日本の国債報道は0.01%の長期金利上昇も許せない(国債の危機を煽る商売)

 最近の報道をみると、これが「事件」だそうだ。 ⇒「長期金利は0.25%前後からみるみるうちに0.32%まで急上昇(価格は急落)した。」

日経記事より:http://www.nikkei.com/article/DGKKASDF18H0D_Y5A210C1EA1000/

 またこのわずかな国債金利の変動を「危機」扱いするのが多いですね。二年前は0.8%に上がって大騒ぎしてました。
 ⇒“長期金利急騰”を「国債暴落」や「日銀の思惑外れ」のごとく煽る者たちこそ日本停滞の一因だhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi20130514#p1

 それと同じ状況が数値をさらに細かくして騒いでいるようです。「国債危機商売」とでもいいましょうか。。「市場関係者」と一部悪質メディアの基本姿勢は以下のまんまです。「日本の国債報道は0.1%の長期金利上昇も許せない」http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi20121228#p1

 このままいくとそのうち0.01%上昇しただけで大騒ぎがはじまるな。ちなみに安定的な経済成長に達すれば国債金利はいまよりもかなり上昇しますね。ただ(安定的な成長経路にのってても)日銀の政策スタンス次第ですけどね。

 本当に「商魂」だけはたくましく、日本経済の危機だけ煽るマスコミや「市場関係者」たちには驚きますね。ただこの報道姿勢は、なかなか黒田日銀(あるいは安倍政権)への一斉攻撃の一環とみることもできます。特にギリシャ問題などいいタイミングだと考えてる輩もいるでしょう。「安倍嫌い主義」と同じように、「リフレ嫌い主義」もそれこそリフレ政策のはしの上げ下げにも(笑)批判してきそうな勢いです。自分達の生活のためには、国民生活を叩きのめしてもいいと考える、本当になさけない連中です(しかも自覚のない連中が多すぎるのもなんというか)。