やはりというかなんというかこの種の本当のこと書いた本は後が続かないのか。本の評価は一部を除いて妥当。後半の就職四季報*1の読み方は生活保守的(笑)な僕にはおススメできたんですが。就職本のエコミシュみたいなもの。授業(キャリアデザイン)で参考にしてますが最新版がないのかチェックしたらなかったので。就職する人は古書で買いましょう。
こんな「就活本」は買ってはいけない!―時間とお金を無駄にしない賢い本選び〈2005年度版〉
- 作者: SPIノートの会
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2004/02
- メディア: 単行本
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ところで就職活動本というのもいろいろあるけれどもやはり教える方の立場からすると使える本は本当に一握り。SPIノートの会や日経の就職本の一部は定番として必読だけれども、特にエントリーシートの書き方や自己分析、面接対策の本は、これで本当に学生は役にたつの??というものが多い。200ページくらいあっても使えるのは10ページもないとか、全然ないとか大杉栄。
あと中小企業や地方の企業の就職実態を追った本もないのがなんとも残念。
(補遺)年間10数冊は就職本を仕事の関係上目を通しているけれども自己分析系で個人的に参考になったり授業でも活用させてもらっているのは、坂本直文氏の作成した自己PR作成シートと自己PRボキャブラ300.これを作成例を参考に学生に書かせて個別に指導していくというマスプロ教育にあらざる(笑)体力勝負でもう何年もしてます。その後に坂本氏の本に依拠してもいいかもしれないけれども基本的にはオリジナルの自己PR文の短文を上記のシートを参考にして、こちらで小題を与えて書いてもらってます。それをまたまたマスプロ教育にあらざる(苦笑)体力勝負で秒速添削してさばいています。
というわけで以下の本の自己PR作成シート部分はオススメ(6ページほどの分量)。
- 作者: 坂本直文
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2006/09/22
- メディア: 単行本
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それと読んでて得心がいったのは以下の本たち。あまりにも得心がいったので内容を忘れてしまいましたが(笑)。これも就職本としてオススメ。
- 作者: 梅森浩一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/11
- メディア: 新書
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- 作者: 清水佑三
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: 単行本
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それと就職本関連でも経済学者は活躍していますが、どれもだめ。典型的なのは『金子勝の仕事道』。まあ、どんな映画でもファンがいるのと同じ原理で読めば参考になる人もいるでしょうけど、使えない。
*1:この本は研究のネタとしても使えると思ふ