2012-11-04から1日間の記事一覧

ディヴィド・オレル(望月衛訳)『経済学とおともだちになろう』

経済学をかなりシニカルにそして相対的にみているオレルの構想した経済思想史です。古代社会から現代まで、いまの正統派経済学(本書では新古典派的な流れ)もひとつの経済観としてみなし、学派の競合を綺麗に整理して、代替的な学説もかなり万遍なくフォロ…

田中秀臣×麻木久仁子×勝間和代 緊急座談会「危機に立つ日本は復活できるのか?」(11/06(火) 開場:19:57 開演:20:00)

考えてみたら勝間さんとは初めての座談でした。さらに麻木さんと勝間さんとの組み合わせも見たことない。ましてやそのふたりに挟まれた僕にいたっては、どんな風に話が進行するのでしょうかw なんとなくしかわかりませんw テーマは世界経済情勢と日本の政…

内藤陽介『喜望峰 ケープタウンから見る南アフリカ』(切手紀行シリーズ)

内藤さんから頂戴しました。どうもありがとうございます。内藤さんの切手紀行シリーズもいつの間にか五冊目。今回は南アフリカの喜望峰を中心にした郵便学の世界が展開されてます。 まず南アフリカの歴史が、社会、政治、経済の方面から(内藤さんの著作では…

適菜収『日本をダメにしたB層の研究』

「B層」とありますが、もはやオルテガの「大衆」を、さらに先鋭化した適菜さん流の「大衆」のカテゴリーとなっています。相変わらず面白く読むことができました。常見陽介さんの時論のいくつか、中川淳一郎さん、山本一郎@切込隊長などのネット論などにも関…

スティーブン・D・ウィリアムソン『マクロ経済学』Ⅱ応用編

編集から頂戴しました。「新マネタリズム」を標榜する著者の現代マクロ経済学の最先端の教科書です。レベル的には付録の数式を考えると、いまの日本では学部上級のものでしょう。実は僕は本務校のやる気のある面々が集合した国際金融論の講義にこれを利用し…