ちょっと前の『キネマ旬報』での西部邁氏との硫黄島二部作を巡っての対談で、始めてこの寺脇氏の発言に触れてかなり失望したのだが、それでも韓国映画ベスト100という題名と題材に魅かれてしまい衝動買い。で、面白く読んでいるオレがいる(笑)。しかし寺脇氏は変わってる人だなあ、日本映画と韓国映画が「われわれ」の映画で、あとの国のは他者の映画だって。僕はそんな所有格で考える感覚がないので理解できないけどね。ただし本書の末尾収録の一連の対談や散文は情報として有益なので参考になった。
韓国映画ベスト100―「JSA」から「グエムル」まで (朝日新書 47)
- 作者: 寺脇研
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2007/05/11
- メディア: 新書
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あと寺脇氏との好みは上の件も含めてやっぱかなり違うかもしれない。昨日のエントリーでも書いたけれども韓流映画で『美術館の隣の動物園』をベスト3にいれたけれども本書には100どころかその他にもランクインしてないから。