ブログの経済学

ブログの現実と非現実の間

ベントレーの経済学の第二法則いわく、 「経済学者よりも危険なただひとつの存在はアマチュア経済学者である」 …‥ ベルタの経済学レントの第一法則いわく、 「アマチュア経済学者よりも危険なただひとつの存在は経済学者である」 orz

アルファブロガーの経済学の準備メモ

「アルファブロガーの経済学」というのは検討材料としてどうかな? と春めいた陽気に誘われて頭ゆんゆん状態になったのでしょうか、検索して知ったんだけどメリケン国家ではそもそも「アルファブロガー」という範疇が成立してないか無視されてて、日本みたい…

 「まがいもの」を売る仲介者、ネット封建制

『新現実』の東浩紀と大塚英志の対談を読了。主に東氏の発言の核心は以下。「東:問題をさらに一般化すると、いわゆる「他者」とのコミュニケーションは本当に多くの人間にとって必要なのか、そこに大塚さんと僕との立場の違いが収斂している感じがします。…

ネットイナゴを殲滅するのは正しいか?(ネタ的動学分析)

ネットイナゴを完全に撲滅すべきか、それとも一定の抑制をもってネットの必要悪?として寛容すべきか。 荻上チキ氏、池田信夫氏、BUNTEN氏らネットでもさまざま議論されています。しかしどの議論もザモデルで議論されてはいません。ミクロ的基礎に基づかない…

黒木玄×稲葉振一郎「いかにして自分(と世の中)を変えるのか」

この黒木×稲葉対談は『InterCommunication』2004年春号に掲載されたもので、僕が現在構想しているブログの経済学の中では、ちょうど(特に経済問題についての)旧来の掲示板文化(黒木掲示板や苺経済板が典型。2ちゃんは入れない)とブログ文化(2ちゃん、…

 サットンの方法論再考用メモ

サットンの方法論の本より経済の法則とは何か―マーシャルと現代作者: ジョンサットン,John Sutton,酒井泰弘,堀出一郎出版社/メーカー: 麗澤大学出版会発売日: 2007/10メディア: 単行本 クリック: 25回この商品を含むブログ (3件) を見る その昔、苺経済板と…

小松左京『小松左京自伝』

このエントリーhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080221#p4で稲葉氏が次の発言をしていました。 :稲葉 小松左京の『日本沈没』には、情報科学者の中田という人物が登場します。小説の中で中田はタスクフォースのリーダーになりますが、彼は、「ツボ…

貨幣カルト性とネット蝗

最初に関係ない話で恐縮だが、ネット蝗で思い出したのだが、いま池袋のジュンク堂で「虫を食む人々」展とかいうのをやっていて、イナゴのつくだにが売っていた。ネット蝗も佃煮になればいいのに 笑 さて本題。hicksianさんの感想http://d.hatena.ne.jp/Hicks…

チョボチョボ論と増田悦佐

東浩紀「批評の精神分析 東浩紀コレクションD」 その1 ポストモダン以後の知・権力・文化 稲葉振一郎+東浩紀 http://d.hatena.ne.jp/jmiyaza/20080105/1199543492 こういう対談をしていたとは知らなかった(東コレクションDは未読)。興味深い。以下上記…

 ハリ・セルダンはヘーゲルの夢を見るのか?

見る。つまり下のエントリーの議論はそういうこと。

Jonathan Zittrain :The Future of the Internet and How to Stop It

備忘録代わり。The Future of the Internet--And How to Stop It作者: Jonathan Zittrain出版社/メーカー: Yale University Press発売日: 2008/04/14メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る アク禁問題の本もある…

ハイエクでもなくハーバーマスでもないけど、やっぱりウィキノミクス?

5年以上前に作成した田中版「ネットの経済学」(掲示板時代のネットの経済学)のその続きの準備といってはなんですが、やはりブログの中でどう経済問題が議論されているのか、そしてそもそもブログ自体の経済的考察にはどんなものがあるのか、ここ数日いろい…

いままでの関連エントリー

このエントリーのはてブで京都の料理屋の主人が書いてた「なんというかリフレ派1.5的見解」、つまり「。「凡庸なブロガーは、娯楽と真剣のわずかな隙間を、せいぜい近所のわりとすいてるコンビニでお弁当を数分で温めてもらえる路線を目指すのがいいと思って…