2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

論説「文化統制下のアイドル総選挙って何?」by田中秀臣in月刊誌『WiLL』四月号

まるで題名はアイドル論ですがw、中味はアイドルもあるのですが、劉暁波の言論弾圧、音楽などの文化統制などについて書いてあります。わりと力作です。 よろしくご一読ください。 月刊WiLL (ウィル) 2018年 4月号 出版社/メーカー: ワック 発売日: 2018/02/…

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」2月27日火曜コメンテーター出演:平昌オリンピックと韓国の経済から東京オリンピックへ。裁量労働制、民泊問題なども

今週も文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」お聴きいただきありがとうございました! 平昌オリンピックと韓国の経済から東京オリンピックまでみすえて話しました。裁量労働制、民泊問題なども。 以下の話題も話しました。 ○米朝対話 仲介探る韓国○裁量労働制…

論説「寂しすぎる平昌五輪の経済効果、文政権は「宴の後」に苦しむ 」by田中秀臣in iRONNA

毎週の投稿です。かなり書くのに手こずりました(笑 寂しすぎる平昌五輪の経済効果、文政権は「宴の後」に苦しむ ironna.jp

論説「日銀、デフレ脱却の完全失敗へ…経済失速の「戦犯」黒田総裁続投は「最悪中の最善」」by田中秀臣 in Biz Journal

久しぶりにBiz Journalさんへの投稿です。よろしくお願いします。 黒田日銀総裁の継続にかなり辛い点数をつけました。ただしいままでの功績については僕は不合格どころか、70点から60点の間の合格点をつけていいと思っています。 かなりの貢献があっても日本…

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」2月20日火曜コメンテーター出演:平昌オリンピック、韓国外交政策批判、裁量労働制など

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」をお聴きいただきありがとうございました! オリンピックの話題、アルマーニ制服の話から韓国の対北朝鮮への姿勢の問題点、裁量労働制の問題など話しました。 今週の放送は一定期間タイムフリーで聴けます。来週もよろし…

論説「『10万個の子宮』に思う「デフレ不況論争」20年の苦闘」by田中秀臣in iRONNA

毎週の連載の最新版です。『10万個の子宮』(平凡社)を頂戴して、いっきに読みました。とても情報量が多く、また鋭い現状批判が展開されていてうなりました。 特に日本のメディア、政治、官僚制度のトライアングルの性格というのが、問題こそ異なれ本当に似…

黒田日銀体制の継続と若田部昌澄副総裁候補、そして「雨宮正佳」的なるもの

2月16日、4月からの日本銀行の新体制について安倍政権は人事案を国会に提起した。黒田総裁の継投と、そして副総裁には若田部昌澄早稲田大学教授、雨宮正佳日銀理事をあてる案である。 この組合せは以前から噂されていたいくつかの人選の中のひとつであり、大…

内藤陽介の世界(2018年初春)

今朝の産経新聞にiRONNAに寄稿したものをリファインしたものが掲載されている。ひとつ残念なのは文字数の関係で内藤陽介さんの参考文献を掲載できなかったこと。申し訳ない。お詫びというわけではなく、この機会に内藤陽介さんの著作で僕のお気に入りを紹介…

産経新聞朝刊(2月16日金)「金与正「アイドル外交」の空疎な現象」by田中秀臣、掲載

本日の朝刊に掲題の論説が掲載されています。iRONNAに発表したものをリファインしたものです。 どうぞご一読ください。ちなみにど各社の新聞に論説やコメントが載るとやはり高齢層の反響は大きく、たまに先輩諸氏から手紙や直接の言葉がけもしてもらえます。…

「専門でもないのに口出すな」という“専門家”をめぐる勝間和代さんとの対話記録

去年の10月に専門家の心ない批判をうけて、勝間和代さんと僕との間で以下のようなやりとりをしました。興味深い内容で、しかもしばしば経験するのでエントリーにしてみました。

論説「「金与正ブーム」に少女時代ソヒョンも巻き込んだ文政権の思惑」by田中秀臣in iRONNA

毎週連載の最新のものです。 「アイドル」(偶像)の利用を国際政治的なプロパガンダの一環として考えてみたものといえるかもしれません。 論説の中では郵便学者の内藤陽介さんの北朝鮮・韓国についての著作も引用してあります。名著ですのでぜひ一読される…

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」2月13日火曜コメンテーター出演:北朝鮮と文政権のコラボへの批判、日銀総裁人事、株価動向、オリンピックメダルラッシュなど

今日の放送は、なんといっても平昌オリンピックでの若い日本の力によるメダルラッシュの話題をしました。スポーツ関係も経済学的観点を交えながらこれからもまめに伝えることができればと思ってます。 それと日本銀行総裁人事ですが、先週末から本格的に観測…

文月悠光『臆病な詩人、街へ出る。』(立東舎)

文月悠光さんの第二エッセイ集。cakesでの連載が中心で、いくつかのものは読んではいたが、ちょうど本書のストリップ劇場に行くところからは読んでいなかった。そして本書はこの「臆病な詩人」が担当編集者とともにストリップ劇場に行くところから、俄然と面…

古谷経衡『日本を蝕む「極論」の正体』(新潮新書)

古谷さんの新刊は、「外部から監視や点検がなく、競争のない閉鎖的な空間」に住む人たちの言論で、「極論」となるいくつかのケースを批判的に検証したものです。 要するに日本的なムラ社会の「論理」を丁寧に論評していくもので、取り上げられた話題とそれへ…

岩田温『「リベラル」という病』(彩図社)

岩田温さんから頂戴しました。感謝です。すでにSNSでも書いたのですが、岩田さんの教養を重んじる姿勢が鮮明に出ていて、その意味で本書でいう自称「リベラル」たちの反知性主義とは真逆の良書です。 個人の自由を最大限尊重し、社会的弱者の声に耳を傾け、…

栗原裕一郎&豊崎由美『石原慎太郎を読んでみた』(入門編)

懐かしい企画がおしゃれな表紙の文庫本になって再登場。個人的にはオリジナルの単行本もカバーや装丁が好きだったが、これもなかなかいい。 入門編はオリジナルからいくつかの章を省いて、同時に石原慎太郎との対談や『天才』をめぐる章を加えた、より初心者…

金子勝ベスト5(笑)

Twitterで以下のようなことを書いた。 「オレは自分とは問題意識もまたマクロ政策の解法も違う人の本を読むのが実は大好物である。ああだこうだとしかネット匿名に評されてない金子勝氏の本や山口二郎氏の本もかなり読んでる。前者はたぶん20冊近く。それく…

仮想通貨のバブルと崩壊はなぜ生じるのか? 田中秀臣がアイドル市場と比較して解説

Real Soundさんへの連載です。 僕の貨幣・仮想通貨やアイドルについての基本的な見解が書かれてます。よろしくご一読ください。 仮想通貨のバブルと崩壊はなぜ生じるのか? 田中秀臣がアイドル市場と比較して解説http://realsound.jp/2018/02/post-157995.ht…

ネットカフェ難民調査(東京都2018年1月公表)メモ

「ネットカフェ難民」とまま称されるインターネットカフェなどをオールナイトで利用している住居喪失者、そしてそのうちの不安定就労者について、東京都が調査を公表したニュースが気になるのでメモ。 ニュースはこちら https://www.nikkei.com/article/DGXM…

TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう一直線」:世界同時株安について電話でコメント

ちょうどコメントしていた日本時間の現時点午前5時30分前あたりから、大きくダウ平均反発してその後、前日比2.3%超の大幅上昇で終わりました。釣られて日経先物も大幅反発してました。その中での電話での出演になりました。 話したことは、米国経済の雇用な…

文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」1月30日火曜コメンテーター出演:株価暴落、北朝鮮仮想通貨泥棒?、エンゲル係数論争、働き方改革の批判的検討など

本日の放送では、特にダウ平均、日経平均の暴落をうけてその背景を考えました。基本は今後の推移をみないとなんともいえないということですが、トランプ政権のこの一年の財政政策、イエレン体制からパウエル新体制に代わった金融政策の評価を中心にコメント…

論説「株価暴落「アベノミクス終了宣言」の妄執」by田中秀臣in iRONNA

先週末のダウ平均の大幅下げ、それをうけての日経平均の大幅下落をもとに論説を書きました。株価が大きく下げるとすぐに「アベノミクス終了」とか、あるいはトンデモ経済論や陰謀論、そして政治的な詭弁が出てきますが、まさに奇怪な非知性の宴になります 笑…

特集「ふつうに「幸福な会社」」にコメント掲載in『週刊現代』

子供を入れたいならこの企業が「安心」という観点から5社選んでほしいということでしたが、まあ、日本の旧来型の雇用システムが健在でなおかつ経営が安定的な大企業を選び、そして二社ほどは「働き改革」を試行的に行っている外資系や規模の小さめな企業を選…

裁量労働制の拡大をめぐる経済学メモ

政府の「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案要綱」は簡単にいうと二つの構成要素からなっている。一つは残業時間の上限規制の強化、そしてもう一つは裁量労働制の拡大である。 政府が労働時間に介入することの正当化は、通常の経済学で…

デマ「「エンゲル係数の上昇=景気回復の証拠」と主張する安倍晋三」を流布して経済政策論議を混乱させたい人たち

なんでも安倍首相が国会でエンゲル係数についての答弁をして、「「エンゲル係数の上昇=景気回復の証拠」と主張する安倍晋三」ということになっているらしい。本当かどうかすでに検証している人たちがいるが、簡単にいうとデマである。この動画の3分から3分5…

]「「国の借金1100兆円」は本当なのか -話題の〇〇で理解する、わかりやすい経済のはなし」(2018年2月号)田中秀臣&田原彩香in Schoo(スクー)

毎月一回お届けしているスクーの経済講義です。記憶では五回目を迎えました。おかげさまで半年間の授業延長ということでますます気合が入ります。最新の経済の話題をリアルタイムで、受講生の方々と双方向で語れるのがこの番組の魅力ですね。ぜひ受講登録を…