中田英寿とチャック・フィーニー


 『Voice』二月号はわりと読むところ多し。若田部先生の論説は昨日の当ブログのエントリーのある意味で裏面(いやあちらの方が表面ですが 笑)なので読まれると吉かもしれません、日銀関係。

 
 今回一番ためになったのが山形さんの「中田英寿のあきれた自分探し」。これだけ読むと中田批判ととられるが、話はもっと面白い。DFSの創業者チャック・フィーニーの伝記からの慈善もビジネス感覚が必要、という話。


 フィーニーの伝記への山形さんの書評もぜひ参照のこと

http://cruel.org/onebook/dfs.html


The Billionaire Who Wasn't: How Chuck Feeney Secretly Made and Gave Away a Fortune

The Billionaire Who Wasn't: How Chuck Feeney Secretly Made and Gave Away a Fortune


 伊藤元重先生については最近のネットでの意味わからない伊藤解釈の流行を踏まえて後日なにか書くかもしれません(為替レートの決定理論を理解しないで解釈しているむきがいるのでそこを説明する手間がいまはない。(追記)と思ったら上のリンク先のコメント欄でテキサスロングホーンズという方がちゃんと指摘してた)。


 ところで肩書きを僕もこれから「評論家兼業大学准教授」にすることにしようか? 漢字が10文字も続くとなんだからなにかいい案はないか再考しよう。