2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

論説「「戦時放送を流す安倍政権も怖い」北朝鮮危機で注目した謎のつぶやき」by田中秀臣 in iRONNA

今回は、北朝鮮ミサイル発射の日本領土通過にともなうJアラート、その評価について。そして北朝鮮リスクの経済に与える短期的・中長期的評価について書きました。ちなみに「戦時放送を流す安倍政権も怖い」は、僕ではなく、金子勝氏のものです。題名だけで断…

8月の別ブログでの記事(アイドル関係の仕事、メディア出演などの記録)

「WHY@DOLL(ほわいどーる)、「分断」の時代のアイドルとは?」in Newsweek日本版 https://ameblo.jp/hidetomitanaka/entry-12298504177.html文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」8月8日出演:内閣改造と消費増税、枝野氏のトンデモ経済論など https://amebl…

論説「加計学園ワインセラー、日刊ゲンダイの「印象操作」にレッドカード」by田中秀臣in iRONNA

毎週の連載です。日刊ゲンダイ、リテラなどのこの件の記事もひどいものでしたが、報道ステーションの報道も実に印象操作の産物で事実誤認に基づくものでした。 しかしこんなフェイクかフェイクもどきのニュースを、単にひとつの政権を批判するためだけに流し…

かわいそうな「反安倍感情」を持つリフレ志向な人たちの枝野“反緊縮”期待

民進党代表選で、かわいそうな現象が起きている。 おそらく政治的イデオロギー、党派性根性、そして嫌悪感などから、反安倍感情を持っていて、なおかつリフレにもある程度の理解を持っているか、あるいはリフレ派と目される人の中に、あろうことか枝野幸男氏…

論説「民進党が安倍政権と張り合うには「金子ノミクス」の採用しかない」by田中秀臣in iRONNA

毎週の連載です。表題の金子ノミクスは、もちろん論説を読んでいただればわかるように、金子勝氏ではなく、金子洋一さんの経済学のことです。http://ironna.jp/article/7471 以下の金子洋一さんの本はとてもいい内容です。コミケでの販売から、現在ではアマ…

アベノミクス開始から今年度までの予算規模からみる財務省発“緊縮病”の深刻度

twitterでつぶやいたものを掲載。アベノミクス初年度だけが予算規模(補正含む)が約106兆円(四捨五入)。2014年が101兆円(ただし消費増税ショック8兆円引き算必要)、2015年が100兆に欠け、2016年は約100兆。一貫して初年度だけ拡大であとは抑制気味。17…

福田徳三著作集第19巻『厚生経済研究』発刊

日本を代表した経済学者の素晴らしい著作集の最新刊です。 福田徳三の意義はしばしば福祉国家、福祉社会論の先駆といわれますが、彼の生前の最後の著作である『厚生経済研究』はまさにその集大成と将来への可能性を表した代表的なものです。現代的な意義も極…

日本経済、「あと一押し」まで来たのかどうなのか?−GDP速報をうけてのリフレ派の解説まとめ

GDP第2四半期の速報がかなりよい内容だったのをうけて、いわゆるリフレ派の論客(田中含む)が論説を書いています。そのうちいくつかをご紹介。トップバッターは、嶋中雄二さんです。嶋中雄二の月例景気報告(8月14日)No.88:「数量景気」からミニ設備投資…

論説「北朝鮮リスクより危険? 経済最優先「人づくり革命」に足りないもの」 by田中秀臣in iRONNA

毎週寄稿している最新のものです。GDP速報をうけての現状の日本経済の分析を雇用面に特に重点をおいて書いたものです。 いずれにせよ追加的な財政・金融政策が求められます。北朝鮮リスクより危険? 経済最優先「人づくり革命」に足りないもの (田中秀臣) - …

マクロン大統領就任100日直前で支持率急減は、緊縮病のせい。日本の「石破茂首相待望論」とも重なる現象か?

エマニュエル・マクロン仏大統領の支持率が急減しているという時事通信や英エコノミスト誌の話題。仏国民の「気持ち冷めた」、マクロン大統領就任100日直前 http://a.msn.com/01/ja-jp/AAq8cKH?ocid=stただマクロン氏の大統領選前後の政策的発言をみれば、十…

論説「八月十五日の石橋湛山―リフレと小国主義による日本の再生」by田中秀臣in ニューズウィーク日本版

昭和20年8月15日に、石橋湛山は何を考えていたのか。リフレ主義と小日本主義とを軸に今日的な意義も含めて書いてみました。 http://www.newsweekjapan.jp/tanaka/2017/08/post-12.php

福岡正夫『新版 経済学の考え方』(泉文堂)

1980年に読んだ本を40年近く経って、その新版を再読するとは思いませんでした。福岡先生による経済学入門兼概説といった内容で、方法論の議論や経済学を学ぶ人たちの心構えから始まって、ミクロ、マクロの核心部分を数式など一切使わずに解説していて今でも…

根井雅弘『経済を読む ケネーからピケティまで』(日本経済評論社)、『経済学の3つの基本』(ちくまプリマ―新書)

コメント欄に、根井雅弘氏と伊東光晴氏の文献目録みたいなのはないか、といういつもの匿名さんのフリーライドな書き込みがきていたので、少し自分のブログをググったら、意外と最近は根井氏の書いたものをブログには書いてなかったんだな、と思った。ゼミの…

樫原辰郎『帝都公園物語』(幻戯書房)

樫原さんに頂戴しました。ありがとうございます。冒頭の有栖川宮記念公園の話がありますが、いまはその公園と道を挟んだところにあるドイツ大使館も有栖川宮家の一部で、ドイツ大使館の庭も大変に宏大で素晴らしいものになってます。たまにしか開放されてな…

井上智洋『人工超知能」(秀和システム)

昨年、話題作『人工知能と経済の未来』と『ヘリコプターマネー』を連発した井上さんの最新作は、人工知能の啓蒙的な概説書といっていい軽めのエッセイだと思います。 Aiに関連する話題「意識とは何か」やロボットの反乱などの可能性などについて言及していま…

高橋洋一『大手新聞・テレビが報道できない「官僚」の真実』(SB新書)

森友学園の籠池夫婦の補助金詐欺の疑いでの逮捕で、久しぶりに森友学園問題を再考したときに、本書はとても役立った。森友学園問題とは、本書によれば、日本の官僚制の「弊害」であることが、具体例を以て示されている。 現状では、そもそも森友学園問題も加…

上念司『タダより高いものはない』(イースト新書)

経済評論家上念司さんの新作です。題名は、No Free Lunch に近い日本語でしょうか? 二部構成になっていて、それぞれ現在の経済問題について上念さんらしい批判的な視点からの解明が行われています。ちなみに本書を通読すると、与党内のポスト安倍候補や民進…

高橋洋一『「経済」のギモン、ぶっちゃけてもいいですか?』(実務教育出版)

リフレ派の間では、「月刊高橋洋一」あるいは、最近はさらに加速して「週刊 高橋洋一」ではないかと言われている多作家となった高橋洋一さんの新作です。 “経済数量学者”という聞きなれない肩書で、イラスト付きで高橋洋一さんが居酒屋に降臨して、居酒屋談…

杉田菜穂『人口論入門』(法律文化社)

社会保障の専門家であると同時に、著名な俳人でもある杉田菜穂さんの人口論の教科書です。献本していただきました。ありがとうございます。 今現在、杉田さんとは福田徳三研究会でご一緒ですが、本書でも福田徳三が日本の人口政策の理解に与えた影響が書いて…

論説「安倍総理、国民の生命より「消費増税ありき」でいいんですか?」by田中秀臣in iRONNA

毎週連載の最新原稿です。どうぞご一読ください。原題は「内閣改造での支持率回復より重要な、国民の生命を大事にする政策」。http://ironna.jp/article/7336

経済学史リンク集(作成中)

ただのメモThe European Journal of the History of Economic Thought http://www.tandfonline.com/toc/rejh20/currentHistory of Political Economy http://hope.dukejournals.org/content/by/year日本経済思想史学会 http://shjet.ec-site.jp/マルサス学会…

山田鋭夫編『月の別れ 回想の山田登世子』

山田登世子先生とお別れしてから一年が経ちました。山田鋭夫先生の編集と、藤原良雄社長、編集の刈屋琢さんの見事な共同作業で、とても素晴らしい回想記が上梓されました。おめでとうございます。 出来上がったばかりの本当にほやほやの御本を頂戴することが…

論説「「利上げして景気回復」枝野幸男の経済理論が凄すぎてついていけない」by田中秀臣in iRONNA

毎週連載の最新原稿です。どうぞご一読ください。原題は「ポスト蓮舫は緊縮・増税主義者ばかり」。http://ironna.jp/article/7272