2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

昼下がりの常時

世間がバブル、湾岸戦争の時代に僕は何をしていただろうか? これはそのときのつまらない記憶である。 * 起きたときはもう9時過ぎで、彼女はとうに会社に出かけていた。僕はテーブルの上の書きおきと小遣いを見下ろした。出掛けに声をかけられた気がするが…

スコット・マクラウド『マンガ学』&『Flight4』

いまさらこの本を購入。正直、すごい高かったYo!。boxmanさんが寄稿した『アメリカンコミック最前線』のマクラウドのこの本についての論説で興味を改めて抱いた。しかしいつも借りてる図書館にはなかったし、やはり基本図書なんで‥‥氏んだぜ、この値段 涙。⇔…

谷口ジロー『孤独のグルメ(新装版)』、『冬の動物園』

ニコラス・ケイジの『孤独のグルメ』確かに観てみたい。仕事もせず、そして大して勉強もせずに日がな一日、近所の図書館とドトール珈琲と石神井公園周辺の黄金の三角形を行ったりきたりしていた80年代終りから90年代はじめにかけて、よく三宝寺池にもいった…

文化系を考える飲み会開催

昨日の夜(これを書いている時点ではたった1時間ほど前まで)、池袋某所で文化系を考える飲み会開催。そもそもの発端はここ。http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080610#p3 というわけでの飲み会だったのですが、速水さんと僕とソフトバンククリエイテ…

ポール・コリアー『最底辺の10億人 最も貧しい国々のために本当になすべきことは何か?』

コウェン教授のブログ「限界革命」で推薦していた同書が早くも翻訳で読める。原書をもっているんだけどもさぼって積読だったので日本語で読めるのはやはり嬉しい。これから読むのであとで感想書く予定。最底辺の10億人作者: ポール・コリアー,中谷和男出版社…

竹中平蔵関連とソン・イェジンの国について

切込隊長ブログより 溺れる者が藁と共に沈没で(藁)「韓国大統領、竹中氏を助言役に」 http://kirik.tea-nifty.com/diary/2008/06/post_d93c.htmlこのニュースを見たときに実は同じ感想を抱いたのである。韓流ドラマ(ソン・イェジンのスポットライトみたい…

100万アクセス御礼:銀河デフレ大戦

公開中 http://jimaku.in/w/hNxhrPaaCA4/Se1_0qv__zJ

晋遊舎『m9』二号

連載の「サブカルチャーの経済学」に「ラブドールの人口統計学」を寄稿。原題は「ロボットとセックスして日本人絶滅?」というお上品なものだったのだが 笑。(付記)献本が届いたので通読。中国ネタかあ。正直、このレベルの話題だと自分的には麻痺してるな…

世にも奇妙な田☆中秀臣

というわけで今日は久しぶりに池袋で本屋梯子。目当てはコリアーの本と大竹文雄さんの新刊。 ところが、急に漫☆画太郎が読みたくなってしまった。ジュンク堂の地下にいって店員さんに「まんがたろう」と聞くべきか、それとも「まんスターがたろう」というべ…

100万アクセス記念日

まったりしたbblog時代から激戦区(w)のはてな界隈に移行してからほぼ二年で100万アクセスに到達しました。まだカウンターは100万に1000いくつか足りませんが、講義中に到達していることは確実ですので、フォワードルッキング的にここで感謝を表明したいと…

福田徳三と中国

福田徳三論のために共著論文のうち自分が貢献したところだけを再編集したもの。関連するエントリーは、ここの日中経済学交流史http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20061124#p1のところ。姜尚中がかって『オリエンタリズムの彼方へ』(岩波書店)で、福田…

2008年上半期経済書ベスト5

またも恒例のシーズンがやってきました。今年の上半期は正直いって自分とは立場の異なる著作で見るべきものがあったという倒錯したシーズンであったといえましょう。代表としては、安冨歩『生きるための経済学』でしょう。あと『不謹慎な経済学』があります…

100万アクセス到達

20時56分23秒に到達しました。当ブログで、ある人物の名前を検索された方がちょうど100万番目の方です。特に何か用意しているわけではなかったのですが、もし某洋経済さんから出る本がありましたら1冊謹呈したいと思いますので、もうひとつの韓流ブログに「…

鈴木貴博『がつん!力』

献本いただくどうもありがとうございます。 いま頂いたばかりで拝読してはおりませんが、内容紹介だけ取り急ぎ1.テレビとネットでがつん!と火をつける話題の原則 2.埋没スピードをがつん!と減速させる居場所の原則 3.グーグルもがつん!と倒すスケール…

やはり、森永卓郎は痩せたほうがいいだろう論

人(モリタク先生)のことはいえない、田中ですが 笑。どう読んでみてもタイトルに沿うように小太りの効用を自分に見出そうとあがいているモリタク先生ですが、やはりダイエットをされたほうがいいかと 笑。特に丼ものは厳禁では? 全体的にモリタク先生の健…

超萌えロボットⅡ

備忘録代わり。ロボドルか。なんかもうなんでもありだなw http://blog.business-i.jp/robodol/ なかなか興味深いエントリーがあるのでこれはアンテナに加えざるをえん。それにしても4月から更新なしなのが物足りないけれどもそれだけロボットネタはあるよう…

テディ片岡とマッド傑作選

小野耕世先生の本を探していたら、不覚にも存在をさきほど知った『マッド傑作選』。興味深いのは鼎談をマッド・アマノと片岡義男と一緒にやっているところ。この時代の片岡といえば小説家として角川文庫中心にやたら売れ始めていた最初の頃だったと思う。中…

ポール・クルーグマン『格差はつくられた』

う〜ん、この本の原書を飛ばし読みしたことがあるけれども正直いって共和党的なるものを強烈に意識(批判)しすぎで、かなり大統領選意識した論説集の印象がした。翻訳を購入する気持ちにはちょっとなれない正直な僕がいます 笑。格差はつくられた―保守派が…

宮崎哲弥『仏頂面日記』

家人が放っておいた『週刊文春』を読む。この雑誌を読むのも久しぶり。宮崎哲弥氏の連載は、最近このブログでも言及した『蟹工船』ブームについて。宮崎氏は『蟹工船』の世界に魅かれたら、次に映画版の『戦争と人間』の鑑賞をすすめている。笑。『戦争と人…

NHKもの

昨日のバングラデシュとマイクロファイナンスものはドバイで懲りたのでしっかりと録画。まだ見てないけれども 笑。今日は本命?のサブプライムものがあるので、ビデオテープをいま急いで買い足し(付記:http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20080623/121422062…

シンガー&エイヴァリー『地球温暖化は止まらない』

これは体調ぶっこわした松山での学会で読んではいたのです。最後の辺は体調不良のために放置のまま。しかし最近の日本政府の妙なやる気には一種の宗教的情熱すらも感じるのは僕だけでしょうか? いくらサミットが近いからってねえ。しかし自国のデフレでさえ…

祭りはふつう雨天順延なのに

はだかなので今日の雨は関係ないそうです 笑 http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay_80621.html はだか祭りでもピアスはしたままなのかな。祭りの終り↓ http://cruel.org/other/matsuo/matsuo.html#comments

エア新書

これ企画いままでなかったのか。とうに出てると思ってたけども。http://airbook.jp/AirSIN/9 僕も脳内企画で『ビートたけし経済学殺人事件』(この関連)とかあるけれども、ここではてブが200個ついたら企画マジ出しするよw。ビートたけしとの対談つきで企…

パトリック・ロスファス『風の名前 キングキラー・クロニクル第1部』

週末はこれを読もうと思って70ページまで読んだら、『ギャラクティカ』の米国版がきてしまい、とりあえず後回し。遊んでばかりもいられないので 笑。魔法ファンタジー結構好きで、目の前の本棚にも『トールキン指輪物語事典』や(好きといっててまだ読んで…

宮迫千鶴さん死去

80年代真ん中、僕がまだ編集やってたころ、原稿を頂戴しにお会いした最初の著者の方でした。すごく情熱的かつ親切な語り口の方でした。そのときヒカシューをかなり誉めていたのが印象的です。ただそれだけなのですが、何事も最初の経験はその人の記憶に鮮や…

BUNTENさんの転落日記

「ロスジェネ」ばかりに注目がいく最近の貧困論壇。ワーキングプアにもなれないただのおっさん(スマン>BNUTENさん)の話にも注目してほしい。http://air.ap.teacup.com/applet/bunten/msgcate4/archive?rev=1

コミュニストはSEXがお上手?ブログ

以前、ご招待いただいたパンドラさんの公式ブログ。澁谷のユーロスペースで夜やってる。この映画は経済学に関心ある人は特に興味深いはず。http://blog.goo.ne.jp/pandora-neko

栗原裕一郎『<盗作>の文学史 市場・メディア・著作権』まもなく

http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20080620#1213898118〈盗作〉の文学史作者: 栗原裕一郎出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2008/07/01メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 428回この商品を含むブログ (107件) を見る楽しみだなあ〜。

米沢嘉博『戦後SFマンガ史』、『戦後ギャグマンガ史』

図書館に行ったら所蔵してたので借りた。SFの方はもうすぐ復刊されるとのこと。旧版は文字も小さく二段組で読みにくいので文庫での再登場は期待大。 しかしこういう基本図書をじみ〜に読むようになったのもアメコミ論争のおかげだよなあ。 ところでもうそろ…

マルクス主義疎外論の本質とジェノサイドの可能性

松尾さんからの引用:「疎外」とは何かということについては、ご引用いただけていない、拙著のこの説明が一番わかりやすいと思います。「「考え方」「理念」「思い込み」「決まりごと」等々といった頭の中の観念が人間から勝手に離れてひとり立ちし、生身の…