福田政権と日銀総裁選出


 根拠に無頓着に気ままに書く政治放言のコーナーです。


 与謝野氏が官房長官ではなかったけれどもこのエントリー(http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070923#p2)に書いたように武藤氏でほぼ決まり。今日の日経の記事のようには民主党は不安定要因にはならないと思う。なぜなら民主党のちょっかいだし能力を超えてるから(外交問題ちょっかいと予算問題ちょっかいで政策能力的に手一杯)。むしろ総裁選出で波乱があるとしたら、インフレ目標政策を支持していた(記憶があり、いまはどうか要確認)の与党公明党からかもしれない。


 今日の各紙をいいかげんに斜め読みしてみると、福田政権は解けないパズルに政治的に直面しているのは明白。一方では「格差」対策とやらで歳出増確実ないくつかの政治的要求を満たす必要、他方で「協調」型を優先するならばこれ以上なにもでてこない歳出削減、そして野党との関係で提案さえできないだろう消費税増税。安倍政権のときも同じだけれども、こういった政治的パズルを解くのは、日銀にインフレ目標を採用させるリフレ政策が最も望ましいと思うのだが。ただし現状の自民党四役の面子では絶対自民党側からはでてこない(笑)。可能性があるのは上に書いた最近妙に張り切っている公明党(いまもインフレ目標を支持しているか要確認)、首相ら官邸サイドとその周辺だけかな?


 そしてもっとも実現可能性への脅迫材料となるのは、日本の国内景気の悪化でもなんでもなく、米国がインタゲを採用するってことかもしれない。