財政危機に関するメモ(IMFのチャート&麻木久仁子「ニッポン政策研究所」など)

 Twitterで集めた財政危機に関する情報を以下に。

 まず各国の財政状況をIMFがチャート化。非常に便利。グロスとネットの累積債務やそのGDPとの比率なども掲載。
 http://t.co/fze4cRR1

 TBSラジオ「ニッポン政策研究所「どうやって財政を再建するべきか」Part1×飯田泰之さんの回をTwitterでつぶやいたものを以下に。内容のまとめにしたつもり。サイトはこちら→ http://t.co/mjDssM8Q

 財政再建3つの視点 1)1000兆円のグロス借金、2)プライマリー赤字、65兆―40兆=25兆の毎年借金。3)毎年1兆円増える社会保障費の問題が本丸。3つはそれぞれ解決策違う。いっしょくたにして危機感煽るの間違い。

 ギリシャと同じになるか? 日本アメリカイギリスはギリシャにならない国。円で借りて円で返すから。円刷ればいい。つまりギリシャ型破たんではなく、財政危機がきたら日本アメリカイギリスはインフレ型財政危機になる。
 格付け会社批判。日本国債の格付けは宣伝、深刻にとるな。ほとんど格付け会社の宣伝に日本国債の格付け利用されてるだけ。
 インフレを過度に嫌う日本の国民性。しかし、ケインズの発言。インフレ→株価上昇→企業恩恵。デフレは現金保有者だけ得。デフレはチャレンジャーに大損になる。
 インフレに適度のインフレ必要。日本では財政破たん論者としてくくられるロゴフもインフレの効用説いている。
 また日本国債の所有者ほぼ日本人。償還は日本人同士の資産の移動。ギリシャとはここも違う。国債償還をみてみると、現役世代から老齢世代(国債保有者)にお金を移動することにほかならない。
 累積債務問題の核心は、老齢世代や資産家に富の移転を意味する。ところでこの累積債務問題はあんまり問題じゃない.