グリーンスパンこそバブルのチアリーダー(スティグリッツ吼える)


 先読み『週刊東洋経済』。今週号は面白いよ。スティグリッツが昔からの(翻訳もある『人間が幸福になる経済とは何か』を参照)グリーンスパン斬りを全面展開。あんまり詳しく書くことはやめとくからみんな来週本屋へゴー! 笑。


 とりあえずグリーンスパンサブプライム問題へのチアリーダーぶりは、21世紀になってブッシュ政権の富裕層の減税に支持を与えた(景気回復効果なし)、利下げした(景気回復効果なし)、貧困層の減税で消費を刺激すべきだったのにサブプライムローンを利用しやすくなるよう奨励した(景気回復効果あり、でもバブル、バブル崩壊へ)。サブプライム問題を回避するには、政府が金利補助を含めたローンの借り換え・ローンの返済期間の延長などが必要、とのこと。


 しかし本当に今回は充実しまくり。『東洋経済』の底力爆発。グリーンスパンのインタビュー翻訳、ロゴフの所得格差論説、李登輝のインタビュー、えびちゃんの写真(笑)など読み応えがありげ。


 なかでもロゴフの論説が味わい深い。元記事は下のリンク先

http://www.project-syndicate.org/commentary/rogoff36