明日、行う講演のための簡単な配布用メモ。ご参考までに。
『偏差値40から良い会社に入る方法』を中心に
1 はじめに
現在、全国の大学生の内定率は68.8%(昨年12月上旬)であり、前年比で10%超の落ち込み。最終的な就職率も過去最悪を記録するか?
雇用のミスマッチ? 総需要の不足=景気が悪い?
04年から08年の経験
文科省の学生支援推進プログラムの実施、新卒採用の企業への支援、来年度の採用時期の変更の影響?
『偏差値40から良い会社に入る方法』(東洋j経済新報社)を刊行した理由。ここ2年間で刊行した主要な本(『雇用大崩壊』(NHK出版)、『デフレ不況』(朝日新聞)、『AKB48の経済学』(朝日新聞社)、『日本思想という病』(共著、光文社)などと同じ問題圏。
2 偏差値40からの大学での悪戦苦闘
ラーメンの行列型就職。外国人留学生問題。
レコーディング就職の取組。
大企業や公務員への殺到、大学院・進学への一時避難。入口では高校からの入学者がやはり一時避難を含めて増加。就職時期の超早期化→それに乗らざるを得ない状況の加速
大企業は買い手市場、中小企業は売り手市場の真実
3 失敗しない会社選びのコツ
1) 商人道型企業を探せ
2) 残業時間は月20〜30時間が上限
3) 3年後の離職率はせいぜい30%
4) 年齢構成や男女比が歪な企業は避けよ
5) 有給消化率は高い方が望ましい
6) 偏差値60の大学からの採用があれば偏差値40でも十分受かる
補足) 若い人ほど成果主義に魅かれる。目先の利益へのバイアス
補足2)優良なメーカーにも目をむけよう
4 面接はコミュニケーション能力が決め手
資格、サークル、ボランティア経験それ自体はあまり大切ではない
大学生のコンピタンシーとは何か
量か質か?
5 いわゆる「ブラック企業」の採用、内定切り、試用期間切り、空求人問題など
「ブラック企業」ほど不況で採用は活発化する
内定切り、試用期間切りの対策
空求人問題
6 終わりに 就職のシンデレラ?
「自分で考える就職」から総力戦型就職へ
ともかく景気回復を!
- 作者: 田中秀臣
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/11/20
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