2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

高橋洋一『日本はこれからどうするべきか?』(かや書房)

新型コロナ危機の前後では、世界の経済と政治情勢は激変している。これからも大きな変容は続くだろう。その時に経済・政治・安全保障を多角的に、自分の頭で考えていくことが必要だ。マスコミの世論誘導、政治の誘導、それらに煽られないで客観的なデータを…

論説「TikTokやパクリ商法全開、中国の「合理的狂気」が止まらない」by田中秀臣in iRONNA

今週の論説です。 中国のパクリ産業政策や、また今話題のTikTok問題などについて解説しています。 ぜひご一読ください! ironna.jp

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」7月28日火曜コメンテーター出演:金価格高騰、家計債務比率上昇など

本日もお聴きいただきありがとうございました! 不動産情報ではないなにかもお伝えできました。感謝?です。 本日のニュース解説メニュー○GDP下方修正へ○日銀会合 経済回復23年度以降○中国 米総領事館閉鎖○JAL、三菱自動車大幅赤字○金 6年ぶり最高値○家計債…

対談動画:田中秀臣&猫組長

少し前に猫組長さんと対談したものです。 マクロ経済を国内外からみています。 www.youtube.com

論説「災害対策 命を危険にさらす緊縮主義」by田中秀臣in 産経新聞7月27日朝刊

iRONNAに掲載したものを改良して産経新聞朝刊に寄稿したものです。 かなりな反響があり、やはり防災インフラの整備は重要だな、と思いました。ちなみに景気対応の短期的な財政支出と混同する初歩を理解してない人がまだまだ多いので、そういう無知との闘いも…

EU復興基金についてのメモ

新型コロナ危機で、統合経済の運営(財政制約やユーロ圏制約での金融政策の自律性喪失など)が大きく問題化していたEUは次世代EUプログラムによって経済復興を成し遂げようとし、それは17日から21日までの長期の協議で妥結をみた。「EU復興基金」に関わる報…

チェコ経済メモ:新型コロナ前は中欧でも屈指のマクロ経済安定&中露のスパイの跋扈など

チェコ経済の新型コロナ前の概要は、以下のエコノミストの書いたレポートが総括的。ただし民間エコノミストのレポートはしばしば削除されるので今のうちだいたいの概要を私見も交えて簡単にまとめる。 ユーロ圏には属していない強みを活用し、為替介入(=金…

フィリピン経済:コロナ前の高い成長と貧困率の低下、ドゥテルテ大統領の中国寄り姿勢のもたらす域内不安定性

フィリピン経済のメモ。 世界銀行の近時の展望的評価がいい。DeepL翻訳そのまま添付。質の高い労働力に裏付けられ、高い成長率を実現して、また貧困率や経済格差の緩和も成し遂げていた。しかしここでも新型コロナ危機がその勢いを現状とん挫している。ただ…

ギリシャ経済メモ

ギリシャ経済についてのリンクなど。 ギリシャ経済はいわゆる「ギリシャ危機」以後、新型コロナの前まではかなり構造的改革が効果を発揮してそれなりに経済成長率を高めていた。ただし若年層や女性の雇用環境は悪く、OECDの平均をかなり下回る。また若年層の…

なぜ日本社会は戦前から自殺者数が多いのだろうか。

組織(企業、学校など)の日本的な在り方に大きな欠陥があるのだろう。今年の4,5月と緊急事態宣言でそれらの組織に行かなかった効果としか考えられない自殺者数の大幅減少が生じてる。宣言後も続くのは、組織の生み出す社会的つきあいの減少だろう。 自殺者…

ビックマック指数

ビックマック指数。ビックマック指数は購買力平価(どの国の通貨でもその一単位で同じ量の財を買うことができる“長期”為替レート決定理論)もどき指数。日本円をみてみると、ビックマック指数での予想為替レートよりも現実の為替レートは、対ドルで36.3%の…

期待のコントロールが重要:日経経済教室のエミ・ナカムラ論説などから

現在SNSなどのタイムラインや論壇の状況は、90年代初めのバブル崩壊直後に似てる。率直にいってバカか、または日本型構造改革派(財政政策だけ強調している人たちはやがてここに落ち着く)が勢いがいい。本当に戻ったな、という印象だ。僕はその時代、院生で…

片岡剛士審議員の主張のチェックが重要:高負債経済への警戒をせよ

現在の日本銀行では、片岡剛士さん(審議委員)だけが現行の金融政策の在り方に批判的であり、原田泰さんが抜けたために決定会合の公表ベース(実際の委員会での議論は不可知)での少数意見は、片岡さんだけになってしまった。 片岡さんの問題意識の背景は僕…

キューバ経済とトランプ政権、新型コロナ危機

キューバ経済についてのメモ書きの最新の補遺。 キューバ経済についてのメモ https://tanakahidetomi.hatenablog.com/entry/20161127/p1 日本では山岡加奈子氏の一連の分析・時論が傑出している。以下は、トランプ政権で変容したキューバ経済の苦境、構造的…

論説「トラブったのも必然、GoToトラベル「ボタンの掛け違い」」by田中秀臣in iRONNA

今週の論説です。 ironna.jp

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」7月21日火曜コメンテーター出演:GoTo解約料補償へ、ジャック・ニクラウスコロナ陽性、この街情報(違

本日も寺ちゃんお聴きいただきありがとうございました。豪雨と気象の不安定が続く中で、陽性者の数が大きく拡大してきて不安も強いかと思います。こんなときこそ、寺ちゃんの各曜日をきいて、寺ちゃんファミリーの解説で時には憤り、時には笑い、時には共感…

【討論】今夜は経済討論「この大不況をどう生き抜くか?」に出演

【討論】今夜は経済討論「この大不況をどう生き抜くか?」(チャンネル桜)に出演しました。 出演 大石久和 田村秀男 松田学 田中秀臣 長尾たかし 上野ひろし 司会:水島聡 www.youtube.com

TOKYO FM『TOKYO SLOW NEWS』でGo To Travel キャンペーンについて電話出演

速水健朗さんとのやり取りはいつもスムーズなので助かります。現時点でなぜかもっとも注目されてる話題ですが、個人的には番組でも言及しましたが、観光業界とその周辺には実に重大な経済政策ですが、個人的にはもっと経済全体の景気を刺激する政策が、遅く…

論説「ワイドショー民はいつになればコロナの「不都合な事実」に気づくのか」by田中秀臣in iRONNA

東京圏の感染拡大をうけて、感染症対策そのものと経済対策との関連について、基本的な事項を整理してみました。ぜひご一読ください。 ironna.jp

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」7月14日火曜コメンテーター出演:Go Toキャンペーンと東京圏感染拡大、デジタル課税問題など

西日本を中心とした深刻な豪雨被害、また今後も日本各地で雨の被害が拡大するのではないか、とても心配しています。今日のスタジオからみた屋外も激しく風雨が吹いていていました。今年の日本は暗い話題、深刻な話題が多いのですが、寺島さんと問題の深刻さ…

論説「あいちトリエンナーレの経済学」by田中秀臣in『電気と工事』2020年8月号

あいちトリエンナーレ名古屋市あり方・負担金検証委員会での経験をベースに、あらためて経済学的な観点を中心に問題を整理してみました。 ぜひご一読ください。 電気と工事 2020年 08 月号 [雑誌] 発売日: 2020/07/15 メディア: 雑誌

猫組長&田中秀臣&大郷剛対談「アイドルが不況に強い本当の理由」inプレジデント2020年7月31日号

評論家&投資家の猫組長さん、アイドルグループ放課後プリンセスのプロデューサー大郷剛さんとのアイドル経済対談が、雑誌『プレジデント』の最新号に掲載されています。ぜひご一読ください! アフターコロナの日本経済 半年後、1年後、5年後(プレジデント2…

田中秀臣の最新経済ニュース2020年7月号「 日本は再び緊急事態宣言に陥るか?」in schoo

月一のschooの経済問題解説番組でした。田原彩香さんと一緒にお届けしました。最後はゲストにアンティファ田中が登場して宇都宮餃子に迷惑をかけた人を批判したそうですw。 まじめな?内容は、パワポを今回も豊富につかい、最新の経済学の知見も紹介しなが…

論説「九州豪雨でも露見した「人的災害」の備えに残された時間が少ない理由」by田中秀臣in iRONNA

最新の論説です。熊本など九州地方を中心に襲った豪雨被害を経済的視点を踏まえて書いたものです。ぜひご参照ください。 https://ironna.jp/article/15353

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」7月7日火曜コメンテーター出演:九州地方豪雨被害拡大、

本日は被害の拡大する熊本など九州地方の豪雨被害について、その現状をお伝えしました。いまもまだ被害の収束には目途がたっていないとの報道に接します。被災された方々には本当に大変なご苦労だと思います。一刻もはやく事態が少しでも落ち着きますように…

幸田露伴と文化人切手

幸田露伴と切手といえば、第二次文化人切手シリーズがなにより思い出される。幸田露伴については、杉原四郎先生がかって短いエッセイを書いている。幸田露伴がそもそも文化人切手が発行される遠因になったことは、内藤陽介さんのこのブログでも指摘がある。 …

論説「検察庁法改正案の経済学」by田中秀臣in『電気と工事』2020年7月号

超専門雑誌『電気と工事』への最新寄稿です。 アベ批判なるものを通して、メディアや世論のバイアスをみていく一連の視点での論説は、個人的に重要だと思ってますので、このような形で紙媒体で残すことがきわめて意義があると、いつもこの連載には感謝してい…