【ニュースと時代に強くなる 日刊ゲンダイ特選100冊】お先真っ暗の日本経済はどこへ向かうのか

日刊ゲンダイネットで、森永卓郎さんと編集部の方とで上念司さんとの共著『震災恐慌!』を推薦していただきました。どうもありがとうございます!

http://gendai.net/articles/view/book/132358

野田新政権の発足にあたり、私たちが書いたもっとも警戒すべきシナリオー何もしないor増税の二択で揺れ動く不安定な政策ーに陥る懸念が増しています。おそらく日本銀行は政治的な巧者でもありますので、新政権への「サービス」で追加緩和をするでしょうが、今年度中に国債償還レベルで12兆円近くの「貨幣収縮」が決定する中で、おそらく新政権と日本銀行のスタンスだとこれを超える「貨幣拡大」はしない公算が強いでしょう。そうすると必ずデフレ不況、円高予想の高まりがみられると思います。新政権への各業界のリップサービスが一巡する間もなく、日本経済の先行きにずるずると緩やかな不況、もっともおそるべき危機(なぜなら国民が危機にならされてしまう)が待っているでしょう。このような国民を停滞の罠の奴隷にするような政府と財務省日本銀行などを中心とした官僚組織のなにもしないですまそうとする姿勢を今後とも一貫して批判しなくてはいけません。

震災恐慌!?経済無策で恐慌がくる!

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