2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧
困らないよ(笑)。この「経常収支(貿易収支の場合もあり)が赤字だと日本は何で稼ぐか」とか「経常収支が赤字だと海外に国債を買ってもらう必要がでてきて、その場合には急激な資本流出が起きると国債破綻、日本経済危機になるよ!」と警告をならすものま…
リフレ派はただ単に金融政策のスタンス変更でデフレ脱却を目指す人たちのことであり、「派」といっても価値観や政治信条、もともとの経済学の素養(マルクス経済学、ポスト・ケインジアン、新古典派、ニューケインジアン、経済思想史など)もバラバラである。…
片岡剛士さんが福岡正夫先生の記念講演を賞賛してたのでそこだけ立ち読み。ケインズ解釈の歴史を簡潔にまとめている。45度分析とISLMの重視。未完だが使える体系としてのケインズというもの。さすがに名匠の切り口とでもいうべき明瞭なまとめ。福岡先生の講…
中森明夫さん、遠藤恭葉さん、僕、そしてオープニングアクトに二木蒼生(こけぴよ)さんでお送りした「敗戦後アイドル論」(in荻窪ベルベットサン)。とても有意義な会でした。出演いただいたみなさん、関係者のみなさん、そしておいでいただいた観客の皆さ…
ようやく出ました。書いたときには何か血迷っていたのかもしれませんw 『生活考察』第五号はこちらから予約注文できます。 http://d.hatena.ne.jp/fiddle-stick/
「人格」ならぬ「猫格」の経済学 先日、猫と猫族(ライオンやチーター)を話題にした経済学のトークイベントを行った。猫や猫族がなんで経済学のテーマになるのか? 実は大いに経済学に関係するのである。例えば、リーマンショック以降の米国では、捨て猫が…
中森明夫さんの「敗戦後アイドル論」(『一冊の本』三月号収録)を契機にしたトークイベントをお送りします。日本の戦後のアイドル史を「敗戦後」というキーワードとともに再構築していく意欲的な試み。その問題提起を参加いただいたみなさんとともに考えて…
このミスマッチ連載(笑)もなんと今月号で30回目。それを記念して今回はかなり力をいれました! 大瀧詠一の分母分子論とタイラー・コーエンの文化の経済学、「蛍の光」と歌手saya論などとの関連を全開に書きました。ぜひお読みください。電気と工事 2014年 …
日本のクールジャパン戦略を含めた日本のカルチャーを食、アニメ、マンガ、アイドルなどを題材に、思想と経済の両面から考えていきます。古谷さんのクールジャパンの新著『『クールジャパンの嘘』(総和社)の内容もふれていきます。 また今回は、アナリスト…
去年放送されたカウントダウンE.Tでなぜか見たことがないBiSのイベント前後編に僕のコメントがわりと長く使われたので、ずっと一度はちょっとでもいいからライブをみて見たかった。新宿の屋外で平日夕方というのは僕にとっては負担の少ない絶好のタイミング…
才能に恵まれた美しいバレリーナである主人公とその厳格な師との20年以上にわたる日々を描いた秀作。いままでのヴィヴェスの作品の中では最も長い時間軸を扱い分量も多い。はじめて動的な意味での「人生」を表現した作品だといっていいだろう。古典を読むよ…
有吉ジャポンで五人の座談会(吉田豪他)で、しず風&絆とその他にローカル色が強い代表として選んだ“はちきんガールズ”。しかし本放送では名前すら出てこなかったのはとても気の毒でした。そもそも放送では「綺麗なアイドル」を選ぶという趣旨になってまし…
『河上肇記念會会報』の最新号を頂戴する。ありがとうございます。今回は八木紀一郎先生の講演が冒頭に収録されていて、20世紀における主にソ連とドイツ(東ドイツ)での「マルクス学」の進展、とくにスターリン体制での政治との関係に焦点がおかれて興味深…
『小さいおうち』、予告編をみたときから楽しみにしていた。とてもいい作品で満足。切通理作の『山田洋次の<世界>』でも話題になっているが、山田映画の二大モチーフである「暴力」と「エロス」 の処理の具合も絶妙に思える。松たか子は相変わらずいい。こ…
浜野志保さんから頂戴する。ありがとうございます。空中浮揚する霊媒師を扱った浜野さんの「ダニエル・ダングラス・ヒュームの空中浮揚」が読みたかった。19世紀の代表的な霊媒ヒュームの活動と当時のスピリチュアリズム、そしてロバート・オウエンやコナン…
神奈川県のアイドルたちの展望記事。そこにアイドルと景気との関係について簡単にコメント。脱デフレ後をみすえたアイドルの生き残りについて。日本経済復活が引き起こすAKB48の終焉作者: 田中秀臣出版社/メーカー: 主婦の友社発売日: 2013/04/30メディア: …
波平のように「ばかもの!」と「勉強しろよ」で終る日本型ケインジアン(貨幣なし種族)へのコメント。
桜林美佐氏の『誰も語らなかった防衛産業』は知る人ぞ知るジャーナリズムの秀作だろう。防衛産業や自衛隊のことを語るのはリベラル的な人たちにはテーマだけで忌避されることが多いが、この書籍はそんな食わず嫌い選手権的な人たちにこそ読んでもらいたい一…
栗原裕一郎さんがtwitterでとりあげてたので購入。この種の評論文本は、一時期学生用に何冊も購入してたが、どれも使うに不便だった。この本はなかなかいい。キーワードの定義をまずどかんと見やすく書き、次に簡単な解説をときには図解入りで書く。そして短…
かなりな話題になっている著作を編集部から送っていただきました。ありがとうございます。高校生や大学受験生にはもちろん、そして若いビジネスマンが高校時代の世界史を思い出しながら読む最初の一冊としてはいい本ではないでしょうか。基本的にマクロ経済…
本日発売されている『週刊現代』で、都知事候補で誰を選ぶかについて、消極的な選択でしたが、投票する人を決めました。理由も書いてありますのでご覧ください。そこには詳細書いてませんが、なるべく特定の集団や個人への社会的な排除を引き起こさない価値…
中森明夫さんの「敗戦後アイドル論」(『一冊の本』という朝日新聞社出版の雑誌に収録)は、アイドルに興味のある人はぜひ読んでおくべきもの。「敗戦」というものが日本のアイドルの形成に与えた影響を俯瞰している。南沙織が「返還直前のその南の島からや…
僕の恩師である藪下史郎早稲田大学教授の最終講義「トービンの金融論、スティグリッツの経済学、そして早稲田の政治経済学」を聞きに昨日土曜日、早稲田大学に行きました。その後の懇親会も含めてとても有意義でした。本当に先生にはここで表現することが難…
ベン・バーナンキからジャネット・イエレンFRB議長時代になりました。この著作はその意味でも今後のアメリカの金融政策、そしてFRBとアメリカの政界との関連などを考える上でも最適の書籍でしょう。90年代から今日にかけてのアメリカの金融政策がとてもダイ…
これはカレンさんたち3姉妹についての本ではない。母親、兄、子どもたち、そしてもちろん彼女たち3人の道端ファミリーについての愛すべき本だ。特にカレンさんのお母様との対話やまたママ・レシピがでてくるところ、お兄さんの3姉妹へのコメントもじんわ…
なんか日向がここちいい会場でした。ハトが野外ステージの前を横切ったり、簡易の子供向けの汽車が周遊したり、休日なので家族連れもたくさんいましたね。時間が完全に昭和的雰囲気です。でも会場のサンストリート亀戸は1997年開業なのでもろ平成の産物。雰…