2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

フィリップ・ショート『ポル・ポト―ある悪夢の歴史』(山形浩生訳)

実は昨日(30日)は体調が悪く大学を休講しようかと思いましたが、就職講座の担当で現状で僕しかできないと要請されましたので、若干ふらつきながらも行きました。帰宅してからはお陀仏状態。いま眼がふとさめてこれを書いてます。しかし群馬に行ってすごく…

いままでの関連エントリー

このエントリーのはてブで京都の料理屋の主人が書いてた「なんというかリフレ派1.5的見解」、つまり「。「凡庸なブロガーは、娯楽と真剣のわずかな隙間を、せいぜい近所のわりとすいてるコンビニでお弁当を数分で温めてもらえる路線を目指すのがいいと思って…

うっかり見落としていましたが

昨日の配信の「週刊ビジスタニュース●右側と左側に気をつけるよりも前をよく見とけ●」で拙著を冒頭で宣伝いただいたことたったいま気がつきました。誤植も目立つところが一番気がつかないという罠ですね。どうもありがとうございましたm( )m 武藤総裁で決ま…

アメリカ経済がわかる「経済指標」の読み方

アメリカの経済指標物はその昔、小峰隆夫氏が編集したものがあるくらいで邦語で読めるものはなかっただけに今回の翻訳は経済指標本マニアの僕にはまさに待望のもの。最近のサブプライム危機関連でもアメリカの経済指標はより注目を集めているだけにタイムリ…

が〜ん

http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20080130/p1 実は「インフレ率が2.なんたら%になったからいまは引締めにしなくちゃいけない状況なのでインフレ目標を声だかにしていたリフレ派およびヘリコプターベンは反省すべき」とまたまた路上に墜ちてた特定ブログの…

gooブログ、結局こんなんになったの巻

やはり研究室からの管理に問題があるので、gooへの移転は前も書きましたが取りやめました。でもせっかくむこうに作ったので、http://blog.goo.ne.jp/reflation2008/ こんな感じでやってきます。たまに清算主義をテーマにして書きますが。韓流で興がのったの…

川原和子・伊藤剛NTT連載更新

僕のコミック情報四源泉のうち、伊藤・川原コンビのNTTマガジンの連載が更新されてます。このシリーズも完全に食わず嫌い王の仲間でしたが、読んでみたいと思います。http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/index.phphttp://mangalove.seesaa.net/ おおきく振り…

これは面白い! 韓流っ子日記

芦之由さんという方の韓流っ子日記。「ソン・イェジン」で検索したらヒットしたけれども、この方の日記が面白い。似顔絵がいいなあ。韓流がマニアックな分野として定着した、という指摘もありそれは非常に納得。僕のような韓国映画主軸、お気に入りの女優や監…

日銀総裁は小委員会で選べ(高橋洋一『エコノミスト』論説)

暗黒卿ウォッチャーの仲間(笑)、オオガラスさんからのお知らせでまたまた知る。ありがとうございます。『エコノミスト』の臨時増刊号での高橋洋一さんの論説は、「いま日本はモノの値段が上っているのに、なんでデフレなの?」というよくある疑問に前半簡…

かっての掲示板時代のネットの経済学

黒木掲示板・池田信夫ブログエントリーのときにお約束したもの。遅れてすみませんでした。内容はすでに古くなったり他の僕の本に一部入っていたり、またはすでに僕自身が自分の考えとしては抱いていないものも散見されるかもしれません。しかし修正が面倒な…

ナシーム・タレブ『まぐれ』(望月衛訳)

望月さんから献本いただく、ありがとうございます。 本書は物事のランダム性がまま投資の世界などで誤解されることを面白く、また既存の経済学への突っ込みを交えながら書かれています。いま第8章まで読んだところですが、これは噂どおりの名作ですね。まぐ…

反省してますか?

反省しているのは引越しに失敗したことかなあ(苦笑 図表と広告機能が研究室のパソコンだと壊滅なのよ。はてなだと大丈夫なんですが)。 どこかの特定ブログでバーナンキの議会証言の全体を読み取れずに、言葉尻だけ捕まえて、アメリカ経済に財政出動を単純…

松尾匡先生、はじめ人間ギャートルズ的計量経済学道完結編

40越えて人力計量経済学で。「こうなりゃ意地だ。ということで、エクセルで計算して、値が収束するまで何回も回帰分析を繰り返す「人力コクレン・オーカット」にチャレンジしたのです。そしたら何回もミスが見つかり、しかも繰り返しの初期でミスったら、…

引越し当面見合わせ

う〜ん。自宅からは大丈夫なんだけども、自分の研究室からのgooへの投稿でいくつか機能がだめ(僕の研究室で使っているパソコンが古い=某所で廃棄扱いになったものを転用したもの、だからかな? あまり詳しくないのでよく理由がわからないけれども)。はて…

『週刊東洋経済』書評登場

月曜日発売の『週刊東洋経済』で書評。今回は『円の未来』。ところでさっき知ったんだけど批判的書評でもよかったのかあ。まあ、非常に苦労してしたですよ。最近、優しいなあ、オレ田中(爆 円の未来 Yen's Future (光文社ペーパーバックス)作者: 田村秀男出…

「恋愛時代」を激しく賞賛する

いや、別に昨日のエントリーの補で書いたように韓流ネタでいま冷却しようとは思ってませんから 笑。単純バカにいって、このソン・イェジンと韓国の宮崎哲弥主演の『恋愛時代』は良すぎるので公衆の面前でw激しく賞賛したい欲求があるだけです。最後の二回分…

告知

このブログは、別な運営主体のブログに移行することを検討しています*1。検討理由はブログにつまらない悪意や無駄なことで拘束される時間を節約するためです(わかりやすくいえば面倒だから)。移行までコメント欄への書き込みは平日の午前9時から午後5時の間…

合理性問答(田中君と池田君が道を譲れないわけ)

昨日は(モーニング娘。エントリー以来)久しぶりに群馬の研究室にいき、ちょっと探し物をいくつかしてきました。今日はその話。 他のエントリーで、yyasudaさんが始めに、アカデミックな文脈ではベイジアン合理性が例外なく合理性である、と明言されたとき…

ヴァージニア・ウルフ誕生日記念(ケインズとBL)

ヴァージニア・ウルフといえばピノキオになった二コール・キッドマンが田中の定番の応答なのですが、まあ、本日は少しヴァージニア・ウルフといえば経済学者はケインズのいたブルームズベリー・グループを連想しますね。ここでは当ブログらしく(?)、コミッ…

『最強の経済学者ミルトン・フリードマン』

早いなあ。原書で研究室に注文してまだ来たばかりなんですが、もう翻訳登場ですか。 最強の経済学者 ミルトン・フリードマン作者: ラニー・エーベンシュタイン,大野一出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2008/01/24メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 151回…

 黒木掲示板の呪縛、時代は池田信夫ブログなのか?

21日のコメントでいま書いたところですが、古くからのネットユーザーに熱烈支持されていた黒木掲示板は、僕もそうですがネット議論のひとつの模範だと思います。これをネット議論が不得意とからかわれている 笑 僕が語るのもなんですが、そういう黒木掲示板…

『環』第32号

献本いただくありがとうございます。 さてこの号には最近妙にはまってる「違った資本主義なんかあるんですか?」という疑問をテーマにした、いろんな著作、例えば青木昌彦氏らの周辺、あるいは『資本主義の多様性』やボワイエの『資本主義対資本主義』といっ…

恋愛時代第7〜最終16話

今日は雪で大変そうで、世界経済もピリピリしている中、それはさておいて(おきすぎ)一気に最後まで観ました。ワンシーンが非常にゆったりと人物の所作や言動を追うので、日本でいえば倉本聡的な世界になってますね。モノローグも多様されているところも類…

スタグデフレーション

スタグフレーションではなくスタグデフレーション(デフレ下の不況)こそ本当の問題かもしれません。 econ-economeさんの非常に詳細な解説。必読 http://d.hatena.ne.jp/econ-econome/20080122/p1

伊藤秀史「契約理論ーミクロ経済学第三の理論への射程」

価格理論、ゲーム理論と関連しつつも「第3の」理論としての契約理論についての展望論文です。契約理論とは、非対称情報・契約の不完備性の下でのインセンティブ設計の経済理論」と定義された分野です。『経済学史研究』の最新号に掲載されています。この伊…

 正しいドル紙幣の折りたたみ方

くだらないトリビアやクイズ、それにドル紙幣で蛇や指輪を折る正しいやり方を解説しただけの本。 Funny Money作者: Florence Temko,Tim Davis出版社/メーカー: Darby Creek Pub発売日: 2005/09メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る

百度

百度で自分の名前で検索してもこのブログがほとんどでてこない件についてw やはり中国留学生対策をかねてはてなから移行すべきか 笑。

ついにアメリカにも登場、「スタグ・デフレーション」仮説

すぐ下の昨日のエントリー「家計動向関連DIと足もとインフレ懸念、将来再デフレ仮説」を書いたばかりなのに、アンテナみたらルビィニのブログでもなんと「スタグフレーション」ではなく「スタグデフレーション」の話題が。 Will the U.S. Recession be Assoc…

 韓国の宮崎哲弥

『恋愛時代』第3〜第6話視聴終了。これはなかなかユーモアがあり、シナリオが凝ってていいなあ(あの韓国風イケメンだけいらないw)。 しかし『王の男』ではまったく思わなかったけれども、この『恋愛時代』のカム・ウソンは、本当に宮崎哲弥氏に面影が瓜…

福井総裁会見より

: 「しかし、金融政策の適切性を確保するために大切なことは、目先の状況だけで判断するということではなく、あくまでフォワードルッキング、先々まで経済・物価のパスをきちんと見通して確信を持って政策の判断を行うということだ。この点で申し上げれば、…