新刊となります、別冊宝島の『日銀の大罪』。アマゾンで予約が始まっているようです。岩田規久男先生、上念司さん、高橋洋一さん、そして僕など日本銀行問題について従来から厳しい態度で批判している方々を中心にした最新の論説(自分のだけみても非常にわかりやすいイラストなどが豊富で驚きます)が多数掲載、さらに有益かつビジュアルな解説も豊富です。
なぜ日本経済はこうまでダメなのか、その核心をよくある官僚の詭弁や、その引きうつしでしかない御用マスコミや御用学者・エコノミストの詭弁とは違う意見がこの本には満載です。
アマゾンの解説文を以下に
デフレを放置し、震災後の資金供給もしない日銀。震災後は短期オペで40兆円を銀行に供給したが、短期オペだからたった3日しか市場には金が流れなかった。それも銀行間だけ。身内は天下り先として守るが、国民の生活などまるっきり頭にない。その日銀が、日銀法の元、まったく政府の管轄下から離れ、絶大な権限を持つ。そんな日銀マンの生態から思考まで徹底的に暴きだします。
日銀の大罪 (別冊宝島) (別冊宝島 1803 ノンフィクション)
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2011/08/06
- メディア: 大型本
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なお私の日本銀行問題についての包括的な意見は下の著作にあります。こちらも副題に「日本銀行の大罪」とあります。この日本の20年間の停滞とそして日々累積する経済苦からの自殺者増、生活に困窮する人たち、将来の可能性をせばめられている若い人たちと他方で日本銀行職員や官僚たちのように既得権を享受する唾棄すべきものたちの増加、これにまさに責任がある組織としては、「大罪」でも言葉が足りません。
「(身内の中では)白川はよくやっている、という評判しかない」とか「昔の日銀の支店長の豪華な社宅での生活が懐かしい」などという言葉を実は最近日銀関係者から耳にしましたが、正直あいた口がふさがりませんでした。まさに唾棄すべき組織とその所属する人間たちのマインドだと思います。
- 作者: 田中秀臣
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
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