レイヨンフーヴッドのインタゲ批判


http://www.voxeu.org/index.php?q=node/674


 インタゲ批判というよりも、アメリカに関しては「バブル」をFRBが軽視しているということにレイヨンフーブッドは不満を抱いているんですね。


 実際には現行のFRBは雇用状況をかなり重視していて、それが成長率の将来的なリスクの中味なわけで、今回の利下げ転換も雇用への配慮がかなりのウェイトをしめていると思うのです。そのかぎりで資産価格の不安定性も問題視したわけで、かならずしもレイヨンフーブッドの批判(FRBは過度のインフレ目標を重視している)というのは少し衡平ではないように思いますが、どうでしょうか? 


 それとインタゲに資産価格の変動を考慮にいれるとさらにパフォーマンスがよくなる、というペーパーを以前ご紹介しましたが、これも水準自体を維持したりするわけではないわけですが。