アクセル・レイヨンフーヴッド「エコン族の生態」


 なんか海の向こうではいまさらこの論文「エコン族の生態」が流行ってる模様。日本では佐和隆光氏の『経済学とは何なのだろうか』(岩波新書)で援用され80年代に経済学部にいた学生中心に反経済学マインドを普及するのに貢献したことで知られる。同論文では「エコン族」の将来は悲観的だったけれども、この論文をいま読むと「エコン族」が何者なのか、実はよくわからないで「エコン族」を批判できるところが最大の要所なのかもしれない。