文化系を考える飲み会開催


 昨日の夜(これを書いている時点ではたった1時間ほど前まで)、池袋某所で文化系を考える飲み会開催。そもそもの発端はここ。http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080610#p3

 というわけでの飲み会だったのですが、速水さんと僕とソフトバンククリエイティブ編集部の上林さんの三人では味気ない?ということで、もうひとつのテーマ??とドッキングしました。


 そのテーマは「文化系女子はどこいったの?」http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080611#p2

 というわけでその二大テーマを語るべき参集?したのが以下の豪華メンバーでした。男性陣の紹介ははしょりw

1 川原和子さん

 マンガラブーやNTTウェブマガジンなどのマンガ評でおなじみの、私の心のマンガ師匠(僕が勝手に思ってるだけw)三人組のひとり(あとはboxmanさんと伊藤剛さん)。今日初めてリアル対面し、いろいろ励まして(いや、頭の毛をすくなくするというわけではなくw)いただきました。感謝感謝。それにしても僕はオタクではないのですが、経済思想史研究そのものがいわばオタクマインドに溢れてて、この僕ぐらいでも研究対象の人物の断簡零墨の類まで蒐集しています。なかには達人がいて、河上肇の遺髪、大杉栄が着ていたという獄衣などを集めている方もおりますね。そんなオタク論もありました。

2 平山亜佐子さん

 平山さんにも初対面でした。最近著『20世紀破天荒セレブ』を出されたばかりで、私も一冊購入させていただき、全部ではないですが、宇野千代大屋政子のエピソードなどを興味深く拝読しました。この本の装丁・デザインなどトータルにおやりになったそうでして、確かに本のつくりや構成が非常に凝っています。セレブになるための情報ソースやコネタも満載です。

3 波多野里奈さん

 今日の陰のマイナーな話題が、NHK特集のドバイネタなのですがw 経済思想史研究者など一切、お金の話とは無縁に近いのですが(笑 波多野さんの誠実なアドバイスならば安全でしょう。あとで集合写真を掲載する予定ですが、今回は前回の飲み会での山崎元さんのカメラ目線に負けじと、墓場の志村けん風に波多野さんの横で頑張りました(なんじゃそりゃ?

4 yucoさん

 文化系女子すくな〜という論点を提起したyucoさん。ようやくインコの乗ったご尊顔の眼から下を拝見できて嬉しかったです(ってなんじゃ、そりゃ。ちょうどご担当の上林さんからいただいたばかりの山形浩生さんの新訳『地球と一緒に頭も冷やせ!』をお貸ししたらまじまじとご覧になっておりました(yucoさんは山形さんのファンなのです)。

地球と一緒に頭も冷やせ!

地球と一緒に頭も冷やせ!

5 韓東賢さん

 『思想地図』男ばかり説の迷妄を打破していただいた韓さんにも参加いただきました。韓さんの映画論関連の論文も今日いただき感謝です。その論文で話題になっている『砂時計』も観賞したいと思います。ちょうど韓さんの著作も前半を読んだばかりですが、非常に面白い著作でこれが修士論文を元にしていたとは信じ難いほど高水準の実証分析の成果ではないかと思います。

チマ・チョゴリ制服の民族誌?その誕生と朝鮮学校の女性たち

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 というわけでテーマを達成したことが一目瞭然ですね 笑。しかしこれだけ他分野・多彩な人の集まりはそうないし、楽しかったなあ。