2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

 平井俊顕『ケインズ100の名言』

新刊の告知がありましたのでお知らせ。僕はまだ実物拝見してません。 ケインズ100の名言作者: 平井俊顕出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2007/07/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (11件) を見る

出欠のテクノ

ニュースから。 携帯電話で出欠確認 青森大開発、他大学でも利用拡大(リンク先切れる可能性大) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070715-00000003-khk-l02 この中で「小田教授は「最近はまじめに出席しても講義を理解できない学生がいる。出欠の手間が…

呉本に影響されて

昨日の呉本に刺激されてそこであげられていたり関連したりするのをまとめ読み。

 契約の経済理論をめぐる研究会

車の修理に時間がかかり遅刻して出席。ただし報告時間がかなり長かったので実質半分ぐらいは聞けました。伊藤秀史先生のご報告。早稲田大学にて(ふたつの経済学史関連の研究会の共同主催)。参考文献はこのエントリーで紹介したものhttp://d.hatena.ne.jp/t…

 呉智英『マンガ狂につける薬』

この人の著作を80年代に読んだときは、まず硬い話題なのに笑えるのが新鮮だった。今回の著作は僕としては10数年ぶりの呉智英体験である。笑えるところは、田中圭一『神罰』のところしかなかった。たださすがに大学で漫画について講義している人だけあって、…

 小野善康『不況のメカニズム』合評会

完全にオープンなので、ちゃんと読んだ人はみんな逝くのだ。 テーマ:「ケインズ『一般理論』と不況動学――『不況のメカニズム』(中公 新書)をめぐって」 報告者:小野善康氏(大阪大学) 討論者:平井俊顕氏(上智大学)、野口旭氏(専修大学)日時:9月22…

クーリエ・ジャポン8月号

い、いかん。つい慣性で購入しちゃうw。でもこの雑誌面白いよ。献本キボン 爆 さて今回も特集のエコ・ブームとかクルーグマン、マイケル・ムーア<ちなみに僕はまだ彼の作品みたことないんですの、おほほほほ*1>ネタがありましたが、 1)山形浩生さんの連載…

 学生のみなさんのおかげですPARTなんとか

ゼミ(四年)で使用しているテキスト。 「法に抗っての進歩:アメリカにおける日本アニメの爆発的成長とファン流通、著作権」(ショーン・レナード著、山形浩生訳)。山形さん、多謝。 http://cruel.org/other/animeprogress.html 『ジャパナメリカ 日本発ポ…

 DVD-BOX 銃・病原菌・鉄(DVD3巻セット)

おい! ☆(ホシ! 伴厨太調)、うっかり押したらついたじゃないか。おまけに気仙沼。(ーー) 本題こんなん出てました。 銃・病原菌・鉄作者: ナショナルジオグラフィック出版社/メーカー: 日経ナショナル ジオグラフィック社発売日: 2007/06/23メディア: 単…

 若田部昌澄vs山形浩生論争(『Voice』8月号)

山形さんの論説(日本の官僚は総じて優秀、弊害はあるが天下りのよい面を維持するか、そうでなければお金を掛けるなど優秀な人材を集めるかしなくてはいけない)に対して、若田部さんは、 1 外部との流動性を高めることが公務員の質を高める(官僚が魅力で…

 最先端マクロ経済学からの金融政策評価

非常にわかりやすい展望。超おススメ。 Jordi Galí &M. Gertler Macroeconomic Modeling for Monetary Policy Evaluation http://www.crei.cat/people/gali/pdf_files/gg-jep.pdf 内容日本語で紹介しろですか、そうですか。このペーパーでの議論を前提にし…

 就職関連で読んだ本『会社図鑑』

『会社図鑑』の新版を斜め読み。出た当初に一回読んだときも思ったことだけど、う〜ん、そんなに面白くない。学生のときだったら読んでても別にそんはしないのかもしれないないけれどもあまりにも初歩すぎるのでは? むしろ個人的には『就職四季報』の趣味読…

Gガールなら一組で十分

ソース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070709-00000405-yom-int 引用:欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会が欧州映画のPRを目的にインターネット上に公開したビデオクリップが、賛否論争を巻き起こしている。:引用終 1 観察事実(欧州連合…

 齋藤誠「大学の事務当局にも評価制度を」(『週刊東洋経済』)

日本経済のマクロ面の評価についてはほとんど同意したことがない人なんですが、今週のコラムには肯く点が多々ありました。ただしこれは齋藤氏の発言というよりは無視されがちな“常識”でしょうけども。あと「研究大学」という括りでなくとも別にいいと思いま…

 映画あれこれ

『ダイ・ハード4』……最後がド派手でないのがむしろいいかも。これは映画館でみて損しない快作。映画館でみるのは半月ぶりか。 『Gガール』……アメコミ関係(違)。これってそんなにいわれてるほどダメじゃない。むしろすっきり見れるところがいい。時間つぶ…

 コミックあれこれ

『謎の彼女X』……ツボにはまった。メジャー系(?)では『江古田ちゃん』と並んで最近気に入ったもの。 『神聖喜劇』全6巻……ようやく読破。長編小説らくに1冊分の文字数。5、6巻あたりから急に読みやすくなってきたが、世界観になれたせいなのか?。 田中…

 NHK「そのとき歴史は動いた」&姜克実『晩年の石橋湛山と平和主義』から

石橋湛山の戦前の小国主義が実践的な価値を持ったのは、先のNHKの番組でも簡単に説明されていたように、日本の大陸侵攻によって得られる経済的利益とそれによって失う米英との交易上の利益を比べるといった経済論的な側面であったと思います。 姜克実先生の…

 ギリギリ科学少女ふぉるしぃ

取材の準備で久しぶりに秋葉原に行く。といっても滞在時間が30分もとれなかったので目当ての品を買っただけ。今後まめに調査のために行く予定。もっとも日本より外国の方に関心があるんだけども。 ひとつはITOKさんに聞いた1000円がちゃがちゃを取材のおみや…

シェリング伝記

05年のノーベル経済学賞受賞者の「戦略家」トマス・シェリングの詳細な伝記。まだ読み始めたばかりだけれども非常に丁寧。 The Strategist: The Life and Times of Thomas Schelling作者: Robert Didge出版社/メーカー: Hollis Pub Co発売日: 2006/11/01メデ…

 東アジア共同体への懐疑

昨日のNHKの番組の関連で、東アジア共同体についての懐疑を以下に、安達誠司さんの『円の足枷』(東洋経済新報社)の議論を紹介する形で書いておきたい。僕(『経済政策を歴史に学ぶ』ソフトバンク新書)や野口旭さん(『グローバル経済を学ぶ』ちくま新書)…

 『ニュースの考古学』(by猪瀬直樹)休載

副知事の職務が軌道にのるまで休載とのことです。メールマガジンの準備段階から(それ以前のものも猪瀬さんにコピーにとっていただいてすべて)読んで、啓蒙的な文章の見本としてきただけに休載はしばしとはいえ残念です。 ところで今回は「「東京都副知事」…

 ジョン・ケイ『市場の真実』

市場を複雑系としてみている啓蒙書。例えばミルトン・フリードマンの方法論は「経済がしばしば均衡からはずれ、選択がしばしば不合理であるという批判」を交わす役割を果たしていた、という着眼はするどい(というよりフリードマン自身が明言しているのだが、…

 上げ潮の時代は引き潮? 潮目は変わった?

さて防衛大臣の交代で安倍政権末期感といわれてますがどうなんでしょうかね? 中川の目はあいかわらずぎらぎらモードで、潮目が変わったと書いたばかりの今回の出来事だったわけですが ■ (世論調査)「潮目が変った」は変っていない(中川秀直公式webサイト…

 その時歴史は動いた

すでにお知らせしたように(NHKの手先かw)、本日は夜に石橋湛山の巻です。予約するの忘れそうで怖いw

 石原慎太郎とロリータ

http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070627#c1182983229 でのsunafkin99さんへのお答えに書いた“推薦図書”(石原慎太郎『僕は結婚しない』(解説:斎藤環))を読んでみました。 これは少なくとも物語りではないですね。例えば本書のテーマは、斎藤氏が…

 日本トンデモ本大賞受賞作『人類の黙示録』

なにを思ってか古書でみつけたので購入(笑)。しかしこれ「フィックション」って説明されてるw SF小説が受賞したわけか。まあ、なんでもいいけど(^^;)。たぶんはてな界隈では数少ない実物拝読派だな僕は、いまのところ(苦笑 人類の黙示録―2012~2030…

 原田泰「中国は北京五輪後に不況突入か? 「五輪不況」「万博不況」の大誤解」『週刊ダイヤモンド』

北京五輪後の中国経済不況説を、過去の日本の東京五輪(不況突入は事実だが主因は金融引き締め)、大阪万博(円高不況が主因でこれまたマネタリーな要因)の事例によって、中国の不況突入説を否定的にみる。 ただし原田説でも公共投資の過熱が事前に均されて…

“100年デフレ”BIS版

Econbrowser経由で、正確にはBISのワーキングペーパー http://www.bis.org/publ/work227.htm Econbrowserでの議論(“100年デフレ”説への反論…金融政策が低インフレに貢献しているというまっとうな通説、を補う仮説としても“100年デフレ”仮説は想像以上にマイ…

『マップス・ネクストシート』ほか雑情報

と学会の待ち時間で読む。本当に『マップス』の続編だったのか。60年後の。ほかに『神聖喜劇』をようやく全巻そろえたので後で読むつもり。田中圭一氏の本もなぜか入手。ほかに東京河上会関連で斎藤貴男『梶原一騎伝』と関川夏央『知識的大衆諸君これもマン…