週刊東洋経済経済書ベスト20

 毎年のとはちょっと趣向が変わって政治部門が新設され、いままで20以下もかなり下の順位まで掲載していたのが省かれている。ちょっとそれはつまらない。ところで毎回、それでも上位20冊に、知人のものがかなりランクイン。ちなみに僕は1位と3位は積読状態。

 2位には山形さんの訳したアカロフ&シラーの『アニマルスピリット』が入った。僕はこの本の評価はまだ悩んでて、なんでみんなこうすっきりした評価を与えられるのか、選評を読んでもまるでわからない。これって本当に難しい本で、「使う」という観点でいったら最難度の本に思える。5位はわがマイミクの望月衛さんの訳したタレブの『ブラック・スワン』。いま実はタレブ本に近いものの翻訳の解説を依頼されている。お楽しみに。

 7位には僕も一票投じた岩田規久男先生の『金融危機の経済学』。11位にはこれも1票投じた安達誠司さんの『恐慌脱出』。そしてまたまた投票した岩田先生の『世界同時不況』が14位に。岩田先生は20位内にただひとり二冊ランクイン。

 こういう結果になってるぞなもし。

アニマルスピリット

アニマルスピリット