2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

求む! 河上肇賞、応募者

河上肇賞の選考委員に今年からなりました。藤原書店のホームページはまだ改定されてないですが(汗)、媒体誌ではすでに第五回の募集を行っております。すでにあと三カ月を切ってますが、もしお手元に出版の目途のない単著原稿、博士論文、ジャーナリスティ…

フランスのポンチ絵師について書いた雑感

フランスのポンチ絵師については、http://d.hatena.ne.jp/kunitatitamami/20090602参照 というわけでとりあえずメビウスと日本のマンガについてかなり長めの論説を脱稿した(校正が残ってるけど)。いろいろ資料やアドバイスを頂いた方々には大変感謝してい…

栗原裕一郎「『ゼロ年代の想像力』に掲げる「決断主義」は果たして「ニヒリズム」なのか」

カラスさんに過疎ブログの方で教えていただく。『大航海』を買ったのはたぶんこれで二回目で、前回は10年くらい前、しかもこれがよくみたら「終刊号」か。 栗原さんの論説は、宇野常寛氏の『ゼロ年代の想像力』への厳しい批判である。詳細はぜひ読まれた方…

岩田規久男・若田部昌澄「「高橋財政」に学び大胆なリフレ政策を」

econ2009さん以上のことは書けないので以下を参照されたし http://d.hatena.ne.jp/econ2009/20090609/1244528319

ジェイムズ・バカン『真説 アダム・スミス――その生涯と思想をたどる』

この原書は1,2年前に読んだ。マンキューブログで取り上げられてたので関心もったんだけど、「真説」というほどのものも感じなかったし、まあ、手軽に読めるアダム・スミスの概説程度の感想しかなかった。それはそれで悪いことじゃない。いまはアダム・ス…

若田部昌澄「インフルエンザと経済学」

『Voice』7月号を頂く。ありがとうございます。もう7月ですか。いろいろ焦ります。 今回の若田部さんの連載は、人間が直面する基本的な問題であるトレードオフに焦点をあてて、今般の新型インフルエンザ対策、パンデミック対策における優先順位を考察した興…

長期インフレ率をめぐるイエレンの発言

アメリカの中銀の政策当事者たちから長期金利の高騰、長期期待インフレ率上昇を懸念する市場の声に積極的にコメントしています。典型的には次のジャネット・イエレンの発言でしょう。http://www.frbsf.org/news/speeches/2009/0605.html 長期のインフレ目標…

芹沢一也・荻上チキ編『日本を変える「知」』

たぶん芹沢さんからいただいたと思うのですが、編者・筆者全員に感謝。全然関係ないけれどこの間の学会は僕の右の隣は塩野谷祐一先生、左は橋本努さんだったのが個人的に面白かった。さて本書は橋本さんも寄稿していて、編者・著者たちが一工夫をして出来上…

吉本佳生と小飼弾

講談社の『Conundrum』を読んでてちょっと思ったこと http://moneykit.net/from/img/topics152_03.jpg と http://ascii.jp/elem/000/000/116/116318/P1100357_1_200x.jpgおまけ http://farm4.static.flickr.com/3233/3083033500_1d1242d4cf.jpg

ポール・クルーグマン『危機突破の経済学

献本いただきました。ありがとうございます。 クルーグマンが日本の政策当局に「謝罪」とか、インタゲを放棄したとか嘘もいいかげんにしろ、と思っていたたんですが、もうそろそろこれで決着でしょう。しかしなんでそういう嘘をついてまでインタゲやクルーグ…

資本主義は生き延びるか?

中山智香子さんから書評が掲載されている『図書新聞』(6月13日)を送っていただいた。ありがとうございます。いま見たらブログも始めたんですねhttp://www.tufs.ac.jp/blog/ts/p/virtualloungeCN/。この陰鬱な経済学ならぬブログ界へようこそ!(笑)。 …

同級生探し

http://d.hatena.ne.jp/kunitatitamami/20090527#1243423048 僕は「オタク」じゃないと思います。経済学と経済思想史が職業的専門。それにマンガとか韓流はあくまでも余暇の楽しみでしかなくほどほどの付き合い。 ところで上の記事を拝読しいて同級生の面々…

が〜ん

完全に失念してた。もう終わってるじゃないか。『ヴィニシウス 〜愛とボサノヴァの日々〜 』。長野や静岡まではさすがにいけないなあ。 しかし、ようやくつらい三週間が終わったあ。メビウス論も没になるかもわからないがw とりあえず第一稿終わり。いまは…

波頭亮・山崎元・村上尚己・田中秀臣・小幡績・吉本佳生・神谷秀樹『経済危機「100年に一度」の大嘘 CONUNDRUM 2009 Summer』

手元に本日届きました。しかしこれはいろんな経済への見方がブレンドしてて面白い。山崎元さんの主張はわりと知っている方だと思うんだけど、波頭、小幡、吉本、神谷氏らがいまの世界同時不況をどんな観点でみているか、僕はこれではじめて知った。彼らの書…

前期最多忙週間w

こうまで忙しいと、ランナーズハイになってきたなあ 笑。キャリア・デザインという就職関連の(不慣れな)講義が早朝から三連続というのが氏んだ主要因。それも乗り切り今日で講義の山が越えるんだけど、ぼろぼろだね。あと慣れない分野の論文を書いているの…

『経済危機「100年に一度」の大嘘 CONUNDRUM 2009 Summer』

もう少しで店頭に並ぶみたいです。アマゾンをみたらすでに掲載されてたのでご紹介。著者の主な面子と書いた題材は以下。僕は「チーム・オバマは成功するか?」というオバマ政権の経済政策について、これだけ読んだら要点はつかめる、というコンセプトで、か…

先月、人気のあった本

明日は研究日なのでいまから猛ダッシュでもろもろの研究中。さて当ブログで先月人気のあった本ベスト5を以下にご紹介。意外?なランキング。ともかく一位ぶっちぎりなのが、本ブログの逆ギレ風(?)の激励が効いたのか。1位 竹内薫『バカヤロー経済学』バ…

塩山芳明氏の感想

id:ITOKさんから教えていただいた。直接リンクしていないのは、塩山氏のところのトップ画像の性的な表現を忌避する人たちもいるだろうから、各自その点を了承してリンク先はみればいいと思ったから。塩山芳明「日刊漫画屋無駄話」の「其の2669」(2009.5…