2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

輝く俺様

多部未華子ちゃんや弟君に負けず、『つばさ』ファンミーティングで堂々輝く俺。http://www9.nhk.or.jp/asadora/tsubasa/topics/16_fm/opening.html

ゲーム規制について

id:bunz0uさん経由でid:optical_frogさんが訳されたもの ゲーム規制関連の記事を2件翻訳 http://d.hatena.ne.jp/optical_frog/20090629/p1 ゲーム規制については最近、下のような報告書が訳出されている(未読)。 はてな界隈ではこの方http://d.hatena.ne.j…

2009年上半期経済書ベスト3

もう今年も折り返しかあ。あと一日あるけれどもこの一両日は和書はたぶん読まないので以下で確定。第1位 安達誠司『恐慌脱出』相変わらず教えられることが多く話題が新しく刺激的第2位 岩田規久男『世界同時不況』岩田先生の次回作にも期待大だけど、高橋…

国立メディア芸術総合センターについて雑感

「国立マンガ喫茶」といわれる問題である。例えば小田切博さんが以下で「国立メディア芸術総合センター」に関する混乱 http://wiredvision.jp/blog/odagiri/200906/200906231300.html簡単にいうと文部科学省なり文化庁なりが日本独自のカテゴリーで「メディ…

クリスティナ・ローマー:1937年の教訓

英雑誌『エコノミスト』掲載。 http://www.economist.com/businessfinance/PrinterFriendly.cfm?story_id=13856176 大恐慌からの本格的な回復は、第二次世界大戦という「軍需」によるものだという「俗説」がある。ローマーは実際にルーズベルトが大統領とな…

シリーズ後藤新平とは何か『官僚政治』

ご本頂戴しました。どうもありがとうございます。たまたまテレビをみたら東国原知事が地方自治の意義を説いていた。独自の自治論者として日本の歴史の中でも著名な政治家としては、この本の主人公後藤新平が知られている。この本ではその自治論が、官僚政治…

Twitterの経済価値はいかほどか?

タイラー・コーウェンの新作の出版が近いわけだけど、彼のTwitterを発見。 http://twitter.com/TylerCowen クルーグマンのはフォローされるばかりか。 http://twitter.com/PaulKrugman で、コーウェンの論説One Lesson From the Crisis: It's Time to Create…

メビウスは中高年の玩具かと思ってたけど

なんか違った。http://blog.goo.ne.jp/kamachi_sayaka/e/3cd38ace9145c1b1a4ec1824ef533bc8

別冊 環『清朝とは何か』

ヌルハチから始まる清朝の系図や地図、さまざまな年表や写真をみるだけで面白い。満州について深く知るにはなるほど清朝を知らなくちゃいけないという当たり前の事実を思い知る。歴史好きや現代の日本植民地の歴史を深く究める人には必読でしょう。清朝とは…

マイケル・ジャクソン死亡

ちょうど大ブームのときが大学生時代。音楽としてよりも時代のアイコンというか、当時この言葉があれば使った「ネタ」として意識していた人だった。例えば「ビート・イット」ではなく、アル・ヤンコビックの「イート・イット」の方に魅かれて、そちらのネタ…

ソン・イェジンその他『ファム・ファタール』

久しぶりに見る韓国映画。もちろんソン・イェジン目当てなんだが、さすがにこの映画の破たんぶりは酷い。最後は『フレンチコネクション2』みたいに終わればよかったのに。徹しきれないところがアジアン・テイストかな。しかしこれだけソン・イェジンを醜く…

『ユリイカ』「メビウスと日本マンガ」に寄稿

なんか遠いところまで来たなあ。ついでなので(?)もっと先まで逝こうか。自分でもいうのなんだけど先行研究がゼロの無人の荒野だったのでそれなりに意義があると思っている。協力してくれた方々には感謝。ユリイカ2009年7月号 特集=メビウスと日本マンガ作…

旅に出ている…

旅に出ているような感じでブログ遅延すまん(って誰に謝ってるのだ?)。次回作の準備と講義の折り返し点が重なりちょっとネタ仕込みの時間がとれんぞなもし。

ジェイムズ・バカン『真説 アダム・スミス』

ご本頂戴しました。どうもありがとうございます。ゼミのサブテキストにしようかと思い少し読んでますが訳はうまいですね。原書を読んだときも気になったんですが、欧米系の知識人が書くとよくあるのですが(意外と専門的な学史家はしないのですけど)かなり…

気圧の変化かな?

気圧の変化かなんか知らないけれども昨日はずっと頭痛で基本的にバタンキュー。頂いた本で感想を書かねばと思っているものがいくつかあって、例えば『アニマル・スピリット』。この本は読むとあっさり読めるけれどもいくつも難所があってそこでどう考えてい…

増田悦佐『東京「進化」論』

すげえ! 増田さんが落ち着いた経済エッセイを書いた。まるで経済風味になった川本三郎か四方田犬彦のような好エッセイ、いつもの増田節がまったく死滅したかのような落ち着いた大人の味に仕上がってますよ、旦那&マドモアゼル。 本書は主に東京23区の注目…

太田智文『インターンシップで志望の業界・職種に内定する方法』

編集の方から頂戴しました。ありがとうございます。この6月からいまを盛りとインターンシップの申し込みが始まっています。ただ地方の大学ですとやはりインターンシップを行う企業が東京に集中していますので、夏休みしかも足代のことを考えるとどうしても短…

永野護『敗戦真相記』再読

昨日の20世紀メディア研究会は、相変わらず研究者としてのおたく趣味を満足させる報告で、勉強になりまくる。それと報告が30分程度であとは質問と議論でおしまい、全体が3時間半で5報告は聞いてる方も負担が少なく理想的。昨日は田村紀雄さんの戦時下・占領…

近刊告知! はだか祭以来の松尾匡、待望の最新作/公開はだか祭付き

コメント欄で何をいきなりうけないジョークを松尾さんが書いているのかと思ったら、これがもう出るのか*1。第三回河上肇賞奨励賞受賞作をもとに全面的に手をくわえたものですね。 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4894346931.html 商人道ノススメ 松尾…

公開はだか祭(備忘録用)

あれ? 考えてみたら理論史研から案内来たっけ? そもそも7月にやるのって松尾さんのだけだったのか?? まあ、いいや、以下にコピペ。 あと要望だけど、フロアーに討論時間多く割いてはどうでしょか。最近どうも報告者、コメント、応答、さらにコメンターの…

ワシーリー・モロジャコフ『後藤新平と日露関係史』

藤原書店の藤原社主からご恵贈いただきました。ありがとうございます。 僕は専門がずれるので十分に評価できないけれども、ひょっとしたら日本の外交史や日本政治史の研究の中でも画期的な貢献じゃないだろうか? 後藤新平というとちょっと前まで僕には主に…

政府発「底入れ」への懐疑、民主党議員の清算主義orz

政治的に財政政策の手札はきったので、あとは「底入れ」すれば出口の増税議論、というのが政府や官僚たちの作ったシナリオだが、そういう「底入れ」宣言は以前も書いたがかなり怪しい。このエントリーでも指摘しているがそもそもの財政政策の規模は過少。さ…

ほんとうに読んでほしい本150冊―「何を読めばいい?」とお悩みのあなたに

プレジデント社のムック。2005年の初めに書いた「ブログ経済の「土地勘」がわかる本」が再録されています。 すごい内容だよ(笑)。いかにブログ社会の移り変わりが激しいかよくわかる。切込隊長が木村剛氏と日本振興銀行ネタで論争状態。眞鍋かをり氏はブロ…

ナシーム・ニコラス・タレブ『ブラック・スワン』(望月衛訳)上・下

ご恵贈いただきました。ありがとうございます。原書はいうまでもなく国際的なベストセラーになり、「ブラック・スワン」は根源的な不確実性を喧伝したにもかかわらず、今般の世界金融危機を当てたとして世間を騒がせてもいる問題作です。 確かに読み物として…

奇想の王国ーだまし絵展ー

昨日の『つばさ』ファンミーティングの帰りにBunkamuraザ・ミュージアムでやってた「奇想の王国ーだまし絵展ー』に出かけた。http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/09_damashie/ アルチンボルドとか欧州にいったときにこまめに見たので子供の時に初めて…

ついに復刊! 高田瑞穂『新釈現代文』

書店の棚をみてて、思わずわが目を疑う。ついに復刊。しかも文庫でか。 この本を読むまでは現代国語の成績のばらつきが激しかったけれども、これを読んでからは完全に「受験の現代国語を解く自分の立場」と「ふつうの読書する自分の立場」を峻別できるように…

“政策通”与謝野大臣をめぐる現実

与謝野氏:米政権の経済政策に「全幅の信頼」−単独会見詳報 http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=newsarchive&sid=aUiZf0O_gkfY インフレターゲット: 「インフレターゲット論というのはインフレの国がインフレを抑制するためのターゲット。今言われてい…

NHK朝ドラ『つばさ』ファン・ミーティングに行った

吉田桂子さんのブログhttp://keiko-yoshida.at.webry.info/200906/article_11.htmlより 町山さんちと同じように、田中家も『つばさ』熱が異常に高い。そもそも僕が川越に小学生の終わりから大学卒業まで住んでいたことと、僕自身のお墓(予定)まで川越にあ…

岩田規久男・若田部昌澄論説を読んで:高橋財政の教訓を直接活かせ

岩田先生と若田部さんの今週の『週刊東洋経済』の論説「「高橋財政」に学び 大胆なリフレ政策」をですが、やはりこのブログも曲がりなりにも、きわめて多数のアクセスをいただいていますので、自前でも紹介しておくのがこのブログの意義であるとも思い、(ec…

政治家が景気問題を語るには執念(コミット)が必要

何気に最近は政治ネタを自粛しているんだけど実はこまめに各政党の政治家の主張をチェックしていた。与党自民党の方は財政政策やったのでもう手札なし、みたいな状態で、間違っても(苦笑)金融政策の在り方や政府との協調などといった議論もなく、あいかわ…