半世紀少年

 半世紀到達。10代の頃には想像不可能だった領域に、結構それなりに頭の方はまだ大丈夫(?)な感じで到達。ま、「少年」と自分のことを言いだすあたりから、人間はおかしくなるともいえますが(笑)、とりあえず「半世紀少年」「半世紀少女」の仲間入り。

 最近、文学との再接近があり、住谷悦治の研究から少しずつすすめてきた価値多元の方法論が、最近ではアイデンティティの複数性(セン)、物語の複数性(村上春樹)や、小松左京、コーエン、アカロフ、ミュルダールらの研究を通じて、自分なりに深まってきました。昨日もミハイル・バフチンポリフォニー、カーニバル論が、アイデンティティ=物語の複数性の議論と関連があることを知って、少し興奮。まあ、いまさらバフチンか、と文学・思想系からは言われそうですが、ふつう?の経済学者はおそらくバフチンの議論の存在すら知らないまま一生を終えるでしょう。その意味では半世紀で気が付いてよかった 笑。