奇妙な聖域


先日、神保町に立ち寄った。用事を済まして帰ろうとすると、マンガ図書館が目に入った、「こんなところにマンガ図書館があったのか。」と思い、立ち寄ってみるとどうも様子がおかしい。置いてある本がある一定の思想信条に偏ったものばかり、「ゴーストライダー」「バットマン対プレデダー」「メタルビキニの英会話」「エイリアン対プレデダー」「恐竜デカ」「サンドマン第6巻」というタイトルが並び、伝記ぐらいはと思って見ても、アラン・ムーア、スタン・リー、ウォルト・ディズニー、アルフレッド・ペニーワース、ミラクルマン・・・・。なぜか日本の漫画家のものがない。

蔵書のタイトルを見ているだけでゾッとしたので、外へ出た。帰り際、入り口の看板を見て、納得がいった。「アメコミ図書館」

私はコミックの面白さに賛同することにやぶさかではないが、こんなアメコミだけを読むためのアメコミ図書館が必要であるとは思わない。一定の思想信条に偏った施設を公金で作り、独立して運営することが許されるならば、アメコミだけでなく、他の思想信条に沿った施設も作るべきだろう。増田悦佐記念館でもつくり、アメコミのプロパガンダに対抗したらいい。今、日本で進んでいるアメコミの啓蒙は断じて本来のアメコミ本来の理念に基づいていない!日本の権力のあちこちに潜み、日本のアメコミ理解を誤った方向へ向かわせるアメコミ派を野放しにしてはならない。

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