2011-03-08から1日間の記事一覧

ポール・クルーグマン『クルーグマンの国際経済学』

クルーグマンとオブズフェルドの両者の定番テキストなのに、なぜか題名は「クルーグマンの国際経済学」 笑。 最初の翻訳は購入したが、それからはまったく買っていない。なのでこの本を購入したのは20数年ぶりになる。最初の翻訳がいま手元にないので詳細に…

国債は将来世代への負担だ、と考える愚かな人たちに向けて(2022年12月10日改変版)

岩田規久男先生の『経済学的思考のすすめ』は素晴らしい本である。特に財政再建問題の中核がなんであるかを詳細に議論している。と同時に「素人経済学」の代表である辛坊兄弟の著作を徹底的に批判していることも特徴のひとつだ。 さて本書にはデフレ脱却問題…

国民の生活重視の人選よりも、単に官僚的な人事を繰り返すのか?:日本銀行審議委員の女性枠維持について

各種報道によると、白井早由里氏が須田美矢子委員の退任に伴い、次期審議委員の候補になるという。白井氏は欧州経済やIMF改革などについての業績をお持ちな方である。しかしいまの日本銀行の政策について、特に国民的な問題であるデフレ問題についてどう考え…