リカードの経済学の核心部分に入る後編です(前編はこちらから)。主著の『経済学及び課税の原理』の内容、成長論、比較優位の簡単なコンセプト(機会費用の説明)、機械論と失業、不況論争、現代の承継者たちなどを語ってます。来週は「セー法則」でおなじみのジャン・バティスト・セー編です。
youtube版
http://www.youtube.com/watch?v=jLpvBdPMSuo
http://www.youtube.com/watch?v=uFjL5eUAlx4
ニコニコ動画版
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19457278
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19457329
この動画を作成するにあたって利用した参考文献を以下に。まずリカード自身の原典は翻訳では以下のようにスラッファ編集の全集版の翻訳が完結している。今回の動画ではなによりも主著の『原理』と前期著作集、後期著作集、議会の演説および証言などが重要である。
デイヴィド・リカードウ全集〈第1巻〉経済学および課税の原理 (1972年)
- 出版社/メーカー: 雄松堂書店
- 発売日: 1972
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デイヴィド・リカードウ全集〈第3巻〉前期論文集1809-1811年 (1969年)
- 出版社/メーカー: 雄松堂書店
- 発売日: 1969
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デイヴィド・リカードウ全集〈第4巻〉後期論文集1815-1823年 (1970年)
- 出版社/メーカー: 雄松堂書店
- 発売日: 1970
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デイヴィド・リカードウ全集〈第5巻〉議会の演説および証言 (1978年)
- 出版社/メーカー: 雄松堂書店
- 発売日: 1978/03
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リカードの伝記と基本的な理論部分の考察については以下の二冊を主に利用した。菱山氏のものはスラッファの影響が強い。真実氏のもの(1983年版の改訂版であることに注意)は特に伝記、原理の主要性格、機械論、日本へのリカードの導入史などで影響を参考にした。
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 1979/01
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- 作者: 真実一男
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 1983/03
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海外のものでもいろいろあり過去に読んだものが多いが、今回は通史的なものとして以下のバーバーのものを使った。またスティグラーの97%論文は以下の論集に収録されていて翻訳はない(と思う)。
- 作者: ウィリアム J.バーバー,稲毛満春,大西高明
- 出版社/メーカー: 至誠堂
- 発売日: 1973
- メディア: 新書
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Essays in the History of Economics
- 作者: George J. Stigler
- 出版社/メーカー: University of Chicago Press
- 発売日: 1965/02/01
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Economics Evolving: A History of Economic Thought
- 作者: Agnar Sandmo
- 出版社/メーカー: Princeton Univ Pr
- 発売日: 2010/12/28
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- 作者: ピエロ・スラッファ,菱山泉,山下博
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 1978/05
- メディア: 単行本
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- 作者: 小泉信三
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1968
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いままでの経済思想史塾動画一覧
アダム・スミス編前編http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20121025#p1
アダム・スミス編後編http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20121031#p1
トマス・ロバート・マルサス編前編http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20121107#p1
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