日本銀行の政府紙幣への言い分

田村耕太郎参議院議員(自民)のブログより


政府紙幣議連に日銀登場
http://kotarotamura.net/b/blog/index.php?itemid=4132

政府紙幣に関して、以下の問題提起があった。

1・政府紙幣は通貨発行益の先食いに過ぎない
2・無利子永久国債を日銀に買いオペで買わせるのと同じ
3・量的緩和の効果はない

三番目の「量的緩和の効果がない」との指摘はいかがなものだろうか?当時の日銀の見解とことなるし、「それをいっちゃーおしめいよ」という感じがしますが・・・

その後、議員からの質問。その多くが「危機感が足りないのではないか?」「もっと頑張って量的緩和やリスク資産買取やってはいかが?」「欧米の中央銀行に比して対策の内容もスピードも劣るのでは」という趣旨のもの。ただ、非常に”美しく””建設的な”やりとりでした。日銀にプレッシャーをかけるというような雰囲気はありませんでした。

日銀側は

「日銀としては自己分析に基づき必要な措置は徹底してやっている」「FRBと比較されても日本は米国ほどひどい状況ではない」「それでも従来の施策と比べたら非常事態対策に匹敵するほどの奇策もとっている」

とやんわりと美しく反論。

その後、議員側から「できないことを押し付けても効果はないから、必要な措置で国ができうることは国がやればいい」との助け船も出ました。

最後に議員側から「これじゃあ政府紙幣やっちゃいましょう」との意見まで出て非常に盛り上がりました!

日銀さんは「政府紙幣にどうしても反対!」というニュアンスではなかったですね・・

 田村議員は存じ上げない方ですが、これからこの議連(いま「ギレン」にタイポしてワラタ)に注目するときは田村さんのブログを参照しましょう。なかなかユーモアがあるw。

 ところで日本銀行の意見ですが、

1は、そもそも政府紙幣は通貨発行益の利用なので、目前の危機を回避するために「先食い」大いに結構です。

2ですが、別に日銀を通す必要もないのでこの比喩自体が意味不明ですが、日銀通さないので結局1に問題は回帰しこれまたノープロブレム

3ですが、田村さんのいわれているように、それをいっちゃあおしまいですねw まったくどこまで人をバカにすればすむのかな 笑。

 あと深刻なのは、日本の方がアメリカよりもましとみていること。経済成長率の落込みをなんだと思っているのだろうか? 正直、その甘い認識の驚き