂気の小走りの音がだぶるラストは心に不吉な余韻を残す。全体的に僕の経験したというか抱いている中国社会の一断面の印象にとても近い。この監督の作品…

マルキストなスーパーマン、ゾンビなヒーロー、ハワイからようこそ

boxmanさんに『Civil War』をおさえといたほうが良し、とのアドバイスをいただいてその延長上で、いろいろ面白そうなアメコミをいまさらみつけたのでご紹介。まだ注文したばかりで手元にないので読んだらまた後日感想。 最初はこのハワイ出身のコミック作家…

 中田英寿とチャック・フィーニー

『Voice』二月号はわりと読むところ多し。若田部先生の論説は昨日の当ブログのエントリーのある意味で裏面(いやあちらの方が表面ですが 笑)なので読まれると吉かもしれません、日銀関係。 今回一番ためになったのが山形さんの「中田英寿のあきれた自分探し…

 経済のジョーク集が読みたい

草思社の件で思い出したのですが、僕は昔編集だったころに下のエコノミストにコラムを依頼したことがありました(お返事はなかったかと 笑)。この二冊の本はなかなか面白いものでいまでも十分読める内容です。スーザン・リーの現代経済早わかり事典作者: ス…