2013-06-22から1日間の記事一覧

バーナンキFRB議長の日銀の金融政策と最近の国債市場・株式市場のボラティリティについての見解

6月19日の政策決定の後の記者会見で、日経の記者とバーナンキ議長のやりとり。日本の金融政策と国債市場などの最近のボラティリティについての、議長の見解を質す内容。http://www.federalreserve.gov/mediacenter/files/FOMCpresconf20130619.pdf (これの…

文化放送、くにまるジャパンに出演しました(6月17日)

今週の月曜日は、くにまるジャパンで拙著『日本経済復活が引き起こすAKB48の終焉』の話題を中心にお話ししました。番組HP http://www.joqr.co.jp/japan/2013/06/akb.html日本経済復活が引き起こすAKB48の終焉作者: 田中秀臣出版社/メーカー: 主婦の友社発売…

渡邊十絲子『今を生きるための現代詩』

最近、最も刺激を受けた本のひとつ。特に第二章の黒田喜夫、第4章の川田絢音の詩と自身の体験を扱った章はすばらしい。ただ最後の井坂洋子の詩を扱ったところで大きく減速。 詩はいまだ体験しえない時間を先取りしてあるときは実感させてもくれるし、またほ…

三浦小太郎『収容所での覚醒 民主主義の堕落』

最近、嵌って読んだのが、下のエントリーにも書いた渡邊十絲子『今を生きるための現代詩』とこの三浦さんの著作である。一回、討論番組で同席したのがきっかけで、いつか著作を読んでみたいと思っていた。厳しい環境(監視国家、民族淘汰、テロリズム、戦争…

ブラード・セントルイス連銀総裁のFOMC「出口戦略」をめぐる声明への異論

ブラード・セントルイス連銀総裁が、FOMCの出口戦略をめぐる声明やバーナンキ総裁の発言について異論を表明している。 http://www.stlouisfed.org/newsroom/displayNews.cfm?article=1829 要旨は、状況読んで判断すべきで、中銀の政策はカレンダーで決められ…

上念司『異次元緩和の先にあるとてつもない日本』

上念さんの新作です。先の著作(「アベノミクス亡国論」のウソ )がトンデモ経済論を斬新な切り口で批判したもので大変面白かったです。今回の著作は、デフレ脱却過程とその後の日本経済と世界経済を扱ったものになっています。前半の日本の金融緩和の分析を…

高橋洋一『こうすれば日本はもの凄い経済大国になる』

アベノミクス「三本の矢」は事実上、「1.5本の矢」にしかすぎない。大胆な金融緩和こそがアベノミクスの中心であり、また現在の日本経済の期待が向かう先をコントロールしているものである。本書のメッセージはほぼこれに集約される。そして0.5本と評価され…

アベノミクスを語る最小限の経済本ブックガイド

というテーマです。基準は単純。しっかりとしたロジックと事実との照合、そしてわかりやすさです。単にわかりやすいだけではなく知的刺激を得て、次のステップへいける本を選びました。 まずアベノミクス本三本の矢は以下の三冊片岡剛士『アベノミクスのゆく…