2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

 アート・スピーゲルマン『消えたタワーの影のなかで』

消えたタワーの影のなかで作者: アート・スピーゲルマン,小野耕世出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/09/10メディア: 大型本 クリック: 12回この商品を含むブログ (10件) を見る 作者がテレビ出演を依頼されて、まったくテレビの編集に合わない発言で放…

 ポール・オースター/デビッド・マッズケリ『シティ・オブ・グラス』

シティ・オブ・グラス (Graphic fiction)作者: ポール・オースター,デビッド・マッズケリ,Paul Auster,森田由美子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/10/17メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 54回この商品を含むブログ (14件) を見る …

 フリードマンは“フリードマン的マネタリズム”を辞めたのか?

昨日のエントリーで紹介しましたマンキュー氏のブログでのフリードマン書簡に端を発して、コーエン氏のブログでフリードマンの年来の主張とみなされていた、貨幣供給量を経済成長に合わせて増加させるという政策を撤回したのか、またはその代替案でインフレ…

 利権集団的になった「と学会」?

http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20060815の続きです。 さてすでに稲葉さんのこのエントリーのコメント欄(特に、堺、田中、稲葉、KoichiYasuokaの各氏コメント)のところ、そしてわたしの旧ブログなどで、すでに松山、堺、海法各氏の緒論に依拠する問…

  いろいろ来てるけどワンダーウーマン

Greg Ruckaのワンダーウーマンは面白いね。前にご紹介したものの続き。ハーデスの死の国に乗り込むワンダーウーマン。ただし先のメドューサとの戦いで失明状態。本書の前半は並行する別のストーリーを収録。前作の方がかなり上回る出来ではあるが。☆☆☆。続き…

 やわらかいお腹と割れたお腹

さて本業の方でドつぼにはまった論文書きをしているせいか現実逃避まっさかりの私ですが(ーー;)、増田悦佐本で次のように赤い粉末効果満点の記述「現在では、アメリカン・コミックスも形式だけみれば随分じょうずに日本のマンガ・アニメのマネをできるよう…

 『経済政策を歴史に学ぶ』出ました。

情報によりますと都内大型書店ではすでに店頭にあるとのこと。全国でも順次販売かと。よろしくご高評賜ればと m( )m 経済政策を歴史に学ぶ [ソフトバンク新書]作者: 田中秀臣出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2006/08/17メディア: 新書購…

 モーゼの十戒ならぬマクロ経済学者の十戒?

マンキュー先生のところに“神”降臨(ミルトン・フリードマンからの手紙)。 http://gregmankiw.blogspot.com マンキュー氏の論文「科学者とエンジニアとしてのマクロ経済学者」についての感想をフリードマン氏が送ったもの。svnseedさんによるすぐれた翻訳は…

 八田達夫編『都心回帰の経済学』とここでも増田悦佐節

というわけで偶然の一致で増田氏の論説(「均衡ある発展」が歪めた日本経済)を収録した八田達夫編『都心回帰の経済学』(日本経済新聞社)をお仕事のために斜め読む。八田先生の長年の主張である都市再開発の目玉である容積率緩和と増田氏が『高度経済成長…

 重要なポイントだよね(bewaadさんの宿題)

ちょっとmixi内で知ったので出所は秘すけどもwある方の指摘で思い出しましたよ、以下のことhttp://bewaad.com/archives/themebased/2004/bookreview.html#Jun2004 これは山本氏の今回の論評(近日詳細ご報告予定)を評価する上でも欠かせないかもしれない、…

 パトリック・マシアス著・町山智浩編訳『オタク・イン・USA』

近所のシネコンに『ユナイテッド93』を観にいく。その上映時間までの空き時間で読み始めたが、『ピンク・レディ・ショー』のDVDみたいなあ、とか思ったが、映画の方があまりにもものすごい迫真の出来なのでオタク本も吹っ飛ぶ。 とりあえずマシアス・町山本の…

 メトロン星人の赤いの強しwww

緊急電によりますと、ト学会がろくに増田本論争を読みもせずに、中途半端な突っ込みを(罪人w: 山形浩生、田中秀臣、ITOK、稲葉振一郎各氏に)した模様。詳細は待たれよww メトロン星人の赤いの混ぜた奴はこれ ↓ 日本型ヒーローが世界を救う!作者: 増田…

 これ面白いと思うよ

正直、原稿完成させないとヤバいので読むのはあと数日はお預けなのだが、以下の新刊はコネタ満載の予感。この種の書き方の姿勢は某国のだれかさんたちを想起させるわけですがw この本が東×なのかエコミ××組のいずれに該当するかは、いま書いたようにちょい…

 「トンだトンキチ」を根拠にする山本弘@と学会会誌

下に書きましたように、と学会の山本氏が増田本とそれを「擁護」する面子への批判を書かれたわけですが(ただいま会報ゲット)、しかしこの山本さんの論拠である堺さんの増田本批判の重要な論拠が、ご自身の「錯誤」(うまい表現みつからんので下の引用みて…

 おすすめブログ

昨日のエントリーの後半部分で間違って消去した内容を不完全復元。最近、面白いなあと思ってるブログ(備忘録も兼ねて)。http://d.hatena.ne.jp/yumyum2/それとホテル・ルワンダ論争をいまさらに以下のブログから知りました。この映画自体みていないわけです…

 われらピコ経済学徒なり

待望の訳書登場予定誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか作者: ジョージ・エインズリー,山形浩生出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2006/08/30メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 344回この商品を含むブログ (104件) を見る これは絶対嫁!原書の…

 不況計算サイト

パソコンが重たくて家に放棄してきてからはや10日(原稿は手書き)w。まだ旅先におりますが、携帯でちまちま打っているのに疲れてきたのであきらめて近所のネットカフェにきたとさ。空いてる(^^;)。お盆真っ盛りだしねえ。 さて携帯でちまちまみれるサ…

 米経済論壇真っ二つ―アメリカ経済、Dead or Alive−

FOMCがFFレートの据え置きを決める前後から米経済論壇(特にネット系論壇)は、アメリカ経済の先行きをめぐってほぼ真っ二つで両極端な意見対立が起きているのは皆さんもご承知かと思います。FOMCが5.25%にFFレートの現状維持を決めた背景には、すでに経済…

 Elleの遺跡更新

旧ブログのマルチライターの方は、当分、 http://promotion.yahoo.co.jp/charger/backnumber/200512/contents02/theme02_03.php http://blog.goo.ne.jp/hwj-tanaka/e/da9e2acc0d121521c93e7a96059927f7 ↑ 関係で、ヴェブレンやコーエンのセレブの経済学を中…

 ラフティング初体験からライブドア初体験へ

北海道にいったついでにラフティングしてきました。完全インドアー派の私にしては珍しく何度も体験したくなりましたねえ。群馬でも(ちなみに私は群馬県に職場ありますが東京都下在住w)利根川の上流にポイントがあるようなので今度いってみようかな。僕の…

ブライト艦長の声優として知られる鈴置洋孝さんがお亡くなりになったことを知りました。宇宙世紀ガンダムではブライト艦長こそシリーズ全体の「主役」だったといえるでしょう。ご冥福をお祈りいたします。

 Plucking モデルとオーストリア的景気循環論

Pluckingをこの場合どう訳すか? とりあえず「ぐいっと下にひっぱりモデル」じゃあまずいからただの「プラッキングモデル」にいまはしておきます。このフリードマンが考えた景気循環論は、その正確な正体を田中はまだつかんでません(原論文を読めるのは来週…

 遅れたけど東洋経済経済書

つ、つええ、黄金本w いや、読んでません。すみませんm( )m つうか同じ会社のエコノミストがなんか異常に多く投票しているのだけども!? まあ、いいか。お祭りだしw 僕の選評を以下に再録(掲載されたものではなく完全ヴァージョン)【第1位】→ ベスト10…

モンティ・パイソン研究入門/マ-シャ・ランディ

モンティ・パイソンに関する日本で読むことのできる数すくない本。ポストモダン的な批評なんだろうけれど、前半のテレビの歴史の中での再評価はいいのだが後半はやや退屈。しかしモンティ・パイソンみたいな経済学の本は書けないもんだろうか。

実験

携帯で入力の実験。数日前にも書いたのですが、どうもネットにつながりがわるく不便。やはり例のものに乗換えろという啓示かな?

 経済学者は予測を嫌ふ

なぜかというとルーカス批判略。 しかしボクシングではすごい予測もあるんですね。おしっこちびりました。 http://taku71-diary.at.webry.info/200605/article_4.html ちなみに私、親の一方がボクシングやってた*1トラウマでみてませんでした、すみません悪…

 『経済政策を歴史に学ぶ』(ソフトバンク新書) (補遺)

う、早い。もう予約できます。どうかご贔屓に。m( )m http://www.amazon.co.jp/gp/product/4797336552 経済政策を歴史に学ぶ [ソフトバンク新書]作者: 田中秀臣出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2006/08/17メディア: 新書購入: 7人 クリ…

 花見酒の経済

原稿熱中でブログカキコしないという空手形発行はやはりやめw。バブル崩壊前後、笠信太郎の『“花見酒”の経済』が評判になってけれども、これは安定的な経済成長を“花見酒”=バブル といって批判した論説。まあ、マクロ経済政策がきちんといっててその安定し…

 トリックスター 「村上ファンド」4444億円の闇(続き)

トリックスター 「村上ファンド」4444億円の闇作者: 『週刊東洋経済』村上ファンド特別取材班出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2006/07/28メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (15件) を見る 昨日の続き。備忘録も兼ねてる…

 高橋伸彰氏朝日新聞書評『脱デフレの歴史分析』

安達さんの本の書評が朝日新聞(日曜)に出ていると聞いて近所の図書館にまで出向き立ち読み。で、さきほど帰宅して苺経済版をみたらすでにasahi.comに掲載されていたとは 笑。高橋氏はおそらく安達さんや僕なんかとは経済学観が違う(といっても石牟礼道子…